阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

第16戦 vs広島5回戦【2023.4.20】

阪神甲子園球場
広島 200 300 020 7
阪神 310 000 001 5
○ケムナ1勝 ●西純1勝2敗
広島 アンダーソン、ケムナ、戸根、島内、松本、ターリー、栗林
阪神 西純、富田、及川、加治屋、石井、ビーズリー

分からん言うてるやん。本人がどう思ってるかやろうなあ

SNSのコメントにさえ敏感に反応する西純矢のことだから、最高権力者たる指揮官のコメントが耳に入らないわけが無い。
味方が逆転してくれたのに、再逆転を許す最悪の展開で降板。しかも、開幕以来、胸を張れるピッチングは一度もしていない。
さて、西純矢はこの壁をどうやって乗り越えるか。
若き虎の次期エースがたくましくなって再びマウンドに仁王立ちしながらガッツポーズする姿を観たい。

★ピックアップ
・井上広大
二日続けて良いところで打った。ドラ1森下とのプロでの経験の差を見せてくれている。試合前の円陣での「やったるで!」もかわいい。
それにしても打席に立つたびに夢を描けるのが嬉しい。このまま一軍で活躍し続けてほしい。もう鳴尾浜には行かないで。

《試合メモ》
ミエセスが再来日して、ファームの練習に参加。
・1裏。近本中野のエンドランも絡めた連打で1、3塁のチャンス作る。
・そして、3番ノイジー、犠牲フライ。グッジョブ。
・続く大山がヒット、サトテルがフォアボールでつなぐ
・そして、井上広大がライト前に同点タイムリー! 西純矢の登板試合で井上広大が打つのアツい。同期の絆。
・さらに、7番梅野のショートゴロの間に逆転! もう少しでレフト前ヒットだった。惜しい。
・2裏。一死から近本ヒット、中野ノイジーの連続テキサスヒットで満塁のチャンスを作る。
・そして、4番大山のレフト前タイムリー! さすが全てのチャンスをモノにする男。大山が打つと嬉しい◎
・4表途中から5表まで富田が無失点ピッチ。
・6表。およよ(及川)、無失点ピッチ。お帰りなさい。中継ぎにもう一枚左腕が加わるの大きいね。
・7表。加治屋、ヒットもフォアボールもあったけど無失点ピッチ。
・9表。ビーズリー、無失点ピッチ。だんだん良くなってきている。
・9裏。先頭の中野がヒット&センター秋山後逸で3塁まで進むと、ノイジーがタイムリー。グッジョブ。
・さらに大山もヒットで続き、「え? また栗林攻略しちゃうの?」という機運が高まる。結局、追いつくことはできなかったが、最後の代打原口も良い当たりのライナーを打ったし(ショートライナー併殺)、相手守護神を攻め立てたのは良かった。
サトテルに打てそうな雰囲気が出てきた気がする。

《ちょっと反省》
・2裏、一死満塁でサトテル井上の連続三振は切なかった。ここでもう一押しできていれば、、、
西純矢。3.1回80球6安打3四球2奪三振5失点。初回に2失点したが、味方が逆転してくれた。それなのに4回に再び勝ち越しを許してしまったのは残念。
石井大智。8表に登板も致命的な2失点(自責点0)。大山のエラー(難しい当たりではあった)があったので自責点は0だが、そもそも先頭のデビッドソンにツーベースを打たれているのが厳しかった。切り替えよう。君は良いピッチャーだ。
・ターリーを打てない。

●指揮官コメント全文

-最後の攻撃は雰囲気があった
「いや、そらあるどころちゃうやろ。(点差は)2点までや言うとったけどなあ。3点じゃきつかったなあ」

-1回に逆転したが、先発の西純が粘れなかった
「いやいやそらもう、普通は立ち直るけどなあ。5回までのでもな」

-4回途中5失点。ずっとよくないといっていたが内容も同じ
「いやいや、だからおんなじことをな、(開幕から)3回か。3回目やけど、ほとんど同じやで。立ち上がりから」

-ストライクとボールがはっきりしている
「いや、ずっと言ってるやん、それもな。コントロールよ」

-西純の次回は
「いやいや、まだそんなわからへん。わからへんけど。いま終わったばかりで」

-ピリッとした姿を見せてくれないと
「いやいや、見えてないやろ?    なあ」

-打線はつながりは出てきた
「流れ的にはな、逆転したからな。あそこでピッチャーが踏ん張れば、すんなり行ったと思うけどな」

-大山にも
「まあそらヒットはな。上がってこんものもおるけどな」

-欲を言えば2回に突き放したかった
「あそこもそうやけど、最後もそうやけどな、ボール球をやっぱり。パッと途切れてしまうよな。まあ、5(番)、6(番)でどっちが打たなあかんねん。普通に考えても(笑い)」

-井上にも初打点
「井上の立場からするとな、あないして打点ついてなあ、どういう当たりであろうとな、そらな」

-1、2番もチャンスメークしてる
「おお、流れ的にはなあ、打つ方はな、上がってくると思うけどなあ」

-4回は先頭近本が出たが、点差が開いて動きづらかったか。
「いやいや、なかなか走れんからなあ。もうそんなん言い出したら、きりないねんけど」

-及川はいい投球
「まあ、(今季)初めてやからなあ。及川にしても。富田の方がな、ずっと投げとったからな。まあ、回またぎでな。(及川は)できれば1回いうのもあったからな。打順も入れ替えんかったけど。だから、あの、石井ももう(登板間隔が)6日開いとったからな。1点差やからな。それで投げさせたんやけどな。負けてる時に投げさせたくないけど、1点だし、東京ドームから投げてなかったからな。横浜も。あんまり開きすぎてもなというところがあったからな。開きすぎた影響があったやろうな」

-このところ先発がずっと頑張ってという勝ちパターンだった。西純は誤算
「そら、誤算やろ。誰が見ても誤算やん。そら西純が一番分かっとるんちゃう。先発があんだけ長いイニング投げてるていうことは。そういうことやろ。それで立ち上がりからああいうピッチングになるわけやからな。そら、しょうがないわ。ある程度抑えていったら、(打線が)点取れるようになったというのは分かるわけやんか。どんだけ辛抱して投げたら自分に勝ち投手がつくかって、そんなの当然のことやんか」

(歩きながら)
-西純は下の投手との比較か
分からん言うてるやん。本人がどう思ってるかやろうなあ

 

第15戦 vs広島4回戦【2023.4.19】

阪神甲子園球場
広島 000 000 100 1
阪神 000 012 30X 6
○大竹2勝 ●遠藤1勝2敗
広島 遠藤、島内、黒原、アドゥワ
阪神 大竹、岩貞、K.ケラー

身長ぐらいか、まあもうちょっと上がってると思うで(笑い)

この発言の前にも「汚い当たり」とサトテルのバッティングを評していたが、「身長ぐらいか」というジョークが入っているところに、実はとても嬉しいのだということがわかる。少しずつではあるが、サトテルは向上している。指揮官はそれをつかみ取っているから5番で起用し続けているのだ。そして、タイムリーを打った。喜んでいるのだ。
私も信じている。サトテルはいずれ必ずパカスカ打つ。
ちなみにサトテルの身長は187cm。今の打率は.191。仰る通り、打率の方がわずかに上だ。この少差をしっかりと把握しているのも目をかけている何よりの証拠。

★ピックアップ
・近本光司
1試合2三塁打。長い歴史で1試合2三塁打はたくさんいるので、ちょこっとネットで調べただけでは過去に何人いたかわからないが、1試合3三塁打は過去に5人しかいないことが判明し、それを父親と兄とのグループラインでクイズにしたところ、大いに盛り上がった。家族団欒をもたらしてくれた功により、三原城を与える。

《試合メモ》
・5裏。先頭の5番サトテル、全くタイミング合ってなかったけどレフト線にポトリと落ちるツーベース! チーム初ヒット。2塁へ気迫のヘッドスライディング!
・続く今季初スタメンの井上広大が詰まりながらもライト前に運び無死1、3塁のビッグチャンスを作る!
・そして、7番坂本がきっちりライトへ犠牲フライで先制! 初球のセーフティスクイズは失敗したけれど、その後に最低限の仕事できたことが大事。
・6表。二死1塁。牽制でランナー菊池を誘い出し2塁タッチアウト。大山の送球がワンバウンドしたのを木浪もナイスキャッチ。大竹の技術と木浪の捕球力に拍手👏
・6裏。先頭の近本が2日連続のスリーベース。今季3本目。不滅の18三塁打を記録した大先輩、金田正泰超えを!
・続く中野はセカンドゴロも3番ノイジーがセンターオーバーのタイムリーツーベース! シェルドン!
大山は三振で凡退も、5番サトテルが三遊間を抜く今季初タイムリーヒット
・7表。一死1、3塁でデビッドソンのセカンド-ライト間にフラフラと上がったフライをセカンド中野が背走しながらキャッチ! ナイスプレー! さすが日本代表!
・7表。大竹の後を受けて二死2、3塁で登板した岩貞が後続を断つ。回またぎで8表も無失点ピッチ。
・7裏。一死2、3塁で近本が左中間を割る本日2本目のタイムリスリーベース! さすが選手会長! めざせ19三塁打
・続く中野がライト線へのタイムリーツーベース! さすが日本代表!
・誕生日の植田海を打席に立たせてくれた。ハッピーバースデーが流れるのは良いよね。さすが岡田監督。人情采配。
・9表。K.ケラー、無失点ピッチ。2奪三振。カッコイイ。奪三振率13.50
大竹、6.2回103球6安打無四球4奪三振1失点。ナイピだった。
・ヒーローインタビューでの岩貞大竹の熊本弁の掛け合いは良かった。ナイスインタビュアー。
岡田監督の腕時計が黄色でカッコいい。どこのメーカーなのか調べよう◎

《ちょっと反省》
・7表。大竹中野のファインプレーで二死まで取れたから1、3塁での上本は抑えて欲しかったなー(レフト前のタイムリテキサスヒット)。よく投げてたけどね。責めません。
大竹。ヒーローインタビューで「雨の中での登板が多いことが話題になってますが、ご自身ではどう思いますか?」の質問に「雨でズレている事は神からのお告げだと思ってやっています」と答える。たぶん、ジョークのつもりだったと思うけど、球場はそんな感じにならなくて、若干微妙な空気が流れる。グリーンウェル感もあるし。。それとも、ホントに「神」っぽい何かに傾倒してるのかな...助っ人にありがちなキリストっぽいヤツなら良いけど...まあ、ちゃんと投げてくれれば何に信心してても良いんだけどさ。。

●指揮官コメント全文

-久しぶりに6得点での勝利
「あーん、ねえ。開幕以来ですかね。ぉん。まあ、そんなに悪いは続かないしね。まあ、きょうは、うまくね。むこうの遠藤もよかったし。まあ、どっかで、後半はあるかなあと思ったんですけど。まあ、うまく点がとれましたね、きょうは」

-先制点は坂本の犠飛だったが
「いやいや、その前にセーフティースクイズで、先に1点取ろうかなと思っていたんやけど。まあ、ね。チャンスのときに、坂本もすごいいい仕事をするんでね。なんとか、先に点を。まあ犠牲フライだけどね、先に点がほしかったんでね、よかったですね」

-大竹がすばらしい投球だった
「そうね。あの、前の(登板の)方がよかったんかな。今日は5回ぐらいから、ちょっとボールも上ずっていて、まあ7回いくかなあというのはあったんだけど。まあ、あれは準備してたんでね。だから、なんというか1点よりも2点とって…。3点になったんだけど。また1点とられたんだけど、後ろのピッチャーのためにも、もっと点を取りたかったんで。負けてるチームの攻撃みたいになったけど、あとのピッチャーもそれで楽になるんでね」

-西純矢で3連勝を狙う
「いやいや、西もねえ、この間巨人戦一つ勝っとんでね、ずーっとあんまい調子良くないんや、ずーっと言ってるんだけどね。でもまあ、これで自分だけ負けられないでしょ。明日はね、西もね」

(囲み)
-佐藤輝にようやく
「ようやくてお前(笑い)汚い当たりで2本で(笑い)まあでもチャンス広げたからな」

-これをきっかけに
「それはやっぱりなあ、数字も上がるし、そらきっかけになると思うよ(笑い)。身長ぐらいか、まあもうちょっと上がってると思うで(笑い)」

-タイムリーも
「いやいや、もう何て言うかな、コンパクトにねえ、あれもボール球振っとったからな、ぉん。コンパクトにいけ言うたんや」

-今日は打つべき人が打ったので、これだけ点が入った
「そらあ、なあ、打つべき人が打てば、その打順でやっぱり打点にもなるしな。チームも助かるし」

-井上が初スタメンで初安打
「すごい進塁打やなあ(笑い)。うーん。もう狙とったんやろうなあ。ライトに」

-何とか結果を出したいという気持ちが出ていた
「いや、そら、みんなそうや。出たらなあ。ぉん。まあ、いつも言うように出んよりヒット出た方がいいよな。どんな当たりにしてもな。Hのランプがつくと野手というものは元気になるもんでな」

-中野の背走キャッチも大きかった
「おお、大きかったね。いやいや、もう、ベンチからあの高さ上がったから捕れるなと思っていたけどね」

-岩貞、岩崎でいくと言われていたが、9回がK・ケラーだったのは
「まあ、点差開いたからや」

-大竹も日にちが開いた中でうまく調整した
「そうやな。ぉん。まあ、なあ。(今日も試合前に)雨降ってきたしなあ(笑い)、また。何となく嫌な感じやったけど。まあでも2回とも、あんなピッチングしたらなあ」

-打線が勢いをと言っていて、6点とれた
「ちょっとああいう流れ的には、打線も、つながりという意味でな。そういう意味では、明日はどういう打線がつながるかやろうな。明日つながったらもう、大丈夫と思うけどな」

-近本が昨日から三塁打3本
「いや1本目言うたんよ、ヒット打たんと走られへんでって、いうたんよ。そしたらまた、三塁打打ちよったから。走られへんからな、あいつもう。言うとったらほんま、また三塁打打ちよったから。裏でヒット打てって」

 

第14戦 vs広島3回戦【2023.4.18】

阪神甲子園球場
広島 000 000 001 1
阪神 000 000 002 2
○西勇1勝1敗 ●栗林2敗5S
広島 九里、ターリー、栗林
阪神 西勇

白黒つけてこい。最後やし、行ってこい。

これは彰布殿が8回裏終了後にベンチで西勇輝にかけた言葉。
快投をしてもなかなか白星が付かないベテラン右腕。
この日も投球術が冴え渡り8回まで零封。すでに114球。リリーフを送られてもおかしくない場面であったが、指揮官は胸アツのセリフをぶつけてマウンドへ送り出した。この人情味がたまらない。これこそがオリックス時代から続く師弟関係。
しかし、送り出したマウンドで均衡を破られる致命的ともいえる先制点を許してしまう。何たる非情な展開。
が、その後、劇的な幕切れでチームは勝ち、西勇輝も今季初白星を手にするのだ。
この演出力。さすが名監督。

★ピックアップ
・梅野隆太郎&木浪聖也
9裏。梅野は前の打席ではまるで打てる気がしなかったのに、劇勝のきっかけとなるライト前ヒットを放つ。先頭の代打糸原の三振で「負け」ムードが色濃く漂ったが、その空気を打ち払った。
続く木浪がライト線を破るツーベースで一気にサヨナラへの機運を高めた。
双方とも見事な働き。


《試合メモ》
井上及川、昇格。若い力を見せてやろう。燃えよ若人胸を張れ♪
・前日に右肘コンディション不良が一部で報じられ抹消された湯浅だが、軽症ぽい。良かった。無理しないでね。
・6裏。島田、盗塁成功。今季初。早く初ヒットも観たい。
・7裏。二死走者なしで近本、左中間を割るスリーベース。得点にはつながらなかったが盛り上がった。
・8表。西勇輝、一死1塁で小園の送りバントをナイスフィールディングで2塁に転送し、阻止。
・9裏。7番梅野がヒット。サヨナラへの布石を作る。さすが金メダリスト🥇
・続く木浪がライト線を破るツーベース! この日もマルチ。目指せ4割打者。
・その後の近本が歩かされて、二死満塁。2番中野が粘って粘って9球目をレフトオーバーサヨナラタイムリー! さすが日本代表!
西勇輝、9回128球4安打1四球6奪三振1失点。今季初勝利、おめでとう。

《ちょっと反省》
・前日に森下、降格。進化して帰ってこよう。
・4裏。一死1、3塁で6番島田が浅いセンターフライ。うーん。絶好の先制機だったのに。うーん。
・9表。西勇、二死3塁でマクブルームにレフト線を破られる先制タイムリー許す。いや、責められない。
・9裏。一死2、3塁。一打サヨナラ、最低でも同点にしたい局面で代打の渡辺諒。ストライク全てを見逃して三振(1球はファールにしたけど)。ガッカリ。それはない。

 

●指揮官コメント全文

-劇的な幕切れだった。
「ねえ、ぉん。なんとか西にね、今日はね。前回広島でね、あの1点だったけど追いつかれて、勝ち投手になれなかったんで。まあ、なんとかね、今日は9回までいけと。まあ、もう一人だったんだけどね」

-最後は中野が決めた。
「いやいや、もうね、あそこ2、3塁か。ねえ、(代打は)原口か渡辺(諒)だったんだけど、原口もあのホームランからあんまり調子よくなかったからね。渡辺にかけたんだけど。まあ近本もね、あの3ボールまで選んで、ああいう形で。まあ、これはもう中野が打ってくれると信じるしかなかったですね」

-甲子園では今季初のサヨナラ勝ち。
「甲子園って、今日4試合目でしょ? 4試合ぐらいで初めてサヨナラ勝ちが出たらええ方じゃない?(笑)」

-ファンの声援はすさまじいか。
「ちょっとね、遠征で打てないところがあって、連敗で帰って来たので、ミーティングでも今日は打つ方もハッパをかけたけど、なかなかね。チャンスはつくったけど、最後一本も出なかったから、あのまま負けるのと、西に負けが付くのとね、西に勝ちが付いて、初戦を取れたというのはめっちゃ大きいんじゃないですかね」

-チームにとって勢いが付く勝ち方。
「そうですね、まあ、ちょっと勢いを付けたいから、やっぱり点を取らないと勢いがつかないんで。こういう勝ち方ばっかりでは勢いが付かないと思うんで、明日からは本当に打つ方がもっともっと奮起しないといけないですね」

(囲み)
-打つ方にハッパをかけたというのは。
「いやいや、まあ、ねえ、2カード目やから、これは、今日どっかの新聞にも書いてくれとったけど、前やられたら、今度は向こうもやり返そと思てな、配球とかいろんな面でな、攻め方とかもまた違ってくるし、そういうことを言うたんだ。広島も2カードやったからね、この間の横浜も2カード目でな、全然攻め方も違ってたからな、だからそういうことを言ったんだけど」

-西勇はテンポのいい投球で、フィールディングも良かった。
ブルペンでは全然悪かったみたいやなあ。だから逆に丁寧に投げたんちゃうかな。今日もうほとんど甘い球なかったやろ、高めなあ。そういう意味では一番最後やけどな。あれフォークの抜けやけど、あそこまで投げたらなあ、もう」

-7回で100球を超えていた。
「いや勝ち負け付けなあかんと思ってたから、点入ったら代えてたよ、そらな、後ろのピッチャーにな。点が入らんから勝ち投手ならんやんか、だからまあ、九回までやったんやけどな。もうあそこが最後やったし、最後なあ、もう1人抑えてくれとったら最高の形やったけどなあ」

-シーズン早いうちにローテ投手に勝ちがつくと勢いに乗っていくか。
「そうよ。ぉん、村上は勝ち投手みたいなもんやったからな、西だけやろ、ついてなかったのなあ、先発でな、そういう意味では今日、何とか西に勝ち星つくためにといったらおかしいけど、つくようにな、だからあそこまで投げさせたよ」

-バッターもそういうのを感じながら。
「まあ感じるというか、その前のな、満塁のチャンスで一本出てたらなあ、もうちょっと楽な展開になってたと思うよ、はっきり言うて。まあなかなかな、そういうタイムリーとかもここのところ何試合も出ないし、本当に早いうちに吹っ切れてね、タイムリーとかな、出るようになれば先発はちょっと楽に投げられると思うけどな」

-苦しい試合は終盤イライラする?
「そんなイライラせえへんけど、同点でいってるんやからな(笑い)」

-クローザーに黒星をつけた。
「大きいよな。広島もそうやったしな、同点から。後々見たらすごい(大きい)なあ」

-中野に積極性が。
「ちょっと早めに追い込まれるのが多かったから、横浜でもな。今日はだいぶ振っていっとったけどな」

-連敗が増えないのは大きい。
「そら大きいやろ、小さいことないやろ。大きいよ」

 

第13戦 vsDeNA5回戦【2023.4.16】

横浜スタジアム
阪神 000 100 000 1
ベイ 200 000 00x 2
本 牧2号 大山1号
○平良2勝 ●才木1勝1敗 S山崎3S
阪神 才木、岩貞、加治屋
ベイ 平良、入江、伊勢、山崎

4月15日は雨天中止となった。

●4/15の指揮官コメント全文

(練習前)
-大竹はまた雨。
「ホンマにおるんやなあ、雨男。(遠征に)来たら負ける記者もおるしなあ。インケツ記者が(笑)」

-それも雨で流れが変わるのでは。
「ふふっ(笑)」

(練習中)
-森下はフォームが崩れているのか。
「あんまりそら、いじってないからのう。あいつの打ち方でやっとったからな。どっかで頭打つところあるかもわからんな」

-まだその時期ではないか。
「そろそろ打てんようになったらのう。そらしゃあないよな」

(練習後)
-大竹が岡田監督に鼻で笑われたと。
「そら、笑うやろ(笑)」

-ファームで伊藤将が登板した。
「今見てたよ。初回で30何球投げてたな。ちょっとまだボールが高いなあ」

-1軍昇格は状態を見て。
「状態を見ていうかよおなってからよ。まだそんな急に欲しいとか、いるところじゃないからな」

-木浪は攻守に結果を残している。
「良すぎるんちゃう?外されへんやんか、そんだけ打ったら(笑)。今一番ヒット打っとるやろ」

《4/15 メモ》
・ファーム。北條、猛打賞。
・ファーム。伊藤将、5回無失点。有原と投げ合う。
・ヤクルト敗戦により、単独首位浮上。

4月16日は皐月賞
私はショウナンバシット(5着)から買ったが、ソールオリエンスの鬼脚に屈した。最後の直線では「オッ!」と思わせてくれたが…
そして、タイガースも負けた。
競馬も野球も負ける。私はこれを暗黒の日曜日と呼んでいる。

打つと思ったよ

3試合ぶりにサトテルを5番で起用。
見事にツーベースを打った。この勘の良さはさすが岡田監督。
勝てなかったけど。
通算本塁打474本のミスタータイガース田淵幸一も3年目までは22,21,18本。ケガで離脱してたというのもあるけど。
何にせよ、4年目から5年連続で30本以上をかっ飛ばした。だから、サトテルは大丈夫。私は何も心配していない。

★ピックアップ
藤浪晋太郎(アスレチックス)
先発3戦目にして6.0回92球4安打2四球1死球奪三振3失点。
これまでの2試合のように炎上することなく、投げることが出来た。負け投手にはなったがナイスピーだった。コントロールさえもう少しマシになれば無敵だね。これからよ。
朝から勇気をもらった。てか、NHKもJsportsも大谷だけじゃなくて藤浪の試合も放映しようぜ。

《試合メモ》
・2裏。関根の飛球をライト森下がジャンピングキャッチ。ナイスプレー。
・4表。4番大山が打った瞬間のソレ。さすが。大山が打つと嬉しい◎
・7表。5番サトテル、ライト線へのツーベース。サトテルは大丈夫。私は信じている。
ノイジー、マルチ。安打数はチームトップ。
・先発の才木、7回107球4安打3四球3奪三振2失点。ストレートも変化球も制球がいまひとつだったが、それでも試合を作ったのは力が付いているということ。今後への自信になったことだろう。
・8裏。二死まで投げた岩貞、ランナーを許すことなく無失点ピッチ。
・8裏。岩貞の後を受けた加治屋、ランナーを許すことなく無失点ピッチ。石橋を叩いて渡るがごとき継投。

《ちょっと反省》
・ファーム。島本馬場がともに2失点。実績があるだけに心配だね。
湯浅、抹消。疲れただけ。そうだよね…?
・1裏。才木、二死から宮崎にヒットでランナーを出し、牧に被弾。もったいなかった。
・首位陥落。て、カープが首位か。。

●指揮官コメント全文

-平良はよかった。
「よかったなぁ」

-苦しんだポイントは。
「だから1、2番が完璧にな。抑えられてたしなぁ。左(打者)がなぁ」

-才木は7回2失点で粘った。
「まあ、初回もなぁ。今日は入りが悪すぎる。なあ、ボールばっかりでなぁ。もうちょっとなあ。追い込んで入れたらなあ。まあ、粘っとったけどな」

-7回2失点で試合はつくった。
「それはよかった、よかったよ。そら、あそこまで投げたんやからな。まあ、今日が一番悪かったんちゃうか? 今年の中ではな。それでも、それなりにな、投げてたからな」

-森下は先発復帰して3打席連続三振。バットが出てこない。
「いやぁ、まだ、ちょっとどころちゃうやろ。振れへんからのお。見送り三振は何も起きへん」

-よかった頃と何が違う。
「バットが出ない。初球も振れとったのに、振れへんからな」

-考えすぎ?
「そんなに考えてないやろ。新人で。そんなに知らんやろ。まだ」

-同じ先発復帰の佐藤輝には二塁打が出た。
「1打席目から今日は良かった。久しぶりやろ。振り切れた一塁ゴロとか。出そうな感じやった。差し込まれたファウルはあったけど、ああいうふうに体が回った一塁ゴロ2本は久しぶりやろ。打つと思ったよ

大山に1号が出た。明るい兆しか。
「ああ、まあ、そやけどなあ。ソロとツーラン、それだけやからなあ、考えたら」

-湯浅が登録を外れた。
「いやいや、やっぱり疲れがあるんやろなあ。WBCの選手もなあ、結構抹消されたりなあ、してるけど、まあ無理してもしゃあないから」

-昨日ではなく、今日抹消になったのは。
「いや、あんまり良くならなかったっていうのも、ちょっと張ってるいうのはあったんやけどなあ。それやったら、早よ抹消してまおというアレでな。疲れがあるんやったら」

-キャッチボールはしていた。背中や腰か。
「まあそやろなあ、体全体やろなあ」

-最短で戻って来られるのか。
「だから抹消にしたのは、10日やからなあ、10日間、様子みるということや」

-一軍に帯同させるよりも2軍で。
「別に帯同って、抹消したら、帯同してても一緒やん。はっきり言うて。先発ピッチャーちゃうんやからなあ」

-仮にリードしていたら、9回は誰だったか。
「リードしてないから分からん」

第12戦 vsDeNA4回戦【2023.4.14】

横浜スタジアム
阪神 020 000 100 3
ベイ 000 143 00x 8
ガゼルマン2勝 ●青柳1勝1敗
阪神 青柳、富田、ビーズリー、加治屋
ベイ ガゼルマン、ウェンデルケン、エスコバー、入江、森原

ラグビー・リーグワン。
この日は関西ダービーで花園近鉄ライナーズとコベルコ神戸スティーラーズが激突。
前半は神戸が優位に進めるも、後半は近鉄がペースを握る。それでも試合巧者の神戸がリードを保っていたが、試合終了直前に近鉄がトライ&コンバージョンキックでスコアをひっくり返し(34-33)、今季初勝利を決めた。
近鉄はここまで14戦全敗だった。15戦目にして、ラストワンプレーでの逆転勝利は実に見応えがあり、感動的だった。
昨季の我が軍の開幕9連敗後の初勝利の歓喜が思い出され、目頭が熱くなった。
一方の神戸はまさかの敗戦で、いよいよ入れ替え戦圏内の順位が近付きつつあり正念場。
リーグワンは来週が最終節。ますます目が離せない。

今年一番しょうもないゲームというかな。展開的にな。あっこでああいう感じなったら、どうしようもないよな。

岡田監督のこの発言を聞くまでもなく、つまらない試合だった。
つまらない試合なので、他のことで気を紛らわそうとする。
そうなれば、ラグビーを観てしまうのは必定。
エースゆえに厳しい言葉を選んだ指揮官。
次回登板で青柳がどう立て直してくるのか、見ものである。

★ピックアップ
・木浪聖也
恐怖の8番打者として打率4割をキープし続ける。
新人時代のオープン戦で打ちまくっていたが、それ以来の爆発ぶりは実に喜ばしい。
きっと小幡もいい刺激になって、いつの間にか打撃力が上がっていることだろう。

《試合メモ》
・ファーム。秋山ソフトバンク相手に7回1失点。良いね。井坪もヒット打ちました。
・1裏。一死1塁で宮崎のショートへの当たりを木浪が機敏な動きで捕球し、併殺に打ち取る。素晴らしいプレー。
・2表。7番梅野が投手強襲のヒット。からの盗塁(際どかった。リクエストされなくて良かった)。
・そして、8番木浪がセンター前へ先制タイムリー。4割バッターが8番にいるの心強い。
・続く青柳が1塁線を破るヒット。
・二死1、2塁になって、1番近本が右中間へタイムリー! さすが選手会長
・2裏。一死1塁で関根のレフト前ヒットで1塁走者牧が3塁を狙うも、レフトのノイジーが見事な送球で刺す。
・4裏。二死2塁で伊藤光のセンターへ抜けようかという当たりをセカンド中野が追いつき、失点を防ぐ。結果的に後続の京田を打ち取り、最少失点で切り抜けたので、大きなプレーだった。
・5裏。青柳降板と共に守備も入れ替え、サードに入ったサトテル伊藤光のサード線の当たりを横っ飛び好捕。
長坂今季初出場。ある程度大勢の決した試合で選手の試合勘を損なわせない岡田監督の起用法。さすが。
・6裏。センター近本が宮崎のフェイス際の飛球をジャンピングキャッチ。すてき。犠牲フライにはなったけど。
・7表。途中出場のサトテルがライト前ヒット! ボクは信じてます。
・7表。中野、一死1,3塁でセンターへ犠牲フライ。去年は得点圏に弱かったが、最低限の仕事が出来るようになった。
・6裏途中から登板のビーズリー、ヒットは打たれたけど無失点ピッチ。
・8裏。加治屋、ヒットは打たれたけど無失点ピッチ。
木浪、猛打賞。このまま打ち続けて日本球界初の4割打者になろう。
近本、マルチ。春先に打たないというイメージを完全に払拭。

《ちょっと反省》
青柳、5回途中降板。キレもコントロールもいまいちだったね。粘れず。無念。
・同点を許してしまった牧への押し出しだが、最後の6球目はストライクじゃないのかなー。それで三振のはずだっただけどなー。が、球審は秋村。やんぬるかな。
富田、回跨ぎの2イニング目に捉えられる。まあ、これも経験。

●指揮官コメント全文

-先発青柳は制球が乱れて失点に
「今年一番な、悪いしな。悪いゲームになったな」

-立ち上がりからよくなかった
「だから1回、2回な、あんだけ助けられたんやから、そら立ち直らなアカンわな。普通は立ち直るけどな。両方、どっちも点とられてるようなな、展開やん。ゲッツーにしろ、な、サードのタッチアウトにしろな」

-慎重にいきすぎた
「いやいや、慎重じゃないやろ、いやいやそんなんお前。ストライク入れへんねんやから(笑い)。それはちょっとお前、言葉よすぎるやん。慎重にいったから、ストライク入れへんって。開幕ピッチャーやで、お前」

-立場的にも3失点まで
「いやまだ1点やったら、わからへん。そらお前、投げさすつもりやったよ。1点差で、2対3でな。打順回るまで投げさせとったよ。球数も少ないし。1点ぐらいやったら投げさすよ」

-攻撃も点差開くと難しなる
「そら難しなるやん。今年一番しょうもないゲームというかな。展開的にな。あっこでああいう感じなったら、どうしようもないよな。開幕ピッチャーがああいう形で2点先行してな。ほんで守りでうまいことしのいで、しのいでのゲームやから。あのへんまでで立ち直ってな、すっといかな展開やな」

-佐藤輝は替わってすぐいいプレー
「いやいやまあ、それはたまたまやろう。そのなあ。まあ、明日の天気もあるけど、あんまりピッチャー使いたくないからな。それでああいう形になっただけで」

-富田交代のタイミングでバッテリーごと交代
「だから今言うたやん。長いイニング投げささなアカンからって。梅野と代えて出したんやんか」

第11戦 vs巨人3回戦【2023.4.13】

東京ドーム
阪神 010 120 000 4
読売 010 000 000 1
本 ノイジー2号 渡辺諒1号
○西純1勝 ●横川2敗 S湯浅5S
阪神 西純、岩貞、石井、岩崎
読売 横川、直江、田中千、代木

この日の同行者は年上ジャニオタ女子Y。
Yと観に来る時の勝率は五分五分。で、彼女は関ジャニ∞のライブ(今年1月)以来の東京ドーム来訪とのこと。
五分五分の賽の目は虎の方に転がった。

いや悩んでないよ。昨日から決めとったんや(笑い)。まあ渡辺を呼んだ時からな、今日いくつもりやって呼んだわけやから

渡辺諒が活躍するということは、サトテルの居場所がなくなるということ。
佐藤輝明後援会員としては、これはツラい。
でも、サトテルはライトも守れるからな。板山を外してライトで起用しても良いんじゃないかな、岡田監督。
いや、岡田監督がこんな簡単にサトテルを見放すわけないな。で、サトテルもこんな簡単にダメになっちゃうような男ではない。
うまいこと、渡辺諒と共存してほしいなあ。

★ピックアップ
・シェルドン.ノイジー
渡辺諒を選んでも芸がないので。
2試合連続で先制アーチを叩き込む。素晴らしいの一言に尽きる。
何と頼りになる男だろう。すでにボーアは超えた。
巨人相手での活躍ぶり、褒めてつかわす。

《試合メモ》
・ファーム。ドラ5戸井が中日戦でサヨナラ2ランを放つ。今年の高卒新人スゴいな。
渡辺諒、昇格。そして3番サード起用に応える。
・2表。5番ノイジー、ソロで先制。
・2裏。ライト板山が補殺でブリンソンを3塁で刺す。このプレーは大きかった。素晴らしい送球だった。
・4表。渡辺諒、ソロ。見事な変化球破壊だった。直球だけじゃないね!
・4裏。無死1塁で大城のファーストゴロ併殺。大山の処理が上手かった。
・5表。先頭の7番板山、今季初ヒット。追加点につながった。えらい。
・5表。無死1、2塁で9番西純矢がナイス送りバント
・5表。一死2、3塁になって1番近本が犠牲フライ。貴重な追加点。さすが選手会長
・その後、中野の打席で横川がワイルドピッチでさらに追加点。ラッキー。
・5裏。セカンド中野が松田の当たりをナイス処理。さすが日本代表。
・6裏。一死1、2塁のピンチでサード渡辺諒が大城の強烈なライナーをナイスキャッチ。
・7裏。岩貞、無失点ピッチ。おかえり。
・8裏。木浪が大城のショートゴロをナイスフィールディングで併殺を成立させる。
・8裏。石井、無失点ピッチ。
・9裏。湯浅、無失点ピッチ。さすが日本代表。
・先発の西純矢、6回90球9安打1四球5奪三振1失点。打たれまくったけど1失点で乗り切った。今季初勝利。
・首位タイに浮上。
・前日に圧巻の投球をした村上岡田監督が監督賞をあげたとのこと(報道ステーションより)。さすが、ケアが行き届いてる。

《ちょっと反省》
熊谷、降格。すぐまた上がってこられると思う。
サトテル、スタメン落ち。7表に代打で登場もあっけなく三振。私は大丈夫だと信じている。
板山。2表。無死1塁でセカンドゴロ併殺打。8表。二死満塁で初球ポップフライはない。しかも相手は新人の田中千晴。初登板でアップアップなのに。守備は良かったが、打撃はもう少し何とかした方が良い。

●指揮官コメント全文

-スタメンを大きく変えましたが、采配がズバリでしたが
「いやいや、大きくというか、まあ(相手投手が)左でねえ、まあ最初から、きのう、きょうと左が来るのはわかっていたんで。まあ、最初からね、(渡辺は)いくつもりだったですけとね」

-5番に置いたノイジーは2試合連続の先制本塁打
「いや、ちょっと順番を変えたんですけどね。まあ渡辺をね、初めて使ったんでね。そろそろ出るかなあと。きのうもあったんですけど。もうほんと、いいところでね。きょうは先制だったですけど。ほんと、いいいところで出て、まあだいぶ調子も上がってきたというか、長打も出るようになってきましたね」

-渡辺がいきなり大きな仕事をしましたね
「ちょっと熱でね、リタイアしたんですけどね。まあ、なんとか治って、まあファームでも1試合出たんですけどね。まあ、ちょうどいい左ピッチャーだし、いい機会だったんで。うん、まあ、それがうまくはまったですね」

-いきなりホームランもあったが、守備でも…
「きょうは守備もよかったですね。まあ、ヒット12本打たれてね。守備でだいぶ失点を防いだですね、きょうは」

-守りの野球が随所に
「でも12本もね、打たれて。西もあんまり良くなかったけどやっぱりバックの盛り上げというか。あの中継プレーもそういう意味では大きかったですね。あそこは大量失点の可能性あったんでね、あのプレーが一番大きかったですね」

-板山のプレーだった
「いや、打つので使ってるけど結構守備の方で貢献してくれるので。今日はヒット1本出て良かったですね」

-8回に石井をリベンジさせた
「はいはい、あれはもうピッチングコーチは加治屋と言ったんだけど、石井でいくと。3点だったし分からない状況だったので」

-明日に向けて
「久しぶりにね、10日ぶりですか4点ね。ずっと1点ばっかりだったから。ちょっとは兆し出てるというか。これDeNAは2回目なんで。何とか。まあ向こうも最初3連勝したんで相当な気持ちで来ると思うので、まず明日1つ頑張りたいと思います」

(囲み)
-渡辺諒を3番に置いたのは
「いや、まあチャンスに回ってくると思ったからな、それやったらな、ノイジーが昨日ホームラン1本出てるからな、それはね、チャンスになったらノイジーに任そうと思ってた。3番の方がちょっと楽に打てるやろ。初めてのスタメンやったからな」

-佐藤輝のスタメン落ちは悩んだと思うが
いや悩んでないよ。昨日から決めとったんや(笑い)。まあ渡辺を呼んだ時からな、今日いくつもりやって呼んだわけやから

-外すという決断は
「いやいや、だからいつも言ってるやん、やっぱり結果が出なかったらしょうがないやんか。やっぱり勝つためにシーズンはな、勝つためにやってるんだから、それは、しょうがない。理想とそら現実は違うよ、そら」

-渡辺諒は明日以降もスタメンか
「いや明日以降はまだちょっと分からない。ピッチャーも右みたいやけどな、なんか」

-スタメンで出していきなり結果を出すのはすごい。元々バッティングは良かったが
「いや、良かったいうて、左(投手)の時には使おうと思ってたよ、だから」

-先ほど言った体調不良とか色々あっての
「そうや、体調不良なかったら、もっとはよいっとるかもわからんやろ。もう、それはしょうがないで」

-三塁も準備させてよかったのでは
「いやいや、準備はだって11月からしてたよ。すぐ守りに行ったやんか、11月」

-5回の追加点が大きかった
「そうよなあ、久しぶりっていうか、10日ぶりやろ? 広島の初戦以来やな、4点もとったの。まあなあ、2-1の展開でなんかまた嫌な感じやったしな、結局は。まあでも木浪もバント失敗してあとヒット打って。いやいや、もうあそこは木浪に送らして、お前ちょっとハッパかけとったんよ。西純に。“お前が打て”言うて。ほんならバントになってもうたけどな、しゃあない」

-ノイジーもホームランが出るようになってきた
「いや、まあまだまだ、それはこれからやろそんな。まあでもね、やっぱ長打が出だすとね。クリーンアップ打ってるもんに長打出すと、やっぱ違うよな。チームのこう勢いというか、そういう意味ではな」

-石井もこの3連戦のうちにやり返した
「最初、加治屋で行きましょうかと言ったけど、いやいや、これはもう今日やり返そ言うて。打順的にはな。もう岡本からやからよかったからな」

-だんだん経験つんで、あの厳しい場面というか
「まだな。だってこんな厳しいところで去年まで投げてないやんか。若いしな、はっきり言うて、連投とかそんなんじゃしもう、投げて抑えることが一番自信になってな。そういう経験が一番大事と思うしな、抑えることによってな、それは自信つくと思うよ。俺は」

-岩貞も復帰
「いやいや、最初な、初登板やから、ちょっとボールうわずっとったからな。まあ3点あったから。そら、大丈夫と思ったけどな」

-西純も最初はどうなるかと
「一昨日良くなかった、ブルペンで。なんかコントロール悪いよな。簡単にストライク取りに行く所よな、初球な。イニング先頭とかな。自分でピンチ招いてしまうと言うかな、もうちょっと丁寧さというか、慎重さがあればな、もっと楽にいけるけど。でも、あんなヒット打たれへんで。あのボールで。そら、おかしい」

-それでも1失点
「いや、そら、あれやで。バックの守りやで。守りに助けられたよ」

-3併殺は結構大きい
「ぉん、ほんまねえ。あそこのな、リクエストの所も大きかったよ。あれ、ノーアウトやからな、考えたらな。めちゃめちゃ大きいけどな。あの1点にしてもな」

阪神で400勝目に
「あっ、そう。わからんよ、そんなん。別にええやん」

 

第10戦 vs巨人2回戦【2023.4.12】

東京ドーム
阪神 000 100 010 1 2
読売 000 000 010 0 1
本 ノイジー1号 岡本1号
○岩崎1勝 ●田中豊1敗 S湯浅4S
阪神 村上、石井、岩崎、湯浅
読売 メンデス、鍵谷、大江、大勢、田中豊、高梨

この日は後輩男子の講談師Ⅰが同行者。彼は別にどこのファンというわけでもないが、私と観に行く時は持ち前の調子の良さで先輩を立ててタイガースファンとなる。
そして、これはとても大事なことだが、彼と観に行く試合はかなり勝率が高い。

果たして、此度も辛くも勝利した。
少なからず彼の神通力が助けになったのかもしれない。真打になった暁には盛大な宴会を開いてあげよう。

後ろの勝ちパターンのピッチャーでね。みんなで完全試合っていうのも頭をよぎったんでね。

元々6回くらいまでの予定だったのだろう。たまたま一世一代のピッチングをした。けれど、それでも7回まで。
岡田彰布の起用法がブレることはない。それが名将たるゆえん。
ただ、ここまで来たら石井-湯浅による継投完全試合にしてしまおうとは考えた。
石井の被弾により失敗はしたが、成し遂げていればそれはそれで大記録だった。
周りから続投させていれば、と言われることは百も承知での継投策を迷いなく打てる岡田監督の胆力に惚れ惚れとする。

★ピックアップ
・村上頌樹
文句なし。
私たちは鳴尾浜のエースが虎のエースになった瞬間を目の当たりにしたのかもしれない。
3回までパーフェクトだった時点で、4回からあと18人、17人と数えはじめ、7回終了時にあと6人! となった時は非常に興奮した。
8表に村上の打順で原口が代打に送られたのは勝つための策。やむなし。1点しかリードしていない局面で、指揮官が確実に勝ちを取りに行ったのだ。結果的にチームは同点にされたが、それで村上の投球が色あせることはない。
村上が読売打線を7回までパーフェクトで抑えたことは、今後、虎党の間では永遠に語り継がれる快挙だ。
岡本に同点弾を浴びた石井が「ほんとに申し訳ないことをしてしまった。頌樹(村上)に勝ちをつけられなくて申し訳ない」と詫びると、「落ち込まないでください。次、僕が迷惑かける番なので」と返す人間力。ドラフト同期の絆。泣ける。

《試合メモ》
岩貞、昇格。
芳根京子の始球式がかわいかった。

・2表。サトテルがライト線へヒット。そして盗塁。頑張ってる。私は君を信じてる。
・4表。ノイジーが先制&来日初となるソロアーチをレフトスタンドへ叩き込む!

・6裏。9番メンデスのセンターへ抜けようかという打球をセカンド中野が好捕。さすが日本代表。
・先発の村上。7回84球無安打無四球5奪三振無失点。走ってベンチに帰っていく姿も好もしい。
・9裏。岩崎、無失点ピッチ。さすが金メダリスト。そして今季初勝利。
・10表。先頭の木浪がフォアボールで出塁。その粘りが勝ち越し点を生んだ。えらい。
・続く梅野がパスボールで2塁へ進んだ木浪をキッチリ3塁へ送るバントを決める。
・そして近本がフルカウントからレフトへ勝ち越しタイムリーヒット! さすが選手会長。そのあと盗塁も決めた。
・得点にはつながらなかったけど、その後の植田海が粘ってフォアボールを選んだのもとても良かった。
・10裏。湯浅が無失点ピッチで試合を締める。さすが日本代表。
《ちょっと反省》
浜地、降格。試合前に岡田監督と話してたね。復活してまた苦しい時を救ってくれ。

リュックサックにスポニチ版の選手名鑑。

・8裏。石井が岡本に同点弾を許す。無念。だが、その後の三人を全て三振で片付けた。よくぞ切り替えた。その姿に感動した。

被弾直後。その無念の思いは3階席まで伝わって来た。

・相変わらず打てない。ポップフライしか打てない。通天閣打法でも習得中なのか? 今岡水口コーチ、何とかしてください。

●指揮官コメント全文

-いろんなことがあったが今の心境は
「いやいや、まあ勝ったからね、よかったようなものの。頭のなかでずうっとね、完全試合いけたんかなあっていうね。それは残ってますね。ちょっとね、片隅にね」

-先発村上は7回パーフェクト
「そう、まあ6回も考えたんだけどね、7回ね、打順とかがまわってくるあれで、後ろも投げてなかったんでね。まあ初めてやったんでね、完全試合の、そういう継投っていうのはね。でも、あそこまで投げたらね、ほんと合格点で、あとはまあ、ね。後ろの勝ちパターンのピッチャーでね。みんなで完全試合っていうのも頭をよぎったんでね。まあ、あの(石井の)1球はもったいなかったけどね」

-村上のプロ初勝利もかかっていた。球の評価は
「もう、キャンプからね、長いイニングいけるねと。去年まではずっと先発やってたんで、ファームのほうで。いろんな話をキャッチャーから聞いても、ストレートがね、4,5キロ速くなったって、去年よりもね。速くなってるいうのはずっとわかっていたんで。どうだろう。チャンスで、雨とかでね、伊藤将のあれで、チャンス回ってきて。これは当然ね、もう次もそういう形でね、先発やらさないといけないですね、はい」

-あとを託した石井投手、あの1発が、というところ
「まあ入りね、入り…難しいかわからないけどね。まあ、なんかちょっとブルペンでね、変化球はちょっとうわずってたいうんでね。こういう局面というかね、ゲームの流れ的には、本当1発ね…。この球場もそうだけど、そういうのは注意しないといけないんだけど。次のいい教訓にね。石井もそれは、今年初めて、そういう競ったゲームっていうかね、経験してるんで。次は失敗のないようにしてくれたらいいと思いますね」

-打撃の方では、中軸ノイジーに1発が出た
「本当に1発だけだもんね。まあでもね、ずっとこういう展開が続いてるけど、どっかでやっぱり吹っ切らないとね、ぉん。なかなかね、このままではいかないんで、やっぱりどっかでこう、爆発してほしい気はあるんだけどね。それは明日期待しますよ」

-延長に入ってからは、先頭の木浪がフォアボールを追い込まれてから、もぎ取った形
「いやいや、もうね、当然1点勝負で、まあ先攻なんでね、もうなんていうか、とにかく先っていうかね、フォアボールでもやっぱりもうヒットと同じなんで、先頭出たのが大きかったですね」

-最後近本が決めたが
「サードまで行けたんでね、バントも含めて。近本はもうなんかね、なんとかしてくれるとは思ってましたけど」

-岡田監督にとっては08年以来の巨人戦勝利
「いやいや、それはもう全然気にしてないですね。まあ今年ね、昨日は最初のゲームで、ああいう負け方があったんで、今日はなんとか勝ちたかったんで、まあね、五分になってよかったと思いますね」

-明日はカード勝ち越しをかけて先発西純投手ですが、どのようなゲームを期待
「(西純は)前回ちょっと悪かったんでね、ちょっと雨の影響もね、あったんですけどね。明日はぜひいいピッチングしてほしいと思いますね」

(囲み)
-村上の継投は悩んだか。
「いや全然悩まんかった(笑)それは悩まんかった、ぉん」

-空振りが取れなくなっていたから
「ちょっとね、6回くらいもちょっと考え…ボール、そらね、初先発でね、最初からね、ローテの谷間っていうかね、そういうチャンスが回ってきたわけだから、当然最初からどんどん飛ばしていくというか、でもまあ、調子がいいというのはずっとね、聞いてたんで、まあ、あんなピッチングするとは思わんかった、逆にね(笑)だからね、4回、5回ね、フォアボールも出してないしなというのはあったけど、7回、先頭(打者)だったんだけど、あそこ左も用意しとったから、ぉん、2、3(番)と左が並ぶところでね、ぉん。とにかくあそこまで投げてくれたらいうのはあった。後ろで、そら完全試合いうのはあったけど、3人で完全試合という方をね、優先したんや(笑)」

-あと村上に勝ち星がついていれば
「そうよね、まあでも、これは(村上に)勝ち星というより勝ち星よ、ぉん。チームの中では勝ち星ついてるよ」

-最後勝ち切ったっていうところ
「そうよね、やっぱり大きいよな。ヤクルトの時と同じような展開になってな。結局ね、どっちも点取れんっていうかな。うん」

-勝ち切ったの大きいが先ほども言われたように打線がもっとというところ
「いや、それはもうなあ、もう1週間言うてるで。1週間言うてる」

-しっかり断ち切ってくれた。湯浅の存在っていうのも大きかった
「いやいや、まあ、追い越さんかったらな、まだ投げてなかったと思うけど、追い越して1点でもな追い越して湯浅行くがあれでな。いやまあ湯浅は先頭ちょっとヒット出たけど、まあ0点には抑えてくれるっていうかな。そういう信頼はある。湯浅に関してはね」

-佐藤もヒット1本打ってましたけど
「うん、1本だけやろ」

-佐藤があそこで、チャンスで打ってれば楽に
「あー9回か。まーそんなん言うてもしゃあない」

-今日は村上くんの好投が勝利に結びついたっていうのは、チーム一丸の大きい勝利だったと思うが
「いやいや、大きい大きい。それはもう全然大きいよ、勝ちは誰になったん? 今日は岩﨑か? チームの勝ち星は村上でええやろさ。当然やんそんなんな当たり前やん」

-坂本がすごく村上の良さを引き出してたかなと
「うん、もうブルペンからね、もう発揮しとったからね。もうそら梅野にしても坂本にしても、村上が1番調子いいですって言うとった。だから安心して、リードしたんちゃう?」

-今後もローテで使える投手の目処がついたのが大きい
「そうやなあ。それは使わんとなあ。当たり前やん、そんなの。あんなピッチングして、使えへんことはないわ。明日の西純のほうが心配や。こないだのブルペンでもな、昨日のブルペンでも」

-こういう7回まで完全試合は初めて
「初めてやわ」

-長年
「ないないないない」

-どういう感じ
「どういう感じもくそも1-0で勝ってるわと思っとった。そんなのお前。そんなん意識してないけど、お前なあ。あと2点ぐらいあったらな。行かしたかもわからん。3-0やったら。あとな。3-0やったら。たぶんもうな、ここはホームランとかあるから、ヒット打たれるかな。1点なんや…」

-球数のメド
「6回いってくれたらいいと思ってた。はっきり言うて。ぉん。だからもうきょうは村上、富田でいこかなと思ってたからな。7、8回ぐらいまで。佐々木朗希やったら投げさせとったけどな。1-0でもな。投げさすやろ。村上じゃ3-0じゃないと投げさせられない。そのへんは違うところ」

第9戦 vs巨人1回戦【2023.4.11】

東京ドーム
阪神 000 000 010 1
読売 100 000 24x 7
本 中田4号 大城1号
○戸郷2勝 ●西勇1敗
阪神 西勇、富田、浜地、ビーズリー
読売 戸郷、高梨、田中豊、鍬原

この日はGW明けにカナダへ留学しにいくKが同行者。
昨年の9月にハマスタへもKは同行してくれたが、その時は藤浪が乱調して敗戦。藤浪、アメリカでも同じようなことをしているな。アメリカ人にいじめられてないかな。心配。
で、この日も敗戦。
「この人と行くと負ける」
そういうの、あるよね。そんなものは払拭したいのだけど、Kは少なくとも1年間はカナダから帰ってこないので、このジンクスを破るのはしばらく先になりそうだ。

打てんなあ。差し込まれるばっかり、ポップフライばっかりやもんな

打ち上げちゃうと明るい未来が見えないからため息が深くなる。
チャンスを作っても打たないのは見慣れているけど、慣れているだけで楽しいわけではない。あまりの貧打に色んな評論家や記者が打順の組み換えがあるのかないのかを書きたてている。
さて、岡田監督はどうするか。

★ピックアップ
西勇輝
なんだかんだ試合を作ったのはその経験値の高さがあってこそ。
なかなか評価すべき選手が見当たらないので消去法でピックアップ。

《試合メモ》
・ファーム。井坪陽生(ドラ3)が止まらない。打率は驚異の.415。もちろんリーグトップ。安打数もトップ。
中野、マルチ。昨季はチャンスに弱かったが、今日はタイムリーを打った。それにより最もつまらない負け方である完封負けを防ぐことができた。
木浪、マルチ。ショートレギュラーの座を渡すものか、という意志が伝わってくる。良きかな。
近本、ヒット。それ以外の打席も良い当たりが出ているので、いずれ手が付けられなくなるはず。
・4裏。森下が補殺で2塁からタッチアップした中田翔を刺す。見事な中継プレー。爽快。人を殴るやつにのうのうと野球をさせてはいけない。今からでも無期限謹慎にすべき。

西勇輝、6.2回97球6安打2四球1死球奪三振3失点。初回に先制された時は滅多打ちされるかと思ったが、7回途中まで投げたことは評価できる。が、君に求めるものはもっと上。オコエなんぞにポカスカ打たれたのは反省だ。
・7裏。西勇の後を受けた富田が2球でブリンソンを打ち取り無失点ピッチ。
・8裏。浜地の後を受けたビーズリー無失点ピッチ。ピンチは作ったけど。

《ちょっと反省》
・1裏。オコエのレフト前ヒットをノイジーファンブル。無駄に塁を進ませる結果となり、先制点を与えるきっかけを作ってしまった。まあ、外野経験少ないからな。筒井コーチも「ノイジーの外野は伸びしろしかない」って言ってたし。
・3~7番が無安打では勝てない。今岡&水口コーチ、何とかして。
・8裏。浜地1アウトも取れず4失点。試合を決めてしまった。いま、浜地は苦難の時を迎えている。乗り越えてほしい。

●指揮官コメント全文

-打線がまず…
「(苦笑しながら)打てんなあ。差し込まれるばっかり、ポップフライばっかりやもんな、フライが」

-戸郷も状態は良いほうだったと思うが?
「思ったよりもストレートが多かったよなあ、きょうは。うーん、前半からなあ。そら多いのはわかるわけやからなあ」

-なかなか佐藤輝の兆しがみえない
「そら見えへん。見ての通りやんか。そんなん、お前。そういう質問はわかってることやから、あんまり…。結果論を言うてもしゃあないやん」

-クリーンアップが無安打
「ぉん。もうだから差し込まれのフライばっかりやからなあ」

-森下も3試合ぶりにスタメンに出たが
「いや~ちょっとまたおかしなってんもんな。バット出えへんもんな。なぁ」   

-巨人打線は状態上がってきた
「いや、状態上がってるいうか、今日はオコエなぁ。ほとんど勝負ではオコエにやられたような(もの)みたいやけど。だから、状態上げるようなんやったらあかんわな。最後、浜地にしてもな。ほんま、何とか立ち直るそういうアレをやったけど、しんどいよな。ボールが飛ぶよな、なぁ。ホームラン3本か。ヤクルトからな」

-1点返したあとだけに
「いやいや、2点なあ。1点取って分からへんし、ちょうどな、いい展開いうたらおかしいけど、浜地も立ち直るにはええ点差いうたらおかしいけどな、ぉん、そう思たけどな」

-下(二軍)も考える
「そら考えなあかんやろな、こんだけそらお前、えー、結果、投げて打たれとったらな。そらしょうがないわ」

-西勇は
「そうやなあ、だからオコエの相性もな、オコエが一番タイミング合うとったけどな、そこ何とかのー、長野のゲッツーもあったけどな、もう1人な、頑張ってくれとったら分からんかったけどな」

-守備は中継プレーだったり、いいプレーが出たが
「まあでも、お前点取れん…お前1点じゃ、ずっと4試合1点かいな。4試合1点じゃそりゃな、なかなか勝てんわな、うん」

-もう少し辛抱っていうイメージ?
「いや、それはわからん。いや、変えたくないとは言うてないよ」

-久々に出たタイムリーっていうのを今後にどうつなげていくか
「まあタイムリーっていうか、まあそらチャンスもな、ほとんどなかったし。まあな、あそこでまあ残ってクリーンアップやからな。2人ランナー残ってクリーンアップで。まあなんとかな、ピッチャー代わったから。そりゃピッチャーは代わるわな。次、右が続くんやから、そんなん代わるのはもう予定してることやけど、そこでな。やっぱりな、なんとかこうな、もうちょっとええ内容で対応せんとあかんわな。まあ打ち取られ方が悪い。はっきり言うて」

 

第8戦 vsヤクルト3回戦【2023.4.9】

阪神甲子園球場
ヤク 000 000 100 000 1
阪神 001 000 000 000 1
ヤク 吉村、星、石山、清水、木澤、田口、小澤、山本、大西
阪神 才木、岩崎、湯浅、石井、K.ケラー、加治屋

春の甲子園はまだ寒い。
特に1塁側内野席(アイビーシート)の上段は日が当たらず風も吹き抜け、凍えるようだ。ある程度の防寒対策をしていて良かった。

◆アイビーシート30段86番からの眺め

緊迫してる?    そう。オレには見えんな、緊迫してるようにはな。

岡田監督はこう話したが、観ているこちらとしてはこの3連戦の投手戦は実に見応えがあった。拙攻といえばそれまでだが、それは双方の投手陣が力の限りを尽くした結果でもある。春先にはなかなかお目にかかれない激闘であった。
1勝1敗1分ではあったが、総費用4万5000円の遠征の価値はあった。


★ピックアップ
久保田智之投手コーチ
この3連戦で強力ヤクルト打線を5失点に防いだ投手陣をブルペン投手コーチとしてしっかりと運用した。それもこれもJFKの一角として獅子奮迅の活躍をした経験があるからこそ。

《試合メモ》
・ファーム。及川が6.2回99球5安打2四球10奪三振無失点ピッチ。およよ、良い感じだね。
・ファーム。10裏二死1,2塁でレフト前へ井坪(ドラ3)のサヨナラタイムリーヒット! この子は必ず大成する! てか、もう上げちゃおうぜ。
ムッシュよっさんが甲子園に来て岡田監督らを激励。元気そうで何より。89歳。
・1表。才木三者連続三振の気持ちの良い立ち上がり。3回までに8奪三振! 最終的に7回114球5安打1四球1死球11奪三振1失点。7表、川端を抑えたかったが...だが、責められない。素晴らしいピッチングだった。白星をつけさせてあげたかった。

・3裏。無死1、3塁で3番ノイジーのショートゴロの間に1点先制。ショート長岡のナイスキャッチでヒットは防がれたが、先制したことが大事。
・8表。岩崎、無失点ピッチ。さすが金メダリスト。
・9表。オスナの強烈なライナーをサードのサトテルがジャンピングキャッチ! ナイスプレー。
・9表。石井、無失点ピッチ。
・10表。湯浅、無失点ピッチ。さすが日本代表。
・11表。K.ケラー、無失点ピッチ。先頭打者を四球で出したがこらえた。奪三振率12.00。
・12表。加治屋、無失点ピッチ。先頭打者を四球で出したがこらえた。
中野、マルチ。欲を言えば9裏の一死2塁で打ってほしかったが(見逃し三振)。
大山、マルチ。さすが俺たちの4番。8裏のツーベース後に勝負に出た指揮官が植田を代走に送りベンチに下がったのが悔やまれる。もはや、大山しか打てる気がしない。
木浪、猛打賞。シーズンに入っても続く熾烈なショートレギュラー争い。良きかな。

・負けないこと。それが一番大事。

《ちょっと反省》
ミエセスが身内の不幸で帰国。
・1裏。一死満塁で5番サトテル、6番板山の連続三振はいただけない。吉村は良い投手だから立ち直っちゃうのよ。叩ける時に叩かないと。

・7表。梅野がワンバウンド投球を右手親指付け根付近に当てて打撲。痛そうだった。大丈夫かな。
・8裏。無死2塁から5番サトテル、代打原口、7番梅野三者三振はひどい。
・スタメン起用の板山(3タコ)、ラストチャンスを逃した感があるな。週明けに渡辺諒と入れ替わる予感。

●指揮官コメント全文

-中継ぎ陣がよくしのいだ
「まあ、なあ。まあ、なんとも言えんよな、ほんま」

-打線はあと1本というところだった
「うーん。初回からやからな。結局。三振はなんにも起きんもんな。ほんと。ボテボテでも打てと思うけど」

-佐藤輝は早くいいところでの1本が欲しい
「いやあ、そら、お前。みんなそうやけどな。余計に目立つわな。あそこでチャンスが回ってくるからな、結局は」

-先発で崩したかった
「まあ初回やな。まずなあ。初回もそうやし、何回もチャンスあったけどなあ。どっかで1本出ていたら、そら違った展開になっていると思うけどな」

-佐藤輝を見てどういう風に思うか
「えっ、いや、どういう風にって? 見ての通りよ。そら。結果が出ないんやからさあ」

-タイミングの取り方も遅い
「いや、もうそれはずっとよ。ずっと言い続けていることやから。渡辺(諒)がいないんよ。それだけよ。ちょうど熱が出て」

-渡辺がいたら外してもおかしくない状態か?
「そら打てんかったら外すよ。しゃあない」

-下位打線はここ何日か入れ替えている
「下位打線やからな」

-期待するのは上位打線
「そら当たり前やん。ずっと出しているわけやから。今シーズン初めて出るやつとかな、昨日今日で、木浪は3本打って、機能してるやんか。やっぱり、打つべき人が打たんと、試合というのはいい流れにならんよ、それは」

-才木はいい投球
「良かった、そらねえ。まあなあ、もう1人、あそこなあ」

-あそこは任せるところ
「いやいや、追い越されるまではいかすつもりやったよ。あの回」

-同点で止めたのは大きい
「まあ大きかったよ。それは先に言いに行かしたから。追い越されるまで才木でいくからっていうのはな」

-リリーフ陣もこういう試合を抑えることで上がってくる
「いやいや、岩崎もだいぶ状態上がってきたよな。だいぶな、あの辺が、石井にしてもね、湯浅にしてもね、ある程度いけるというな、調子も戻ってきたしな、あの辺は」

-3試合を通して村上に打たせなかった。バッテリーの対策がうまくいっている
「それはバッテリーコーチに聞けよ、そこまでオレも頭回らんわ、そんなもん、お前(笑い)。そこまでやったら、しんどい」

-相手の主砲を抑えることは今後に向けても
「今後ていうか、でも結局打たれたらあかんバッターやんか、一緒やんか、上位打線とそれのな、やっぱり打つべき人が打ったらチームは勝てるということやんか。そのために4番とかクリーンアップに置くわけやからさ、チームとしては。やっぱりその辺が打ったらチームは盛り上がるしな、たまにやで、下位打線が打ってヒーローなるとか、そんなんホントたまにやんか、いつもいつもそうじゃないよ、やっぱりな、打つべき人が打たんと、なかなか長いシーズンいい流れでいかんよ、それはな、やっぱりな」

-開幕から3カード終わった。緊迫した試合が続いている
緊迫してる? そう。オレには見えんな、緊迫してるようにはな。そら、両方ヒットが出んとかなあ、完璧な投手戦やったら、そういうのが緊迫のゲームて言うけど、まあ、もうなあ、どっちかって言うと拙攻のゲームやんか。まあ、これは両方かも分からんけどもな。それはピッチャーがしのいで、しのいでのこういう展開やからな。そら、相手も思うてんちゃう? ノーアウトサードでなあ、クリーンアップで点入らんていうのは考えられへんことやんか。でも、そういうことが起きるんよな。まだ、この、チームが落ち着いてないからやろ。だから、打つべき人が打ってないから、こういうゲーム展開になるだけであって。そんな簡単なことや。緊迫したゲームちゃうよ、お前。もう、お前、遊んどってもええゲームやんか、オレらも。もう打たれるなあ、もう打つなあと思うてんのが、ずっと12回続いたんや、お前、せやろ」

-森下はヤクルト先発吉村との兼ね合いで外したのかか
「いやいや、今日も外すつもりやったよ。板山もヒットが出てなかったからな。三振ばかりしてるからな、1本くらい打たしてやろかなと思ったけど、あかんかったなあ。ほんまにもう。まあ別にそんなん、使う、使わんとかそういう問題じゃなしに、1年間ね、ベンチ入りのみんなでやっていかなあかんわけやから。まあ木浪もな、今日ヒット出たしな。東京ドームからまた小幡でいくつもりやったけど、また考えなあかんな。そらあ打ってる人は代えられんからな。でも打たん人は代えれるよ。チームとして機能せなあかんからな、やっぱり」

-ヤクルトの投手がいい
「ヤクルト、ピッチャーいい。ホンマええよな。何であんな球、速なったん。ホンマ不思議やなあ。誰か1点取られたらズルズルいきそうやけどな。取られへんよなあ、ホンマに」

 

第7戦 vsヤクルト2回戦【2023.4.8】

阪神甲子園球場
ヤク 000 000 000 0
阪神 100 000 00x 1
○大竹1勝 ●尾仲1敗 S湯浅3S
ヤク 尾仲、大西、今野、星
阪神 大竹、岩崎、石井、湯浅

甲子園駅から球場へ向かう広場に、アオダモの花。
こんな風に花を咲かせるのだね。

ヤクルトの出てくるピッチャーはすごくボールが速くなっているというかね、ちょっとそういう意味ではこっちの打線よりもヤクルトのピッチャーのスピードとか切れとかちょっとビックリしましたね

星なんて、すごく良くなってんじゃん。今野も去年より安定してるし。
困るな。マクガフが居なくなって喜んでたのに、大丈夫そうじゃん。ちょっと、何とかしないといけないね。

★ピックアップ
・大竹耕太郎
一発が怖い打線を6回無失点。1-0という緊張感のある中で素晴らしいピッチングだった。ランナーを出しての山田や村上の打席では牽制球をしつこいくらいに挟み、決して相手にのまれないようにしていた。この老獪な投球術が良い。

《試合メモ》
坂本誠志郎木浪聖也島田海吏が今季初スタメン。
・1裏。2番中野のセンターオーバーツーベースに続いて、ノイジーがライトへヒット。一時はサンタナのスライディングキャッチで併殺判定になったが、リクエストの結果、一死1,3塁に。危うかった。リクエスト制度が無ければ泣き寝入りだった。ノイジーナイスバッティング。
・1裏。4番が大山が先制の犠牲フライ。早くも今季3本目。大山が打つと嬉しい◎
・2表。オスナの大飛球をフェンス際でレフトのノイジーがジャンピングキャッチ! えらい!
・2裏。8番木浪がフォアボールで9番に回した。こういうの大事。
・4裏。5番サトテル、17打席ぶりにヒット。まあ、そんなに心配してないけどね。
・先発の大竹。6回84球3安打無四球3奪三振無失点。素晴らしいタテジマデビュー。現役ドラフト組では白星一番乗り。ソフトバンクからの現役ドラフトは今季も要注目。
・7表。岩崎、無失点ピッチ。さすが金メダリスト🥇
・8表。石井、無失点ピッチ。甲子園初お立ち台おめでとう。
・9表。湯浅、無失点ピッチ。さすが日本代表。

・連敗ストップ。
・3時間以内(2時間57分)で試合が終わった。良いね。
スカイAで解説の金村暁が投手心理や駆け引きを分かりやすく話してくれる。しかも親心満載で。

《ちょっと反省》
・ファームで伊藤将岩貞森木がいずれも失点。大丈夫かな。。ファーム、いま、全然勝ててないんだよな。。
・4裏。二死1,2塁で木浪の平凡なサードゴロ。打球と2塁走者サトテルとサード村上が重なるような形になり、打球もイレギュラー。サード村上がファンブルし、満塁のチャンスになったかに見えたが、2塁走者サトテルが守備妨害を取られ3アウトチェンジ。うーん、守備妨害かな? サトテルが妨害したようには全く見えなかったが。原審判員に見解を求めたい。
Xユーザーの坂井遼太郎さん: 「【これって守備妨害なの?】 この質問がかなり多かったので答えます。 少し長くなるので、連続でツイートしていきます。 かなり難しいプレイですが、私の見解としては【7:3】で『守備妨害』とみています。 その理由を書いていきます。 https://t.co/CouTCdvcNR」 / X (twitter.com)
元審判員の見解。
・打てなくなっちゃた。みんな頑張れ。

●指揮官コメント全文

-しびれる試合でした。
「そうですね。まあ、きのうのきょうなんでね。ああいう点の入り方というか、まあ、どうやろ。むこうもピッチャーいいしね。あと1点ね、入っていたら楽だったんだけど、しょうがないですね。打線の調子が悪いとね」

-最後、湯浅は落ちついていた。
「もう最後はね、そこまでつないで湯浅に託さないといけないと思っていたんで。何とかしてくれるとは思っていましたたけどね」

-ストッパーは板についてきた。
「そうですね、はい。開幕は四球3つ出したりはあったけどね。まあ、だいぶ落ち着いてね。そこまでいく(中継ぎの)ピッチャーがね。もうちょっとね。心配な面はありますけどね、はい」

-石井はずっと安心感がある。
「ほんと、キャンプの実戦からずっと0点に抑えて。まあ、ちょっと自信を持って投げているというか、マウンドの姿もね。たいぶ様になってきたんじゃないですか」

-大竹が6回3安打、無四球で抑えたが。
「ちょっと立ち上がりはあんまりよくなかったと思うんだけど、結構ストレートで押してたんでね。だから、まあ、どうなんですかね。本当の持ち味は緩急だと思うんだけど。まあ三回ぐらいから緩急を使って、ほんと、ナイスピッチングだったですね」

-村上のバットを折るシーンもあった。
「いやいや、やっぱりなんというか、無四球もそうだけど、コントロールですよね、やっぱり」

-相手の予告先発が変更になった。
「そうですね。本当、グラウンドに出る前くらいに連絡があったんだけど。まあまあちょっと知らなかったんですよね。タイガースにいてたというのもあって。ミーティングでは梅野に言わせたんだけどね、どんなピッチャーかというのをね。映像もそんなになかったしね。2月の浦添の映像はあったんだけど」

-リクエストが大きかった。
「いやいや、こっちから見るとヒットと思ったから。まあみんな『前に落ちている』と言っていたので」

-監督から目視で見えていた。
「いや、見えてるっていうか、打った瞬間、ヒットと思ったから。捕るとかじゃなしにね」

-大山がきっちり犠飛。4番の仕事。
「まあね、2点3点いければいいけど、昨日の今日だし、1点取ったけど、あんまり良い気持ちはしなかった、逆にね」

-打線は1点。どう見ていたか。
「うーん、ちょっとね…。ヤクルトの出てくるピッチャーはすごくボールが速くなっているというかね、ちょっとそういう意味ではこっちの打線よりもヤクルトのピッチャーのスピードとか切れとかちょっとビックリしましたね

-森下、梅野、小幡をスタメンから外した。狙いは?
「いやいや、まあ、1年間不動のメンバーでできないし、ちょうどね、ぉん、雨中抜きでね、昨日はね、ぉん、普通のゲームで負けたんで、そういう意味でも今日はだから、ホントはあそこ、ピーターズだったら森下だったんだけどね、右だったんで島田もいけたんでね、みんなもこれでスタメンとして開幕したし、おいおい調子とかもあるんでね、それは代えていこうとは思いますけどね」

-ピーターズなら森下の予定だった。
「ああそうです、はい」

-結果的には休養という位置付け。
「まあ休養というほど、そんな力ないと思うけどね、はっきり言うて、ぉん。だからちょっとね、連敗したんでね、気分転換というか、長いシーズンね、そういう使い方になるかなと思いますね」

-明日は才木だがまずは打線か。
「そうね、だって(吉村には)神宮でも抑えられたし、浦添でも抑えられてるピッチャーだからね、いいピッチャーだけど、1点じゃなしに、2点3点取らないとね、いけないですね、明日はね」

(囲み)
-ノイジーは守備もつなぎも存在感。
「そうやなぁ、守備固めいかしたら、けっこう怒りよるねん。元気で九回までいける言うて、この間も広島の時もな、今日は足の具合がええとか言うて笑」

-ノイジーの守備力。
「いやいや、見ての通りやな、ぉん。昨日の初回なんかでも、何やろな内野も経験してるからああいうプレーができるんやろな」

-チャンスを得点につなげられて勝ちにつながっている。
「勝ちってお前、1-0やで(笑)勝ちって言えるのかどうか分からへんけど」

-坂本のリードは?
「いやいや、うまくね。ちょうど大竹の時ってちょっと考えていたんだけど、このあいだは雨だったし、ちょうどそういう意味では昨日の負けが他の選手も上手く使えるようにな、負けが使えるよえになったって言ったらおかしいけど、でもまあ、1年間通じて長いシーズン考えたら、そういう使い方もありかなとは思うけどね」

-今日は八回に石井を起用したが。
「そうやね、やから後ろは湯浅がいるから、昨日もねちょっと浜地、湯浅で行こう思ったけどその前でね、きょうはね、岩崎も久しぶりに持ち味というかね、低め低めにねにていねいに投げていたので。春先が悪いって、まあおれは今年からやけどちょっと春先はあまり良くないんで、どっちかというとどんどん投げさした方がええんかなと思うんやけどね、うん。でも開幕の時よりかはだいぶ良くはなってるよね、岩崎はね」

-石井は八回で行く。
「いやいや、八回というか七、八はわからないけど、まだあのクリーンアップは岩崎に行ってもらわないと」

-彼の経験から。
「そらそうよ」

-先発の大竹は緩急つけたり、内角ストレートに。
「やっぱり、コントロールがいいからいけるんやろうな、ぉん。甘くならないというかな、コントロールミスしない、ねえ、ぉん」

-雨で流れたが、広島でも絶好調だったと。そのままいけた感じか?
「そうやな、ぉん。今日ブルペンなんか試合前はえらい、軽く投げとったらしいな。なんでかなと思ったけど、もうそのぐらいの方がええんちゃうか言うとった」

-現役ドラフトで指名した選手が、きっちりキャンプから評価して活躍されるってのはどうですかね。
「いやいや、それは嬉しいよ、だから、ぉん。そんな初めての試みだしな、あれもな、うん」

-監督にとって、久しぶりの甲子園での公式戦勝利に。格別な思いも。
「まあ、そうでもないよ。まあ、まだまだ、ここで70試合ぐらいせなあかんのやで。70試合ていうかな、60くらいねえ」

-こういう接戦を取るのは、気持ち的にもいいもの。
「いや、気持ちよおない。そんな、ええことはないよ、うん、うん。そら、体に悪い方や」

-開幕から結構、ベンチでも笑顔が。
「いやいや、それはあれや、表情と心は違うよ、そら。そんな、勝ってんのに渋い顔もできへんしな」

-二軍では伊藤将が投げた。
「おう、聞いた聞いた。なんか、3失点しとったみたいやな。まあ、まだもう1回ぐらい投げてからやで、うん。まあ、岩貞の方がな、早いかもわからんけどな、ぉん。その辺はおいおいな、また。だから岩貞もまた、ブルペンに入るから、そういう意味でも、あんまきちっとまだな、決められへんっていうのもあるよ。まあ、別にこれかめへんよ。まだ1カードね、全部当たるぐらいまではね、そういうので、ぉん。やっていけると思うよ、それはね」