阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

第34戦 vsDeNA8回戦【2021.5.8】

横浜スタジアム
阪神 000 130 000 4
ベイ 000 100 000 1
本 牧7号
○伊藤将3勝 ●ロメロ1敗 Sスアレス1勝8S
阪神 伊藤将、スアレス
ベイ ロメロ、国吉、砂田、三上

◆この試合のメモ
・ファームで湯浅京己が2年ぶりに登板し1イニングを無失点。
・メル・ロハスJr. ついに一軍昇格!
・佐藤輝明が2打席連続タイムリー! 2打点で打点王ランキングトップに浮上。
・サンズがマルチ安打。
・近本が勝ち越しタイムリー!
・伊藤将が8回1失点のナイスピッチングで25歳の誕生日に3勝目を挙げた。おめでとう🎂
スアレスが161キロピッチングで8セーブ目。
能見篤史(オリックス)がレアードを三振に仕留め、1500奪三振を達成。(阪神で1496個!)
併殺打3つはいただけない。

湯浅はケガでずっと実戦から遠ざかっていたので、ファームとはいえ投げることが出来たのは大きな一歩。
まだまだ若いので、これからの成長も期待できる。焦らず頑張ってほしい。

前日の大敗を翌日に引きずらないのが今年のタイガース。
しっかりと勝ち切って、悪い流れを断ち切った。
その立役者は伊藤将。
8回101球6安打無四球5奪三振1失点。
6回まで毎回安打を許したが、連打はさせないピッチング。四球も無いからリズムも崩れない。失点は牧のソロホームランのみだった。
これで無償の3連勝。髙橋遥人が出遅れている中で、この新人左腕の活躍はありがたい。

ロハスJr.がついに一軍に昇格した。
結果は併殺、二飛、三振、三振と全く良いところなしだったが、韓国で二冠王を獲得した男である。日本の野球に慣れてくれば必ずや爆発するであろう。

佐藤輝明が2、3打席目にタイムリーを放ち試合の行方を決定的なものにした。
特に2打席目のセンター前ヒットはゴロだったが強烈な当たりで二遊間を抜けていった。ホームランでなくとも、観る者をワクワクさせる打者であることを再認識させられた。大山が不在でもこの男がこの調子で打ってくれるならば全然問題ない。

この佐藤の陰ではサンズ、近本がしっかり仕事をしている。それも今季のここまで首位に居続けられている要因だろう。
そして、9回のマウンドにはスアレスという絶対的な存在がある。
161キロピッチングでしっかりと試合を締めてくれた。

3つの併殺というちぐはぐさがありながらも、打つべき人が打って、抑える人がちゃんと抑えてくれる。
ミスをカバーしあえている野球がここにある。矢野野球の完成型だろう。

能見の1500奪三振はめでたい。できればタテジマ時代に達成してほしかったが。
ドーム球場が主戦場のパ・リーグならば、まだまだ活躍できるのかもしれない。頑張れ。

第33戦 vsDeNA7回戦【2021.5.7】

横浜スタジアム
阪神 001 101 300 6
ベイ 000 402 51X 12
本 佐藤輝10号 糸井1号 オースティン5号
○三上1勝1敗 ●小林1敗
阪神 チェン、馬場、桑原、小林、小野、守屋
ベイ 中川、石田、エスコバー、シャッケルフォード、砂田、三上、山崎、伊勢

◆この試合のメモ
・植田海が脇腹痛から復帰して開幕以来の一軍昇格。
・超人糸井が今季初先発! そして、近大アベック弾となる今季1号を放つ! しかも、誰も打てなかったエスコバーから!
・チェンが日本球界復帰後初ヒット。送りバントが絶妙なところに転がってオールセーフのHランプ。先制点につながった。
・大山に代わり4番サードに入った佐藤輝明が第10号ホームラン!
・原口が代打でヒットを放ち、チャンスを広げる。
・マルテが同点タイムリー! 芸術的な走塁で2塁も陥れる。
・梅野がマルチ安打。
・中野が猛打賞。全打席出塁。
・二桁安打を記録した。
・まだ貯金12。まだ首位。
・桑原、小林、小野、守屋。勝ちパターン以外のリリーフ陣が崩壊してる。

たくさん打ったけど、相手にもっとたくさん打たれた。そういう試合。
まあ、ここ最近のベイはそういうチームである。そういう野球は成績に反映されないことは彼らのここ最近の順位が教えてくれる。

植田海は昇格したが出番は無かった。まあ、この試合展開では致し方ない。

糸井が初スタメンで一発を放った。大山が抹消されたことにより佐藤輝明がサードに入り、その佐藤輝明が守っていたライトでの先発だった。力が衰えたわけではないということを示す一発。この力を持つ男をスタメンで起用しなくても勝てているというのが今のチーム状況の良さを顕している。

チェンが日本球界復帰後初ヒットを打ったのは喜ばしいが、投球内容は芳しくなかった。全盛期のスピードが出せなければ、コントロール、球のキレで勝負していかなければ活路は見いだせない。まだ、キレがないようにテレビ画面越しには見える。まあ「キレ」という漠然としたモノをどうやったら向上させることが出来るのかは素人の私にはさっぱりわからないが。
とにかく、こんなところで終わってほしくない選手。復活を待ちたい。

佐藤輝明が2試合連続のアーチで虎党を湧かせた。
これで10号。ヤクルトの村上、山田と並んでトップである。
場外弾を放った時とほぼ同様の飛距離で、今度は業務スーパーの看板に直撃させた。今後、「業務スーパー弾」として語り継がれることになるだろう。
エンジェルスの大谷が打つと、それに呼応するかのように打つ、というのもネットで盛り上がっていた。いずれはそんな小ネタも忘れ去られるだろうが、ちゃんと書き残しておこう。

マルテの芸術的な走塁、というのはタッチをよけ切ったということでそういう表現になっている。
ttphtt

マルテは日本に来てから確実に上手い選手になっていると思う。

それなりに打ったのに負けたのは中継ぎ陣が崩壊したからである。
桑原はもう厳しいかもしれないが、今まで頑張ってくれたからまだ許せる。
だが、小野や守屋はまだこれからの選手だ。もっとしっかりしてほしい。

ps://twitter.com/DAZN_JPN/status/1390630202145914882?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1390630202145914882%7Ctwgr%5E%7Ctwcon%5Es1_c10&ref_url=https%3A%2F%2Ffull-count.jp%2F2021%2F05%2F08%2Fpost1083341%2F2%2Fs://twitter.com/DAZN_JPN/status/1390630202145914882?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1390630202145914882%7Ctwgr%5E%7Ctwcon%5Es1_c10&ref_url=https%3A%2F%2Ffull-count.jp%2F2021%2F05%2F08%2Fpost1083341%2F2%2F

第32戦 vsヤクルト7回戦【2021.5.5】

明治神宮野球場
阪神 002 000 000 2
ヤク 000 010 010 2
阪神 青柳、岩貞、岩崎、スアレス
ヤク 奥川、今野、清水、石山

◆この試合のメモ
・マルテが先制2点タイムリー! 下位打線から作ったチャンスを二死までいきながら得点できたのは大きい。
・負けなかった。

得点の少ない試合のメモは少なくなりがちだ。
仕事でチラ見観戦しかできていないときはなおさらだ。

開幕から不動の3番打者として打線を支えてくれているマルテ。
二死満塁のチャンスで奥川のストレートが甘く入ったところを逃さなかった。逆らわずにライト前へ運ぶクリーンヒット。こういう打撃ができる極めてクレバーな打者、それがマルテである。

このあと、奥川を打ち崩せなかったのが引き分けになってしまった原因だが、負けなかったことを喜ぼう。32試合目にして初の引き分け。リーグでは最遅。
ところで、奥川は前回の対戦よりも確実に良くなっていた。これから先、どんどん成長して打てなくなっちゃうピッチャーになるんだろうな。今のうちにコテンパンにして苦手意識を植え付けたいのだが、この試合ですでに6回3安打に抑えられてしまっている。もはやこちらが苦手意識を植え付けられそうな勢いだ。

大山が試合途中でベンチに下がった。
試合翌日に抹消が発表される。
背中が張っているとのこと。
今季は初球から積極的に打ちいく姿勢が好印象で、ここ最近は打撃の調子も上向いてきたところだっただけにいなくなってしまうのは悲しいが、チームは無理をさせなくても良い環境にある。何と余裕のある布陣。
早く治してほしいことに変わりはないが、万全な状態になるまで焦らなくても良い。
私たちには佐藤輝明がいる。

先発の青柳は6回94球6安打1四球4奪三振1失点。試合を作った。
全然悪くないが、私は青柳には最低限常に7回まで投げ切ってほしい、という高いハードルを設定しながら観ているので(知らねえよ、と思うだろうけど)、やや不満である。
でも、本人も13勝したいと公言しているので、こちらもそれを達成したいならヌルい気持ちで観てはいけないと思っているだけのことである。
まだ2勝。
このままでは13勝なんて夢のまた夢。この日のような試合を勝ち取ってこその数字だ。厳しくも温かい目で見守りたい。

第31戦 vsヤクルト6回戦【2021.5.4】

明治神宮野球場
阪神 001 012 124 11
ヤク 000 130 010 5
本 西浦1号 マルテ7号 中野1号 サンズ8号 佐藤輝9号
○岩貞2勝 ●近藤1敗
阪神 西勇、馬場、岩貞、岩崎、小林
ヤク 田口、近藤、坂本、杉山、梅野

いつの間にか一カ月以上も更新が遅れている。
このままでは、また来年の開幕前に薄れた記憶を呼び起こしながらのしんどい作業になってしまう。
五輪休みの間に追いつけばいいや、という甘い考えではいけない。五輪は五輪で忙しい。更新などしている暇はない。
今から、なるべく毎日複数本書いて6月中に追いつこう。

GWに行われたデーゲーム。
本来ならば5/3にも行われるはずだったが、東京都へ緊急事態宣言が発出されたことにより5/3の試合を延期としたのだ。開催したところで無観客では主催チームの売り上げは激減、ならば延期しようという判断である。
さすがに3連戦は延期できないから5/4、5は無観客での開催となった。

当ブログの更新は遅れているが、試合ごとのメモは残している。
・負け試合の展開だったのに、猛打爆発で4連勝! マジ強い。
・陽川が代打で同点に追い付く2点タイムリーヒットを放つ! ここのところ全然良いとこ無しだったから、とても嬉しい!
・マルテが打った瞬間のソレ! ラパンパラ!
・近本、糸原、サンズがマルチ安打!
・我らの佐藤輝明がホームラン。ついにレフトスタンドへ叩き込む逆方向弾!
・中野がプロ初ホームラン!
・イマイチな投球だったの西勇輝に負けがつかなかった。

このメモを基に振り返る。
5回終了時点で2-4とビハインドの展開だった。
西勇輝の投球がピリッとしないのだ。
5回96球6安打2四球5奪三振4失点(自責点2)。ここのところなかなかエースらしいピッチングが出来ていない。ずっとこのままだと困るので復調してほしいのだが。

6回以降毎回得点で9点取った。
マルテ、サンズ、佐藤輝、中野と4本ものホームランが飛び交ったのだ
新人選手のアベックアーチは49年ぶりのことだそう。
前回は72年5月30日の大洋戦で望月充と中村勝広だった。この試合も他に遠井、田淵がホームランを放ち7-5で勝っている。
佐藤輝明の一発は逆方向のレフトスタンドへ運んだものだった。


www.youtube.com
キャンプやオープン戦で逆方向にも飛ばせるパワーを観てワクワクしていたが、ついに公式戦でも飛び出した。
これぞ佐藤輝明。この先がますます楽しみ。

7表のマルテの一発は勝ち越しホームランで価値があった。
このホームランでチームに勢いがついたと言える。
過去2年間、フルで戦うことのできなかったマルテを残留させたタイガースのフロントはえらい。

劣勢を一発攻勢を絡めてひっくり返して制す。
これは強いチームの野球で、タイガースではなかなかお目にかかれない戦法である。
それが出来ている。
今秋に期待を抱かせる試合であった。

第30戦 vs広島7回戦【2021.5.2】

阪神甲子園球場
広島 001 110 000 3
阪神 001 042 00X 7
本 佐藤輝8号
○ガンケル5勝 ●野村3敗
広島 野村、中田、コルニエル、森浦、菊池保
阪神 ガンケル、馬場、小林、岩貞、岩崎、スアレス

前日の試合が3回終了時点で大雨に見舞われ降雨ノーゲームとなった。
どちらも無得点だったので、お互い損得なしだろう。
まあ、主催のタイガースとしては無観客試合が1つ減ったのでありがたかったのか。
相手の先発高橋は良さそうだったし、こちらの伊藤も粘りの投球であった。あのままなら投手戦が展開されていたかもしれない。
そんな1日を挟んでの5月のファーストゲームの先発はガンケルと野村。

ガンケルは前回の登板で3回まではスイスイと抑えたが、4回から去年の悪い時のガンケルになってしまい、今後に不安を感じさせたが、今回も良くなかった。
5回100球7安打4四球5奪三振3失点。
毎回ランナーを背負うピッチングでチームに流れを呼び込めなかった。
本人も
調子も良くなかったと思うし、相手を抑えることに苦労したところも多かったけれど、チームメートがよく守ってくれたし、逆転もしてくれたから本当に感謝しているね
とコメントしている。

そのガンケルが感謝した打線の活躍を振り返ろう。
まず、書き残しておかねばならないのは、この日の4番が佐藤輝明であるということ。大山が疲労を考慮されてスタメンを外れ、その位置に佐藤輝明が入った。しかしながら、違和感は全くなかった。
先制を許した直後の3裏。
先頭の近本が出塁し、糸原の三振の投球で盗塁を決め一死2塁のチャンスを作ると、マルテが詰まりながらもショート後方へのタイムリーヒットを放ち同点に追いつく。

4、5表にガンケルが1点ずつ取られ、嫌な感じがしたところに佐藤輝明がやってくれる。
5裏。
近本ヒット、糸原フォアボール、マルテヒットで無死満塁の絶好機を生み出すと、佐藤輝明が追い込まれてからの低めに落ちていくチェンジアップを絶妙な身体のバランスで捉え右中間スタンドへ叩き込んだ。
逆転満塁ホームラン。

この一撃で野村をマウンドから引きずり下ろした。そして、流れは完全にタイガースのものに。
6裏には相手のバッテリーミスと佐藤輝明のレフト前にしぶとく落とすタイムリーでさらに突き放す。

4点差となりながらも岩貞、岩崎、スアレスの盤石リレーで快勝となった。
しかし、新時代のスーパースターの活躍を大観衆の甲子園で見届けられなかったのは実に残念。
コロナが収束し、いずれ来るであろう超満員の甲子園で再び佐藤輝明が想像を超える一発を放つ日を心待ちにしたい。

第29戦 vs広島6回戦【2021.4.30】

阪神甲子園球場
広島 000 000 020 2
阪神 110 020 00X 4
本 クロン3号
○秋山3勝2敗 ●九里3勝3敗 Sスアレス1勝7S
広島 九里、高橋樹、菊池保
阪神 秋山、岩崎、スアレス

前回の登板で巨人打線にKOされた秋山だったが、この日は7回1/3 94球6安打3奪三振無四球2失点で3勝目を挙げた。
失点したのは8イニング目で7回までは無失点。完封も見えてきそうなナイスピッチングだった。
相手の九里も四球を出さない投球が身上のピッチャーだが6四球と乱れ、秋山に軍配が上がった。
ヒーローインタビューでは「特に武器の無い自分」と謙遜したが、コントロールという最大の武器が発揮された一戦だった。
8表にクロンに浴びたホームランは仕方ない。助っ人のバカ当たりみたいな事故のような一発だった。リードしているときは許される。

打線は微妙なコントロールに苦しむ九里を攻め立て4得点。
中日戦で調子を下げたと思っていたサンズが先制のタイムリーを放ったのは嬉しかった。
2裏は好調を持続し続ける糸原がタイムリー。
更なる二死満塁のチャンスで大山が凡退したのは残念だったが、初回に続いて得点できたことは九里にダメージを与えたことだろう。
5裏には無死から大山ヒット、サンズフォアボールでチャンスを作ると佐藤輝明が1、2塁間をゴロで割るタイムリーヒット。鋭い当たりだけでなく、こういうしぶといヒットが打てるようになっているのが喜ばしい。
続く梅野も得点圏打率王に恥じぬタイムリーを放ちこの回2点目。九里をノックアウトすることに成功した。
序盤でバタついている割りに九里から2点しか取れず、イヤな展開になりかねなかったが、この2つのタイムリーでグッと勝利に近づけた。

守備では佐藤輝明が安倍の大飛球をフェンス際で好捕したり、中野がファールフライを金網ギリギリのところでキャッチしたり、西川のセンターへ抜けようかというゴロを捕りくるりと回って1塁へナイススローイングをしたり、新人が躍動した。
チームの勢いがあると、自ずとこういったプレーも生まれるのだろう。

8回途中から秋山の後を受けた岩崎、スアレスで危なげなく逃げ切り2連勝。
10勝目に続き、20勝目もリーグ一番乗り。
ちなみに、
タイガースが20勝一番乗りを決めるのは10回目だそう。
85年、03年の優勝時も一番乗りをはたしている。
それ以外の年も2位か4位。
4位は74年と04年の2回だけ。
つまりは、8割の確率で優勝か2位になるわけで、残りの2割も4位で5位以下になることは無い、ということになる。
2位の巨人は中日に負けゲーム差も広がり、とても気分が良い。
浮かれちゃうね♪

浮かれている裏で、江越がファームでホームラン。ミスターポテンシャルが帰ってくるために奮起している。
そして、島田海吏が初昇格。影が薄れつつあるので頑張ってほしい。

第28戦 vs中日6回戦【2021.4.29】

バンテリンドームナゴヤ
阪神 103 000 002 6
中日 000 001 100 2
本 大山5号
○チェン1勝 ●福谷1勝2敗
阪神 チェン、小林、岩崎、スアレス
中日 福谷、谷元、藤嶋、鈴木、橋本

チェン・ウェインが一軍で初登板。
ローテーションから外れた藤浪晋太郎に代わるピースになれるかどうかの大切なピッチングになる。
結果は6回を86球5安打4奪三振無四球1失点で実に3497日ぶりの公式戦勝利を挙げた。
初回は球が高く、どうなることやらと思ったが、2回以降は落ち着きはじめ、リードをもらってからはストレートのキレも増し安定感が出てきた。打順の巡りで6回で降板したが、もう1イニングいっても抑えられたように思える。
実際に球を受けたことのある谷繁の評論を載せておこう。

www.nikkansports.com

明確に課題を指摘している。
果たして、今後克服できるであろうか。豊富な経験を活かし、頑張ってもらいたい。

中日時代は援護の少ない投手として知られていたとのことだが、この日は4番大山が初回にタイムリー、3回に完璧な3ランを放ち投球を楽にしてくれた。
3打席目にもヒットを放ち猛打賞を記録。キャプテンとしての役割を十分に果たした。
大山の調子が緩やかに上がりはじめ、5月から本格化するのではないかという気配だ。そうなれば、首位の座は盤石になってくる。頼むぞキャプテン。

7裏を投げた小林は先頭のビシエドをショート中野のエラーによって出塁させ、そこから無死満塁のピンチを招いたが、木下をショートゴロゲッツーに打ち取りその間の1失点のみにとどめた。この粘りはえらい。
ピンチを招くことになった中野のエラーは矢野監督も深い位置だけど打者走者はビシエドでそんなに焦る場面ではないと苦言を呈したが、9表にタイムリーツーベースを放ちミスを挽回する姿勢を見せた。久々のスタメン起用で良いところも悪いところも出たが、これぞ新人起用の醍醐味。チームの調子が良い今だからこそ出来るというもの。
これからも思い切りよく頑張ってもらいたい。

この中野のタイムリーの前に梅野がタイムリスリーベースで勢いをつけている。
ランナーを2塁に置いた場面でのタイムリーで梅野の得点圏打率は.550に。もちろんリーグトップ。そして、この得点圏の状況を生み出したのは佐藤輝明のフォアボールで代走に出た熊谷の盗塁だ。盗塁阻止率リーグトップの木下から決めたことにも価値がある。
今後、植田や江越がケガから復帰すれば今の立場も安泰ではなくなる。それを本人もわかっているのだろう。今季の熊谷からはひとつひとつのプレーに必死さが伝わってくる。もちろんミスもあるが、この姿勢は矢野監督の好むところだろう。

8裏を投げた岩崎、9裏を投げたスアレスがパシッと抑えてナゴヤでの連敗を止めた。同一カード3連敗はダメージが大きいので、この勝利は大きい。

あ、糸井が代打で今季初の長打(2塁打)を打った。出来れば、昨日打ってほしかったが、それは言うまい。今は打ったことを喜ぼう。ナイバッチ。

貯金を再び二桁に戻し、明日からは甲子園。
観客はいないが、タイガースガールズが内野席で応援に合わせて踊るという。社会人野球やアジアの応援スタイルで20勝一番乗りを決めよう。

第27戦 vs中日5回戦【2021.4.28】

バンテリンドームナゴヤ
阪神 000 000 010 1
中日 020 000 04X 6
本 福田1号 ビシエド2号
○勝野3勝1敗 ●青柳2勝2敗
阪神 青柳、小林、岩貞
中日 勝野、福、祖父江、又吉

やはりナゴヤドームは鬼門なのか、いやバンテリンドームナゴヤ
昨季からの連敗は7まで伸びた。
チーム状況もそれほど良いとは言えない中日相手に西勇輝、青柳で2連敗したのは痛い。

その青柳は6回94球3安打1四球7奪三振2失点。
決して悪い投球ではなかったが、2裏の失点は四球のランナーを7番木下と8番根尾に連続タイムリーを浴びてのもの。ムダなランナーを下位打線相手に、しかも二死から失点するやりきれないものだった。その上、木下へのボールは呆れ果てるくらい甘いボールだった。油断しすぎ。
矢野監督も「状態自体は良かったと思うし、だからこそもうちょっと工夫というか、バッテリーで出来ることがあったんじゃないか」と青柳へはもちろんのこと、梅野にも苦言を呈した。それくらいもったいない失点だった。

打線は勝野に6回まで散発の3安打に抑えられ、7表こそようやく連打を重ねて二死1、2塁のチャンスを作ったが、そこで替わった福に代打糸井がショートゴロに倒れ無得点。
糸井、そろそろ目に見える結果を出さないとファーム行きもあり得る。いずれロハスは上がってくるだろうし、矢野監督のお気に入りと思われる植田や江越がケガから復帰してきたら、その立場は全く安泰ではない。奮起を期待する。超人の超人たるゆえんを見せてくれ。

8表に祖父江を攻め立て、無死1、3塁でマルテが犠牲フライを放ち1点を返し、続く大山のヒットで再び1、3塁のチャンスを作り出し一気に同点、逆転の機運が高まったが、サンズがサードゴロ。致命的な足の遅さもあり併殺に。
チャンスは一瞬で消え果てた。そして、士気も下がりいやーな感じがそこはかとなく漂った。

そして、その裏。
勝ちパターンの岩貞が先頭の代打福田にソロを浴び、さらにヒットやフォアボールでランナーをため込んでビシエドに3ランをライトスタンドに叩き込まれTHE END。
ホームランが打てなくて苦しみあえでいた中日に1イニングでセットアッパーの岩貞が2本塁打うたれちゃうなんて。。
岩貞、大丈夫か?
いや、岩貞はたまにこういうことあるよね。きっと大丈夫。

9裏はライデル・マルティネスに何も出来ず抑えられ試合終了。
球速いピッチャー、打てない。
でも、
まだ貯金9。まだ首位。
でも、2位巨人が1ゲーム差にまで迫っている。
明日は巨人の試合がないので首位陥落はないが、気を抜いている内にあっという間に転落もあり得る。
せめて、4月いっぱいは守って欲しいなあ。

第26戦 vs中日4回戦【2021.4.27】

バンテリンドームナゴヤ
阪神 010 000 000 1
中日 000 001 10X 2
本 佐藤輝7号
○大野雄1勝2敗 ●西勇3勝2敗
阪神 西勇、小野
中日 大野雄

佐藤輝明のホームランで先制出来たのは良いが、その後は全く大野雄大を打てず。結果、3安打で完投されてしまった。
でも良いホームランだった。リーグ屈指の好投手から完璧に打てたのは自信になるだろう。この一発は必ず今後に生きる。

それにしても8表の近本の盗塁はセーフじゃないかなぁ。
あれがビデオで見直してもアウト判定になっちゃうのか。リクエストって、なんなんだろう。よその試合だけど、オリックスvs楽天の山足のベースを踏んだ踏まなかったのリクエストもかなり疑惑だよなぁ(絶対踏んでると思ったけど、判定は踏んでないとのこと)。
やっぱり、アメリカを真似るならシステムごと真似ようよ。審判員がビデオをみて判断するとどこかで心が揺れるもの(当該審判員は判定に加わらなくとも仲間意識は少なからず働くだろう)。
それにしてもストライクゾーンが広かった。山口義治審判員はホントに何年経ってもどこをやらせてもヘタクソだな。佐々木や佐藤が辞めて、アンパイアスクールもコロナ禍で開催出来ない状況で、どう見ても人材不足が否めない中で中堅クラスの彼がこのレベルでは先が思いやられる。

7裏の西勇輝は先頭打者を出したのが良くなかった。
出しても抑えれば良いのだが、得点につながってしまい、勝ち越しを許した。
相手は大野雄大。抑えて欲しかった。それでこそエースだろう。根尾や木下に打たれたというのが一層悔しい。そのレベルの選手は抑えてほしい。格が違うはずだ。

9表。
二死1塁でサンズ。2球続けての真ん中ストレートを見逃して3球目の落ちる球に空振り三振は切ない。完全にダメ外人の所業。これを境に調子が落ち始める、なんてことにならなければいいんだけど。
何もかも、鬼門ナゴヤドームのせいと思うことにしよう。あ、バンテリンドームナゴヤか。

第25戦 vsDeNA6回戦【2021.4.25】

阪神甲子園球場
ベイ 000 210 200 5
阪神 020 020 30X 7
本 佐藤輝6号 サンズ7号
○岩貞1勝 ●砂田1敗 Sスアレス1勝6S
ベイ 阪口、エスコバー、砂田、平田、山崎
阪神 ガンケル、岩貞、岩崎、スアレス

ベイに勝ち越して貯金を11に戻す。
2裏に佐藤輝明が阪口のカーブをライトスタンドに叩き込む2ランを放つ。追い込んでから阪口が決めにいったカーブがど真ん中に甘く入り、それを佐藤輝明は逃さなかった。見事な一撃にこの日の勝利を確信した。
が、3回まで完璧な投球を披露していたガンケルが4表に崩れる。1番乙坂から4番佐野までに4連打を浴び同点に追いつかれる。
そして、5表には佐野にタイムリーを打たれついに逆転を許してしまう。
が、5裏にガンケルのツーベースから一死3塁のチャンスを作ると、糸原の打席で阪口が暴投。難なく同点に追いつく。さらにその糸原がツーベースを放ち、続く陽川がフォアボールを選ぶと阪口が降板。
マウンドにエスコバーが立つ。
エスコバーの球は速くて打てない。4番大山はライトフライでツーアウト。
5番サンズも4球目のストレートを打ち上げスリーアウト...かと思いきや、バッテリー間に打ち上がったボールを内野手達が捕り損ねる(記録は一塁手田中俊太のエラー)。セカンドランナーの糸原は一気にホームに駆け込んでいて勝ち越し。
チームが弱い時はこういうことが起こるよね。どうしてそんなプレーをするの? と悲しくなってしまうやつ。タイガースもいっぱい経験しているからわかるよ。今のベイはそういう時期なんだろうね。

これで勝ちきれるかと思ったが、7表に岩貞がオースティンにタイムリーを浴び、佐野に犠牲フライを打たれ逆転を許してしまう。イニングまたぎが良くなかったのだろうか。先頭の乙坂を歩かせたのが痛かった。

でも、なんか負ける気はしなかった。エスコバーは打てなかったけど、それ以外のピッチャーは打てそうな気がしたから。
7裏、エスコバーから砂田にピッチャーが代わり、先頭の近本がライト前ヒット、糸原がフォアボールで無死1、2塁。
打席には陽川。左足の張りでマルテと試合途中で交代していた。ベンチのサインは送りバント。大事な局面でのプレッシャーのかかるプレーだが、しっかり決めてみせた。えらい。
このチャンスを大山がセンターへの犠牲フライで生かす。浅いフライだったが、サードランナー近本は懸命に駆けた。
そして、サンズ。ピッチャーは砂田から平田に代わっていたが、その2球目のストレートがど真ん中に入る。それを見逃さずひと振りすると、打球はバックスクリーンへ一直線。あっという間に勝ち越しに成功した。

7裏に勝ち越せば、あとは岩崎、スアレスで盤石。
ともにフォアボールやヒットを許して安心ではなかったが、抑えれば良し。スアレスは160キロ連発で乗ってきた感もある。

めでたくカード勝ち越しで、再び貯金は11に。
今のところ、103勝ペース。
このまま行けば間違いなく優勝。
突っ走ろう!