阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

第93戦 vs巨人14回戦【2019.7.26】

東京ドーム
阪神 110 000 200 4
巨人 000 011 000 2
本 ソラーテ1号
○島本3勝1S ●田口2敗1S S藤川4勝1敗1S
阪神 高橋遥、島本、ジョンソン、岩崎、藤川
巨人 菅野、田口、大竹、クック

記念すべき日である。
阪神タイガースにSEXYがもたらされた日として、ファンの間では語られることになるだろう。
ヤンハービス・ソラーテ。
貧打にあえぐ虎打線にSEXYを注入し、救世主になるべくやってきた男。
来日からわずか6日で宿敵巨人を相手に決勝2ランを放った。
この興奮、歓喜虎党が忘れていた感情を呼び起こすド派手なデビューにただただ万歳を繰り返す。

試合前に告示された出場選手登録でドリス、能見、秋山、木浪が抹消された。
守護神を切ってまで欲しかった打撃力。
その期待に応えてくれた。

来日初安打をホームランで飾ったのはグレン以来24年ぶりだそう。
このグレンという響きに一抹の不安を覚えるが、グレンの来日1年目は120試合23本77打点 .256である。暗黒時代のチームにあって割と活躍しているのだ。
バレンティンやソト、ビシエドのようになれとは言わない。グレン程度でも良いから打ってほしい。
今後のSexyTimeに期待したい。

球児が今季初セーブ。
抹消されたドリスに代わり火消し役を務めた。
松坂世代が次々とユニフォームを脱ぎ、現役であっても衰えを隠せない中で今なお驚異的な奪三振率を誇る超人ピッチャー。
毎年春先は不安定だが、シーズン中盤以降から盤石の安定感を得るその調整法も見事。
若手の多い投手陣にあって、陰の投手コーチとしての役割も多かろう。
いつまでもタイガースに居てほしい。

先発の高橋遥は6裏に押し出しで同点に追いつかれた。
もったいない投球だったが、試合をしっかりと作ってはいる。
防御率は2点台前半を維持しており、もはやエース。
今後も期待している。

第92戦 vsDeNA18回戦【2019.7.25】

阪神甲子園球場
ベイ 001 001 004 6
阪神 000 000 000 0
○今永9勝5敗 ●秋山2勝3敗
ベイ 今永
阪神 秋山、守屋、島本、浜地、能見

今永に手も足も出ず。
濱口と今永にいいようにやられてしまった。ベイが理想とする今永、濱口、東、上茶谷という各年ドラ1大活躍構想が半分具現化した形だ。
この理想図は各投手のコンディション不良やケガなどでまだまだ形を成していないが、本当に実現してしまうと脅威的なので各球団とも絶対に阻止しなければならない計画である。
だが、それを見事に阻まれたのがこの2戦。
今永め、ずーっと去年みたいにくすぶっていればいいものを。

我が軍の先発は2ヶ月ぶりに秋山。
一昨年に見せた快投は、一瞬の輝きに過ぎなかったのだろうか。
本格派のエースが誕生したと喜んでいたのに。。
苦しい時期を過ごしてきた選手である。昨オフに右ひざ手術をした影響もあろう。
きっと精密機械のような投球を取り戻してくれるはずだ。
復活を信じて待つ。

完封負けで、試合内容はまるで振り返る価値がないので、明るい話題で締めくくる。
侍ジャパンの指揮を執る稲葉篤紀監督が視察に訪れ守屋を候補に挙げたというのである。
「守屋はゴロを打たせる投手。ジャパンの中でも探しているところ。テレビでは見たが、初めて生で観て球の勢いはあったし、これから見ていきたい選手の一人」
と評した。
阪神ファンからすれば、
守屋を? 稲葉が? マジ? そんなまだまだですよー ゴロを打たせる投手なんて山ほどいるのに守屋ですか? やめてくださいよー
と顔をほころばせてしまう事態である。
まだまだ一軍に定着したばかり。それも何かのきっかけですぐに降格してもおかしくない立場。
稲葉が守屋の中に何を見出したのかは分からないが、日本代表の指揮官が注目しているとなれば励みになろう。
後半戦もバテることなく、一生懸命頑張ってほしい。

第91戦 vsDeNA17回戦【2019.7.24】

阪神甲子園球場
ベイ 000 200 001 3
阪神 000 010 000 1
本 ロペス23号 北條2号
○濱口5勝3敗 ●青柳5勝6敗 S山崎1勝1敗21S
ベイ 濱口、パットン、山崎
阪神 青柳、島本、岩崎

仕事が一段落し、試合を振り返る時間ができた。
ここから、頑張って回顧し、リアルタイムの試合に追いついていきたい。
スポーツ新聞を読み返す。
録画していた試合のダイジェストを観る。
そして思い出す。

スタメンマスクは原口。今季初。オールスターでの活躍が首脳陣にも響いたのだろう。
だが、チャンスで併殺など3タコ。奮わなかった。
(でも神里の盗塁を刺したことも書いておく)
4表のロペスに浴びた2ラン。外に大きくはずしたい球が中に入りスタンドへ運ばれた。その打たれる前の投球も外へはずす球が中へ入り大飛球のファールだった。
視聴者からすれば、防げたホームランではなかったかという印象が強い。
原口も「意思の疎通ができていなかった。僕のミスです。もっと、声やジェスチャーで伝えなければいけなかった」と悔やんだ。
一方の青柳も「ボール球を投げ切ることができなかった。失投。僕の技術不足です」と反省。
バッテリーの悔いと反省が、今後に生かされることを願いたい。

5裏に北條が反撃のソロを放ったが、この日の得点はこの1点のみ。
濱口の良い時は、どのチームも手が出ないので、この日はそういう日だとあきらめるしかない。だが、不愉快なことに、彼は甲子園では6戦4勝負けなしだそうだ。お得意様のベイなのに、こういうジンクスを作ってはいけない。次は勝とう。

9表。
レフトの陽川が筒香のレフト前ヒットを小学生レベルのトンネルで事実上の三塁打にしてしまい、痛恨の追加点を献上するきっかけを作った。
私のTwitterでも「陽川。。。」とつぶやいており、リアルタイムで観ていたその時の自分の落胆ぶりがうかがえる。
チャンスを幾度となく貰いながら、全く生かせない陽川に未来はあるのだろうか。

第90戦 vsDeNA16回戦【2019.7.23】

阪神甲子園球場
ベイ 000 000 501 000 6
阪神 000 011 220 000 6
本 マルテ8号
ベイ 上茶谷、桜井、三嶋、エスコバー、パットン、国吉、山崎、武藤
阪神 ガルシア、守屋、小野、岩崎、ドリス、ジョンソン、藤川、能見

今季5度目の引き分け。
引き分けの試合は長いうえに決着がつかないからとても損をした気分になる。
近本の新人王争いのライバルである上茶谷をマウンドから引きずり下ろしたが、ガルシアが7回につかまる。フォアボールから連打を浴び一気に5失点。
あっという間に逆転されてしまった。
それでも7、8裏に2点ずつ取り逆転するというタイガースにあっては珍しい攻撃陣の活性が見られ、勝利を手にする目前までやってきた。
頼むぞドリス。
の願いは空しく、筒香に同点タイムリーを浴びる。ラミレスの思い付き打順としか思えない2番筒香という奇策を成功させてしまった。癪である。
この後は、双方のリリーフ陣が踏ん張りドローゲーム。

一気に5失点したことを思えば引き分けに持ち込めたことはプラスかもしれないが、やはり9表二死までは勝っていたことを考えてしまうと気分は上がらない。
ま、気持ちを落としても仕方ないので、ここは負けなかったことをポジティブにとらえたい。

この日は両ふくらはぎ痛で戦線離脱していた福留が復帰。6月20日以来の出場で2安打。日米で結果を残し続ける天才はまだまだ衰え知らず。
そして鳥谷が7番ショートでスタメン出場。4月14日以来。木浪、北條、植田が頼りないならばこの人しかいないとずーっと思っていたので、この起用は嬉しい。
しかも2安打を記録。存在感を見せつけた。
4打席立たせてこそのバッター。代打でイマイチなのであれば、他の若手がポンコツならば、タイガース歴代ナンバーワンヒットメーカーを使おうじゃあないか。
矢野監督にはこのスタメン起用を積極的に採るように願う。

第89戦 vsヤクルト14回戦【2019.7.21】

阪神甲子園球場
ヤク 000 101 000 2
阪神 000 030 02X 5
本 バレンティン17号 近本7号
○西4勝7敗 ●山中2敗 Sドリス4勝3敗19S
ヤク 山中、梅野、近藤、五十嵐、大下
阪神 西、ジョンソン、ドリス

前夜のサヨナラ勝ちの良い雰囲気を継続。
西が安定のクオリティスタートで試合を形成する。
4表にバレンティンにソロを浴びて先制点を献上しているのは頂けないが、もうこれは彼の特徴で、大事故は起こさないけれど、サイドミラーをこすったり内輪差で側面にキズを残しちゃったりするピッチャーなのだ。
その小さなキズをこの試合はちゃんとカバーすることができた。
5裏の近本。
北條、西と下位打線が作ったチャンスにホームラン。逆転3ランとなった。
8裏には五十嵐の乱調を突いて2点を追加。ドリスの精神に安心感をもたらす3点差の状況を作り出した。
なぜか苦手としている山中を叩いて2連勝。
西にも5月10日以来の白星がついた。2か月も勝ってなかったのか。
エースと見込んだ男がこの有り様では、今の順位(4位・借金3)もうなずける。

最下位チームとの対戦だったので確実に星を拾わなければならなかった。
2試合ともスッキリ勝ち切った印象は無いが、ぜいたくを言ってはいけない

更新の遅れ

なかなか試合を振り返ることが出来ない。

仕事のせいだ。

もちろん仕事中も試合経過や結果を確認している。が、仕事終わりにそれを書き起こす作業をするところまでたどり着かない。

だいたい1試合につき15分くらい時間がかかってしまう。

炎天下で早朝から晩まで働いた後に、この「書く」作業というのがツラい。

めちゃくちゃ眠いからだ。15分でも多く寝たいのだ。だって翌日も早いから。

誰に頼まれて書いているわけでもないので、ツラければやめればいいだけの話なのだが、せっかく3年続けているから継続させたい。

今の仕事は8月一杯。89戦目以降回顧できていないので、このまま8月末まで書かないということになると38試合分溜めてしまう。単純計算で15分×38試合=570分。9時間半の作業になる。うーん。大変。

思えば去年も書き溜めてしまい、今シーズン直前に回顧し終えるというていたらくになっている。さすがにそれは避けたい。

何か解決策があるわけでもなく、ただただ大変だなぁ、という愚痴である。

そして、愚痴る暇があるなら試合を振り返ることに時間を使うべきである。

とりあえず、今日、2試合は振り返る。

そういう決意表明。

第88戦 vsヤクルト13回戦【2019.7.20】

阪神甲子園球場
ヤク 000 002 001 3
阪神 010 000 021 4
○ドリス4勝3敗18S ●ハフ1勝2敗
ヤク 小川、近藤、ハフ
阪神 高橋遙、能見、ドリス

高橋遥人はもはやエース。
この日は7回93球7安打2四球10奪三振2失点。
6表にツーアウトから逆転を許してしまったのは痛恨だったが、次の7表にもマウンドに上がりしっかり試合を作った。
特筆すべきは10個の三振を奪ったこと。
もう左の本格左腕と呼んで良いだろう。
三振の獲れるサウスポー。
岩貞よ、君のポジションが確実になくなりつつあるぞ。
早く戻ってきなさい。

試合は取って取られてまた取って。
9表のドリスはまたしても暴投でピンチを広げてしまい、同点にされてしまったが、その裏にサヨナラ勝ちすることができた。
先頭は代打で登場した北條のツーベース。このヒットで甲子園の雰囲気が「勝てる」空気になった。そして次打者陽川の送りバント。プロ初バントだったそうだが、とても上手に決めて、この流れをさらに乗せた。
続く近本の場面で3塁走者を北條から江越にチェンジ。
この采配がズバリ。
近本のやや浅めのレフトフライで江越が激走。見事にサヨナラのホームを踏んだ。
ヒーローインタビューでは近本が「北條ならヒットを打たなきゃいけない」とおどけると北條も「ボクなら危なかった」と返す楽しいやり取りもあった。

8裏に逆転してなおも満塁まで攻め立てたが、そこで取り切れなかったことが苦しい戦いになっている。まあ、毎度書いていることなので、もうあきらめているが。
とにもかくにもオールスター後初勝利。連敗を6で止めた。
優勝はともかく、クライマックスは狙える位置にある。
頑張ろう。

ちなみに「キン肉マンデー」に合わせたわけではないだろうが、両チームの先発の背番号がともに29だったことを記しておく。

第87戦 vs中日14回戦【2019.7.17】

豊橋市民球場
阪神 012 010 000 4
中日 010 120 02X 6
本 大山11号 堂上8号 平田6号
○ロドリゲス1勝4敗 ●藤川4勝1敗 S岡田2勝1S
阪神 望月、岩崎、藤川、島本
中日 阿知羅、三ツ間、福、ロドリゲス、岡田

中日に3タテを喰らう。
そして、6連敗。後半戦、いまだ勝ち星なし。7月7日以来、勝利を味わえていない。
鬱屈した思いが蓄積される。健康に良くない。

先発の望月はファームでローテーション投手になっている。防御率も2点台で、いつ昇格してもおかしくない成績をおさめていた。
メッセンジャーの降格で、ようやくチャンスを得た。
前回の4月4日の登板ではリリーフで3回4安打2四球2死球3失点。それから4か月。成長した姿を見せてもらいたい。
と思っていたが、そんなに成長してなかった。
打線が、せっかく4点も取ってくれたのに、すぐ追いつかれちゃう。
5裏の平田に浴びた2ランなどは、ガッカリの極致。
ファームで結果を出して、一軍でチャンスを潰す。球団内で流行ってるのだろう。
強いボールがあるのはわかっている。
あとはそれをどう生かすか。コントロールを付けるのか、鋭い変化球を身に付けるのか。まあ、いろいろあるだろう。
まだ4年目の21歳。藤浪(25歳)の覚醒を信じているの私から見れば、望月に与えられた大躍進の余地は計り知れない。
チャンスを与えまくる指揮官だから、今季中にまたチャンスはもらえるだろう。
その時に、改めて成長した姿を見せてもらうことにしよう。

8裏に球児が勝ち越しタイムリーを浴びて、試合の大勢は決した。
先頭の大島に初球をライトへ運ばれ二塁打。球児の初球はストレートと踏んで、狙っていたのだろう。
連勝中のドラゴンズがこのチャンスを逃すということは無かった。
一死1、2塁でむかえた阿部。
これまた初球をセンターに運ばれた。フェンス直撃の当たりだった。
完璧にとらえられた。だが、近本は追いついていた。
捕れそうな気がした。
だが、捕れなかった。
昨日の試合でも、追いついていた打球を捕れなかった。
フェンスギリギリの打球をキャッチすることの難しさは、これまで幾多の名手が口にしてきているから知っている。
壁に向かって突っ込んでいかなくてはならないのだ。怖いに決まっている。なおかつ、飛んでくるボールを掴まなくてはならない。
ほぼ曲芸に近い。
だが、ファンはそれを求める。
なぜならば、その曲芸ばりのプレーをしてのける選手を見てきているからだ。
来年か再来年、近本が曲芸を身に付けファンを幾度となく湧かせることを夢に見て、今は近本の成長を見守っていこう。

4番大山が4の4。
久々に打棒が奮った試合をモノにできなかったのは残念。
やはり、ハマると驚異的な力を発揮する。
これがあるから、4番から外せない。
あとはその安定性のみ。
私は単なる4番を求めていない。
ミスタータイガースを求めているのだから。

次戦は本拠地甲子園でヤクルト戦。
混戦のセ・リーグにあって盤石の最下位をキープしてくれているチーム。
ここに勝てないようだと、我々がその位置に座ることになる。
大事な3連戦になる。

第86戦 vs中日13回戦【2019.7.16】

ナゴヤドーム
阪神 101 000 000 2
中日 200 000 001 3
○岡田2勝 ●小野1敗
阪神 岩田、藤川、ジョンソン、小野
中日 松坂、谷元、福、ロドリゲス、岡田

5連敗。
明日へのやる気を失くさせる敗戦の仕方に、脱力と失望と静かな怒り。

打てないということ。それは負けるということ。
勝てないということ。それは打たれるということ。

せっかく初回に近本のヒット、盗塁、糸原送りバントで糸井が返すタイガース王道パターンで先制したのに、その裏にあっという間に逆転される岩田。
点を取った後に、すぐに取られるのは最低だよ。
まあ、それでも岩田は粘りの投球で2回以降は無失点。6回まで投げて試合は作った。
7、8回を球児、PJで抑え打線の奮起を待つ展開まで持ち込んだ。
だが、打線は奮起しなかった。4回以降無安打。
松坂、そんなに良かったかしら?
いや、そうでもなかったのに勝手に打ちあぐねた。
3表の陽川。
二死満塁で外角高めのシュートを見逃し三振。この試合で一番ガッカリした場面だった。
自分が5番に起用されたことの意味を理解しているのだろうか。
ファームで結果を出しているのは誰もが知っている。ということは、一軍で打つ以外に生き残る道はない。それなのに、全然結果を出さない。一体、何度チャンスをふいにすれば気が済むのだろう。
ちなみにこれは江越にも当てはまる。
伸び悩み選手多すぎる。。

近本が20盗塁を達成。新人での20盗塁は赤星以来だそう。
よく頑張っているが、9裏の平田の打球は捕ってほしかった。だって、追いついていたもの。
新人選手に色んなことを求めるのは酷かもしれないが、レギュラーとして起用されている以上、厳しい目で見つめざるを得ない。

その9裏は小野がフォアボールから崩れて、最終的に押し出しサヨナラ負けになった。
満塁でむかえたアルモンテへの4球目は絶対にストライクだと思ったがボール判定。
これでカウントは3-1となり、次の投球で押し出しになる。
仮に、あのボールがストライクコールされても何かしらの形でサヨナラ負けになったとは思うが、飯塚球審がしょうもない判定をしたということを記憶にとどめておくためにここに記しておきたい。
本来なら先発で起用されるべき小野が中継ぎとして、しかも緊迫した場面で起用されている。力はあるということだ。
突発的に四球を連発する癖さえ改善されれば、タイガースを支える投手になれるはず。
焦らずに見守っていきたい。

自力優勝消滅。
昨年の最下位チームがおこがましい。
最下位脱出が今季の目標だもんね!

第85戦 vs中日12回戦【2019.7.15】

ナゴヤドーム
阪神 001 001 000 2
中日 100 001 02X 4
本 陽川2号 アルモンテ3号
○大野雄6勝6敗 ●ジョンソン2勝2敗 S R・マルティネス3敗7S
阪神 ガルシア、藤川、ジョンソン、小野
中日 大野雄、R・マルティネス

オールスターで大暴れした虎軍団だが、お祭りに特化されたイベントでストレートしか投げないピッチャーの球をいくら打ったところで、なーんの価値もない。
ペナントレースで打ってほしいのだ。

そんな願いを込めた後半戦初戦。
前半戦終了時に指揮官が「やはり点を取りたいですね」と言っていたが、全然取れなかった。
前回の対戦でも抑え込まれた大野雄に8回5安打に封じられ、完全にカモられた。
3表に同点ソロを放った陽川を一応褒めてあげるが、これまでに貰っているチャンスの多さからすれば、結果を出す率があまりにも低すぎる。
6表は近本のヒットを糸井が返す、いまタイガースができる唯一のタイムリーパターンで勝ち越しウカれたが、その後のチャンスを大山が併殺で潰すいつものパターンで現実に戻る。
大山については「我慢」を決めているので、不平不満は言わない。
まだ「我慢」できる。

ガルシアは試合を作ったが、初回に先制点を許す展開が残念だった。
今のタイガースに追いかける展開はつらい。
6裏のアルモンテに一発を浴びたのも痛恨だった。
しかし、開幕当初の使い物にならない投球からは脱却し、しっかりローテーションの一角を形成できる存在になった。我々が求めている姿に近づきつつある。
メッセが離脱した今、実績のあるガルシアにかける期待は大きい。
目標の数値は昨年マークした13勝。えーと、あと11勝。。

PJが打たれてしまった。
糸井のファインプレーでツーアウトになってからの連打で勝ち越された。
「こんな試合もある」と自らを慰めるが、「PJもダメになったのでは」という不安の方が大きい。

オールスターで大活躍した近本がその好調を継続させていることが救いだが、他はすべて不安要素に包まれた後半戦初戦。
マルテも脚を痛めて途中交代したし。ソラーテがやってきたときに、マルテと同時併用できないと意味がないのに。うーん、こうなったらナバーロの覚醒待ちか?

これで中日と1ゲーム差になり、あっという間に5位転落が目前に。
オールスター休みで忘れかけていたが、そもそも4連敗なんだよな。。