阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

第15戦 vs広島4回戦【2023.4.19】

阪神甲子園球場
広島 000 000 100 1
阪神 000 012 30X 6
○大竹2勝 ●遠藤1勝2敗
広島 遠藤、島内、黒原、アドゥワ
阪神 大竹、岩貞、K.ケラー

身長ぐらいか、まあもうちょっと上がってると思うで(笑い)

この発言の前にも「汚い当たり」とサトテルのバッティングを評していたが、「身長ぐらいか」というジョークが入っているところに、実はとても嬉しいのだということがわかる。少しずつではあるが、サトテルは向上している。指揮官はそれをつかみ取っているから5番で起用し続けているのだ。そして、タイムリーを打った。喜んでいるのだ。
私も信じている。サトテルはいずれ必ずパカスカ打つ。
ちなみにサトテルの身長は187cm。今の打率は.191。仰る通り、打率の方がわずかに上だ。この少差をしっかりと把握しているのも目をかけている何よりの証拠。

★ピックアップ
・近本光司
1試合2三塁打。長い歴史で1試合2三塁打はたくさんいるので、ちょこっとネットで調べただけでは過去に何人いたかわからないが、1試合3三塁打は過去に5人しかいないことが判明し、それを父親と兄とのグループラインでクイズにしたところ、大いに盛り上がった。家族団欒をもたらしてくれた功により、三原城を与える。

《試合メモ》
・5裏。先頭の5番サトテル、全くタイミング合ってなかったけどレフト線にポトリと落ちるツーベース! チーム初ヒット。2塁へ気迫のヘッドスライディング!
・続く今季初スタメンの井上広大が詰まりながらもライト前に運び無死1、3塁のビッグチャンスを作る!
・そして、7番坂本がきっちりライトへ犠牲フライで先制! 初球のセーフティスクイズは失敗したけれど、その後に最低限の仕事できたことが大事。
・6表。二死1塁。牽制でランナー菊池を誘い出し2塁タッチアウト。大山の送球がワンバウンドしたのを木浪もナイスキャッチ。大竹の技術と木浪の捕球力に拍手👏
・6裏。先頭の近本が2日連続のスリーベース。今季3本目。不滅の18三塁打を記録した大先輩、金田正泰超えを!
・続く中野はセカンドゴロも3番ノイジーがセンターオーバーのタイムリーツーベース! シェルドン!
大山は三振で凡退も、5番サトテルが三遊間を抜く今季初タイムリーヒット
・7表。一死1、3塁でデビッドソンのセカンド-ライト間にフラフラと上がったフライをセカンド中野が背走しながらキャッチ! ナイスプレー! さすが日本代表!
・7表。大竹の後を受けて二死2、3塁で登板した岩貞が後続を断つ。回またぎで8表も無失点ピッチ。
・7裏。一死2、3塁で近本が左中間を割る本日2本目のタイムリスリーベース! さすが選手会長! めざせ19三塁打
・続く中野がライト線へのタイムリーツーベース! さすが日本代表!
・誕生日の植田海を打席に立たせてくれた。ハッピーバースデーが流れるのは良いよね。さすが岡田監督。人情采配。
・9表。K.ケラー、無失点ピッチ。2奪三振。カッコイイ。奪三振率13.50
大竹、6.2回103球6安打無四球4奪三振1失点。ナイピだった。
・ヒーローインタビューでの岩貞大竹の熊本弁の掛け合いは良かった。ナイスインタビュアー。
岡田監督の腕時計が黄色でカッコいい。どこのメーカーなのか調べよう◎

《ちょっと反省》
・7表。大竹中野のファインプレーで二死まで取れたから1、3塁での上本は抑えて欲しかったなー(レフト前のタイムリテキサスヒット)。よく投げてたけどね。責めません。
大竹。ヒーローインタビューで「雨の中での登板が多いことが話題になってますが、ご自身ではどう思いますか?」の質問に「雨でズレている事は神からのお告げだと思ってやっています」と答える。たぶん、ジョークのつもりだったと思うけど、球場はそんな感じにならなくて、若干微妙な空気が流れる。グリーンウェル感もあるし。。それとも、ホントに「神」っぽい何かに傾倒してるのかな...助っ人にありがちなキリストっぽいヤツなら良いけど...まあ、ちゃんと投げてくれれば何に信心してても良いんだけどさ。。

●指揮官コメント全文

-久しぶりに6得点での勝利
「あーん、ねえ。開幕以来ですかね。ぉん。まあ、そんなに悪いは続かないしね。まあ、きょうは、うまくね。むこうの遠藤もよかったし。まあ、どっかで、後半はあるかなあと思ったんですけど。まあ、うまく点がとれましたね、きょうは」

-先制点は坂本の犠飛だったが
「いやいや、その前にセーフティースクイズで、先に1点取ろうかなと思っていたんやけど。まあ、ね。チャンスのときに、坂本もすごいいい仕事をするんでね。なんとか、先に点を。まあ犠牲フライだけどね、先に点がほしかったんでね、よかったですね」

-大竹がすばらしい投球だった
「そうね。あの、前の(登板の)方がよかったんかな。今日は5回ぐらいから、ちょっとボールも上ずっていて、まあ7回いくかなあというのはあったんだけど。まあ、あれは準備してたんでね。だから、なんというか1点よりも2点とって…。3点になったんだけど。また1点とられたんだけど、後ろのピッチャーのためにも、もっと点を取りたかったんで。負けてるチームの攻撃みたいになったけど、あとのピッチャーもそれで楽になるんでね」

-西純矢で3連勝を狙う
「いやいや、西もねえ、この間巨人戦一つ勝っとんでね、ずーっとあんまい調子良くないんや、ずーっと言ってるんだけどね。でもまあ、これで自分だけ負けられないでしょ。明日はね、西もね」

(囲み)
-佐藤輝にようやく
「ようやくてお前(笑い)汚い当たりで2本で(笑い)まあでもチャンス広げたからな」

-これをきっかけに
「それはやっぱりなあ、数字も上がるし、そらきっかけになると思うよ(笑い)。身長ぐらいか、まあもうちょっと上がってると思うで(笑い)」

-タイムリーも
「いやいや、もう何て言うかな、コンパクトにねえ、あれもボール球振っとったからな、ぉん。コンパクトにいけ言うたんや」

-今日は打つべき人が打ったので、これだけ点が入った
「そらあ、なあ、打つべき人が打てば、その打順でやっぱり打点にもなるしな。チームも助かるし」

-井上が初スタメンで初安打
「すごい進塁打やなあ(笑い)。うーん。もう狙とったんやろうなあ。ライトに」

-何とか結果を出したいという気持ちが出ていた
「いや、そら、みんなそうや。出たらなあ。ぉん。まあ、いつも言うように出んよりヒット出た方がいいよな。どんな当たりにしてもな。Hのランプがつくと野手というものは元気になるもんでな」

-中野の背走キャッチも大きかった
「おお、大きかったね。いやいや、もう、ベンチからあの高さ上がったから捕れるなと思っていたけどね」

-岩貞、岩崎でいくと言われていたが、9回がK・ケラーだったのは
「まあ、点差開いたからや」

-大竹も日にちが開いた中でうまく調整した
「そうやな。ぉん。まあ、なあ。(今日も試合前に)雨降ってきたしなあ(笑い)、また。何となく嫌な感じやったけど。まあでも2回とも、あんなピッチングしたらなあ」

-打線が勢いをと言っていて、6点とれた
「ちょっとああいう流れ的には、打線も、つながりという意味でな。そういう意味では、明日はどういう打線がつながるかやろうな。明日つながったらもう、大丈夫と思うけどな」

-近本が昨日から三塁打3本
「いや1本目言うたんよ、ヒット打たんと走られへんでって、いうたんよ。そしたらまた、三塁打打ちよったから。走られへんからな、あいつもう。言うとったらほんま、また三塁打打ちよったから。裏でヒット打てって」