阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

第12戦 vsDeNA4回戦【2023.4.14】

横浜スタジアム
阪神 020 000 100 3
ベイ 000 143 00x 8
ガゼルマン2勝 ●青柳1勝1敗
阪神 青柳、富田、ビーズリー、加治屋
ベイ ガゼルマン、ウェンデルケン、エスコバー、入江、森原

ラグビー・リーグワン。
この日は関西ダービーで花園近鉄ライナーズとコベルコ神戸スティーラーズが激突。
前半は神戸が優位に進めるも、後半は近鉄がペースを握る。それでも試合巧者の神戸がリードを保っていたが、試合終了直前に近鉄がトライ&コンバージョンキックでスコアをひっくり返し(34-33)、今季初勝利を決めた。
近鉄はここまで14戦全敗だった。15戦目にして、ラストワンプレーでの逆転勝利は実に見応えがあり、感動的だった。
昨季の我が軍の開幕9連敗後の初勝利の歓喜が思い出され、目頭が熱くなった。
一方の神戸はまさかの敗戦で、いよいよ入れ替え戦圏内の順位が近付きつつあり正念場。
リーグワンは来週が最終節。ますます目が離せない。

今年一番しょうもないゲームというかな。展開的にな。あっこでああいう感じなったら、どうしようもないよな。

岡田監督のこの発言を聞くまでもなく、つまらない試合だった。
つまらない試合なので、他のことで気を紛らわそうとする。
そうなれば、ラグビーを観てしまうのは必定。
エースゆえに厳しい言葉を選んだ指揮官。
次回登板で青柳がどう立て直してくるのか、見ものである。

★ピックアップ
・木浪聖也
恐怖の8番打者として打率4割をキープし続ける。
新人時代のオープン戦で打ちまくっていたが、それ以来の爆発ぶりは実に喜ばしい。
きっと小幡もいい刺激になって、いつの間にか打撃力が上がっていることだろう。

《試合メモ》
・ファーム。秋山ソフトバンク相手に7回1失点。良いね。井坪もヒット打ちました。
・1裏。一死1塁で宮崎のショートへの当たりを木浪が機敏な動きで捕球し、併殺に打ち取る。素晴らしいプレー。
・2表。7番梅野が投手強襲のヒット。からの盗塁(際どかった。リクエストされなくて良かった)。
・そして、8番木浪がセンター前へ先制タイムリー。4割バッターが8番にいるの心強い。
・続く青柳が1塁線を破るヒット。
・二死1、2塁になって、1番近本が右中間へタイムリー! さすが選手会長
・2裏。一死1塁で関根のレフト前ヒットで1塁走者牧が3塁を狙うも、レフトのノイジーが見事な送球で刺す。
・4裏。二死2塁で伊藤光のセンターへ抜けようかという当たりをセカンド中野が追いつき、失点を防ぐ。結果的に後続の京田を打ち取り、最少失点で切り抜けたので、大きなプレーだった。
・5裏。青柳降板と共に守備も入れ替え、サードに入ったサトテル伊藤光のサード線の当たりを横っ飛び好捕。
長坂今季初出場。ある程度大勢の決した試合で選手の試合勘を損なわせない岡田監督の起用法。さすが。
・6裏。センター近本が宮崎のフェイス際の飛球をジャンピングキャッチ。すてき。犠牲フライにはなったけど。
・7表。途中出場のサトテルがライト前ヒット! ボクは信じてます。
・7表。中野、一死1,3塁でセンターへ犠牲フライ。去年は得点圏に弱かったが、最低限の仕事が出来るようになった。
・6裏途中から登板のビーズリー、ヒットは打たれたけど無失点ピッチ。
・8裏。加治屋、ヒットは打たれたけど無失点ピッチ。
木浪、猛打賞。このまま打ち続けて日本球界初の4割打者になろう。
近本、マルチ。春先に打たないというイメージを完全に払拭。

《ちょっと反省》
青柳、5回途中降板。キレもコントロールもいまいちだったね。粘れず。無念。
・同点を許してしまった牧への押し出しだが、最後の6球目はストライクじゃないのかなー。それで三振のはずだっただけどなー。が、球審は秋村。やんぬるかな。
富田、回跨ぎの2イニング目に捉えられる。まあ、これも経験。

●指揮官コメント全文

-先発青柳は制球が乱れて失点に
「今年一番な、悪いしな。悪いゲームになったな」

-立ち上がりからよくなかった
「だから1回、2回な、あんだけ助けられたんやから、そら立ち直らなアカンわな。普通は立ち直るけどな。両方、どっちも点とられてるようなな、展開やん。ゲッツーにしろ、な、サードのタッチアウトにしろな」

-慎重にいきすぎた
「いやいや、慎重じゃないやろ、いやいやそんなんお前。ストライク入れへんねんやから(笑い)。それはちょっとお前、言葉よすぎるやん。慎重にいったから、ストライク入れへんって。開幕ピッチャーやで、お前」

-立場的にも3失点まで
「いやまだ1点やったら、わからへん。そらお前、投げさすつもりやったよ。1点差で、2対3でな。打順回るまで投げさせとったよ。球数も少ないし。1点ぐらいやったら投げさすよ」

-攻撃も点差開くと難しなる
「そら難しなるやん。今年一番しょうもないゲームというかな。展開的にな。あっこでああいう感じなったら、どうしようもないよな。開幕ピッチャーがああいう形で2点先行してな。ほんで守りでうまいことしのいで、しのいでのゲームやから。あのへんまでで立ち直ってな、すっといかな展開やな」

-佐藤輝は替わってすぐいいプレー
「いやいやまあ、それはたまたまやろう。そのなあ。まあ、明日の天気もあるけど、あんまりピッチャー使いたくないからな。それでああいう形になっただけで」

-富田交代のタイミングでバッテリーごと交代
「だから今言うたやん。長いイニング投げささなアカンからって。梅野と代えて出したんやんか」