阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

第88戦 vsヤクルト13回戦【2019.7.20】

阪神甲子園球場
ヤク 000 002 001 3
阪神 010 000 021 4
○ドリス4勝3敗18S ●ハフ1勝2敗
ヤク 小川、近藤、ハフ
阪神 高橋遙、能見、ドリス

高橋遥人はもはやエース。
この日は7回93球7安打2四球10奪三振2失点。
6表にツーアウトから逆転を許してしまったのは痛恨だったが、次の7表にもマウンドに上がりしっかり試合を作った。
特筆すべきは10個の三振を奪ったこと。
もう左の本格左腕と呼んで良いだろう。
三振の獲れるサウスポー。
岩貞よ、君のポジションが確実になくなりつつあるぞ。
早く戻ってきなさい。

試合は取って取られてまた取って。
9表のドリスはまたしても暴投でピンチを広げてしまい、同点にされてしまったが、その裏にサヨナラ勝ちすることができた。
先頭は代打で登場した北條のツーベース。このヒットで甲子園の雰囲気が「勝てる」空気になった。そして次打者陽川の送りバント。プロ初バントだったそうだが、とても上手に決めて、この流れをさらに乗せた。
続く近本の場面で3塁走者を北條から江越にチェンジ。
この采配がズバリ。
近本のやや浅めのレフトフライで江越が激走。見事にサヨナラのホームを踏んだ。
ヒーローインタビューでは近本が「北條ならヒットを打たなきゃいけない」とおどけると北條も「ボクなら危なかった」と返す楽しいやり取りもあった。

8裏に逆転してなおも満塁まで攻め立てたが、そこで取り切れなかったことが苦しい戦いになっている。まあ、毎度書いていることなので、もうあきらめているが。
とにもかくにもオールスター後初勝利。連敗を6で止めた。
優勝はともかく、クライマックスは狙える位置にある。
頑張ろう。

ちなみに「キン肉マンデー」に合わせたわけではないだろうが、両チームの先発の背番号がともに29だったことを記しておく。