阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

第87戦 vs中日14回戦【2019.7.17】

豊橋市民球場
阪神 012 010 000 4
中日 010 120 02X 6
本 大山11号 堂上8号 平田6号
○ロドリゲス1勝4敗 ●藤川4勝1敗 S岡田2勝1S
阪神 望月、岩崎、藤川、島本
中日 阿知羅、三ツ間、福、ロドリゲス、岡田

中日に3タテを喰らう。
そして、6連敗。後半戦、いまだ勝ち星なし。7月7日以来、勝利を味わえていない。
鬱屈した思いが蓄積される。健康に良くない。

先発の望月はファームでローテーション投手になっている。防御率も2点台で、いつ昇格してもおかしくない成績をおさめていた。
メッセンジャーの降格で、ようやくチャンスを得た。
前回の4月4日の登板ではリリーフで3回4安打2四球2死球3失点。それから4か月。成長した姿を見せてもらいたい。
と思っていたが、そんなに成長してなかった。
打線が、せっかく4点も取ってくれたのに、すぐ追いつかれちゃう。
5裏の平田に浴びた2ランなどは、ガッカリの極致。
ファームで結果を出して、一軍でチャンスを潰す。球団内で流行ってるのだろう。
強いボールがあるのはわかっている。
あとはそれをどう生かすか。コントロールを付けるのか、鋭い変化球を身に付けるのか。まあ、いろいろあるだろう。
まだ4年目の21歳。藤浪(25歳)の覚醒を信じているの私から見れば、望月に与えられた大躍進の余地は計り知れない。
チャンスを与えまくる指揮官だから、今季中にまたチャンスはもらえるだろう。
その時に、改めて成長した姿を見せてもらうことにしよう。

8裏に球児が勝ち越しタイムリーを浴びて、試合の大勢は決した。
先頭の大島に初球をライトへ運ばれ二塁打。球児の初球はストレートと踏んで、狙っていたのだろう。
連勝中のドラゴンズがこのチャンスを逃すということは無かった。
一死1、2塁でむかえた阿部。
これまた初球をセンターに運ばれた。フェンス直撃の当たりだった。
完璧にとらえられた。だが、近本は追いついていた。
捕れそうな気がした。
だが、捕れなかった。
昨日の試合でも、追いついていた打球を捕れなかった。
フェンスギリギリの打球をキャッチすることの難しさは、これまで幾多の名手が口にしてきているから知っている。
壁に向かって突っ込んでいかなくてはならないのだ。怖いに決まっている。なおかつ、飛んでくるボールを掴まなくてはならない。
ほぼ曲芸に近い。
だが、ファンはそれを求める。
なぜならば、その曲芸ばりのプレーをしてのける選手を見てきているからだ。
来年か再来年、近本が曲芸を身に付けファンを幾度となく湧かせることを夢に見て、今は近本の成長を見守っていこう。

4番大山が4の4。
久々に打棒が奮った試合をモノにできなかったのは残念。
やはり、ハマると驚異的な力を発揮する。
これがあるから、4番から外せない。
あとはその安定性のみ。
私は単なる4番を求めていない。
ミスタータイガースを求めているのだから。

次戦は本拠地甲子園でヤクルト戦。
混戦のセ・リーグにあって盤石の最下位をキープしてくれているチーム。
ここに勝てないようだと、我々がその位置に座ることになる。
大事な3連戦になる。