阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

第120戦 vs中日21回戦【2019.8.28】

阪神甲子園球場
中日 000 001 000 1
阪神 000 000 000 0
本 阿部6号
○小笠原1勝1敗 ●青柳6勝9敗 S岡田2勝2敗9S
中日 小笠原、藤嶋、ロドリゲス、岡田
阪神 青柳、島本、能見

当日のメモ
一番木浪、二番近本
4/2以来だそうな。
青柳、ランナーを出しまくるも抑える。が、阿部にソロを浴びて、それが決勝点。
ということは我が軍が得点を入れられなかったということ。
中日小笠原を打てず。
初回、木浪のヒットから近本のナイスバッティングもピッチャーライナーゲッツーで雰囲気しぼんじゃったな。
0-1のスコアも内容は弱いチーム同士の戦い。

前日の試合が雨天中止となり、スライドで青柳が登板。本塁打の1失点だけで見た目は良いが、7回8安打2四球2死球でリズムの良いピッチングがまるで出来ていない。この辺が課題だな。

7裏に二死2、3塁で代打鳥谷を起用もセカンドゴロに終わった。不穏発言から最初の打席だったが結果は出せなかった。いよいよ悲壮感が出てきた鳥谷に希望の光は射すのだろうか。

第119戦 vsヤクルト20回戦【2019.8.25】

明治神宮野球場
阪神 001 000 000 1
ヤク 000 020 21X 5
○ブキャナン4勝6敗 ●ガルシア2勝8敗
阪神 ガルシア、島本、ドリス、守屋
ヤク ブキャナン、坂本、平井、梅野、マクガフ

3タテならず。
3表に二死からチャンスを作り、福留のタイムリーで先制するも、得点はこの1点のみ。
その後はランナーは出すも、それを生かせずじまいだった。
相手の投げているピッチャーは昨日、一昨日と大差ないのに、なんで打てないかね。まあ、それも野球か。

f:id:knta-0126:20200109030007j:plain

”証城寺の狸囃子″や”ゴンドラの唄”も中山晋平の作曲。偉大な音楽家なのに、野菜と果物に囲まれていて農家のおじさんにしか見えない。

先発のガルシアは4回まで何とか粘りのピッチングで0点に抑えていたが、5回に先頭の青木にデッドボールを与え、雲行きが怪しくなると、満塁までピンチを広げ、代打の中村悠平に逆転タイムリーを打たれてしまう。中村ごときに…あとアウト一つだっただけに悔やまれる失点だった。

f:id:knta-0126:20200109031356j:plain

青木に死球を与え、反省のガルシア

7回にドリスが2点を取られ、意気消沈。ドリス、投げれば打たれるなぁ。こんなだったらソラーテをベンチに置いといた方が良くない? 陽気だし。

f:id:knta-0126:20200109031719j:plain

ドリス、ピンチ!

8回には守屋もダメ押しの1点を取られ、負け確定。なんで二死から取られちゃうかねぇ。でも、守屋は一年通して投げるの、今季が初めてだから多少は温かい目で見てあげよう。来年、同じようなことしたら怒るよ。

この試合後に鳥谷が「自分もこれが最後になるかもしれないので」と衝撃発言。最後になるかもしれない神宮球場での打席はショートへの内野安打だった。

f:id:knta-0126:20200109032325j:plain

神宮球場の電光掲示板に「鳥谷」の名が刻まれるのは、これが最後なのか…!?

第118戦 vsヤクルト19回戦【2019.8.24】

明治神宮野球場
阪神 200 410 000 7
ヤク 003 010 000 4
本 福留8号
○西6勝8敗 ●田川1敗 S藤川4勝1敗9S
阪神 西、能見、岩崎、ジョンソン、藤川
ヤク 田川、星、大下、坂本、梅野、近藤、平井

この日も初回に先制。福留のオジキがプロ初先発の田川賢吾に洗礼を浴びせる2ランをライトスタンドへ突き刺す。

f:id:knta-0126:20200107000418j:plain

プロ初先発の田川

西を相手に田川をぶつけてくるとは、ヤクルトの台所事情いかばかりか。
気分良く♪フンフン鼻歌交じりで観ていたら、3裏に逆転される。7番中村からの下位打線相手だったのに、あれよあれよと3失点の西。リードを守り切れないピッチングはこの日も健在だった。
が、えらいのは打線。4表に福留、マルテ、糸原の3連打で満塁にすると、三振の大山はさておき、我らが天才バッターゴールデン髙山俊が2点タイムリーツーベースを放ち逆転。
田川はここで降板も、打線には関係なし。代わった星から梅野が追い打ちの2点タイムリーツーベース。試合の流れを完全にタイガースへと戻してくれた。

5回に表裏で1点ずつを取りあい、後半は投手戦。
ヤクルト投手陣に何となく抑えられてしまったが、リリーフ陣の力は我が方が上。
6回から能見、岩崎、ジョンソン、球児とつなぎ散発2安打で封じ、快勝。

f:id:knta-0126:20200107000847j:plain

左足がキュッと内股になるのがカワイイ PJ

f:id:knta-0126:20200107001123j:plain

奥村は見逃し三振でゲームセット

二日続けて、気持ちの良い試合を見届け、大満足。

f:id:knta-0126:20200107000842j:plain

まあ、大したもんだね。でも、DV野郎だということは忘れないよ。

なるか、3タテ!?

第117戦 vsヤクルト18回戦【2019.8.23】

明治神宮野球場
阪神 301 000 031 8
ヤク 001 010 100 3
本 木浪4号
○高橋遥3勝5敗 ●山田大4勝2敗
阪神 高橋遥、ドリス、岩崎、島本
ヤク 山田大、平井、坂本、梅野、五十嵐

今季4度目の現地観戦。これまでの3戦は全勝。今年の私は相性抜群だ。
この日も負ける気なしの気持ちで神宮へ乗り込んだ。
初回、近本が内野安打で出塁も木浪がゲッツー。嫌な流れになるかと思いきや、福留のフォアボールからマルテ、糸原、大山の3連続ツーベースで一気に3点を先取。
何これ。強いチームの野球じゃん。

f:id:knta-0126:20200106013947j:plain

しっかりボールを選ぶ福留

投げては高橋遥人が6回を2失点で何とか封じた。8安打2四球も9奪三振
5裏、木浪の悪送球で1点を返され、なおも一死2、3塁のピンチで雄平、村上を二者連続空振り三振に抑えたのはしびれた。
三振の取れるピッチャーは観ていて気持ちが良い。この才能をもっともっと伸ばしてほしい。

f:id:knta-0126:20200106013954j:plain

力投する高橋遥

8回に二死3塁から再びマルテ、糸原、大山が火を吹き3点を追加。これで勝利を大きく手繰り寄せた。9回には鳥谷、梅野がダブルスチール。木浪の一ゴロで梅野が生還しダメ押し。終わってみれば完勝。気持ちの良い試合となった。

7裏にソラーテと入れ替わり昇格したドリスが投げたが、相変わらずドタバタしていた。きっと久々の一軍&ナイターで気持ちが落ち着かなかったのだろう。叩いた2戦目はきっと大丈夫。

この試合で大引が通算1000安打を記録。おめでとう。

f:id:knta-0126:20200106015508j:plain

そして、山田哲人も33連続盗塁成功を記録。大したもんだ。

f:id:knta-0126:20200106015519j:plain

24、25日も観戦予定。
3タテといきたい。

第116戦 vsDeNA21回戦【2019.8.22】

京セラドーム大阪
ベイ 000 000 000 0
阪神 003 000 05X 8
本 福留7号
○望月1勝 ●平良5勝3敗
ベイ 平良、笠井、武藤、斎藤
阪神 望月、能見、ジョンソン、守屋

当日のメモ。
快勝。福留の2ランが効いた。
望月惇志、プロ初勝利。
めでたい。

望月は大きな身体から強いボールを投げられるということで、虎党からは2年目から注目されていたがケガが多く、なかなか飛び出せないでいた。
それでもしっかりケガを治し、中継ぎや先発でそれなりの結果を出し、改めてチャンスをもらい、この日の勝利に結びつけた。
まだまだ、粗削り。無駄なボールも多い。それでも何かを期待させるピッチングをする。
この期待感が許される時期は来季までだろう。
望月の進化を楽しみにしたい。

3裏の福留の2ランはレフトへ流してスタンドインさせる技ありの一発だった。
望月を楽にさせるベテランの妙技にほれぼれする。

第115戦 vsDeNA20回戦【2019.8.21】

京セラドーム大阪
ベイ 000 010 000 1
阪神 001 101 00X 3
本 髙山2号
○秋山4勝3敗 ●上茶谷6勝5敗
ベイ 上茶谷、三嶋、エスコバー
阪神 秋山、岩崎、ドリス、ジョンソン、藤川

髙山があのサヨナラ満塁弾以来3ヶ月ぶりのソロを放ち先制。
4、6回は木浪とマルテのコンビで2点。
投げては秋山が5回1失点で試合を作り、鉄壁のリリーフ陣がリードを守った。
理想的な勝ちパターンの一つがこういう展開。
こういう試合がたくさんできると常勝チームになれる。若手が多く、地力もついていない今のチームではなかなか難しいだろうが、強い勝ち方を少しずつ覚えて上昇タイガースを築いてほしい。
この試合が一つのモデルケースだ。

第114戦 vsDeNA19回戦【2019.8.20】

京セラドーム大阪
ベイ 000 000 000 0
阪神 000 041 21X 8
本 糸原2号 マルテ11号 梅野8号
○青柳6勝8敗 ●濱口6勝5敗
ベイ 濱口、藤岡、赤間、笠井
阪神 青柳、岩崎、島本、ドリス、浜地

前日の19日にソラーテが抹消された。
来日してから準備もままならない中であらゆる打順、守備位置で起用されたが、ここ最近の不振ぶりに首脳陣の我慢も限界に来たようだ。
再び、一軍でその姿を見たいが、果たして…

試合は快勝。
連敗の嫌な空気を振り払った。
5裏、濱口が荒れてくれた。敬遠策で満塁にし木浪勝負を選択するも、ストレートの押し出し。最高の先制点をくれた。ラミレスの策はタイガース戦だと大体裏目に出る。
次打者の福留が一、二塁間を抜ける3点タイムリーツーベース。
あな、気持ち良し。
昇格したばかりの中谷がチャンスメイクしたのもGOOD。
6裏は糸原の高めのストレートを強振してソロ。
7裏は新4番マルテがど真ん中の変化球をレフトスタンドへ運ぶ2ラン。
8裏は僕たちの梅ちゃんが真ん中低めの直球をレフトスタンドへソロ。
実に気持ちの良い試合であった。

青柳は6表にピンチを作って降板したのが悔やまれるが、試合は作った。まずまず。
その後の投手陣も意気消沈したベイ打線を完璧に封じ完封リレー。
こういうゲーム、たくさん観たい。

第113戦 vs巨人19回戦【2019.8.18】

東京ドーム
阪神 000 001 200 3
巨人 000 310 20X 6
本 岡本23号
○山口12勝2敗 ●ガルシア2勝7敗
阪神 ガルシア、浜地、ジョンソン、守屋
巨人 山口、大竹、田口、沢村

当日のメモで振り返る。
ガルシア、またしても試合を形成できず。
いつも頑張ってるのは伝わるのだが、ピンチを堪えきれない。
今日も増田ごときにレフトオーバーの先制二点タイムリーを打たれ、挙げ句投手の山口にまでタイムリーを浴びた。
確かに、増田への三球目はなぜボールなのかわからないほど素晴らしいストレートで、佐藤球審の技量を疑うほどだったが、ストライクボール判定は覆ることはない。ここは切り替えて頑張ってほしかった。
常に追いかける展開で拙攻で負けムードだったが、それでも糸原のタイムリー、福留のタイムリーで追いすがる。
が、チャンスも簡単に潰す。
満塁機で代打北條ポップフライ、原口三振。これでは勝てない。
4番マルテに代打でソラーテ。結果ボテボテセカンドゴロ。PJも失点。暗黒感が漂う。
だが、それでもまだ借金7の4位。
ファームの藤浪も相変わらずの制球難で昇格未定だが、もはや優勝の目はないのだから、ひたすら上で投げさせまくった方が良い。
戦い方を切り替える時期が来ていると思う。

巨人に3タテを喰らう。
気分悪し。
これで今季4度目の巨人3連戦3連敗。これは56年ぶりの屈辱だそう。1963年以来のということになる。村山、小山がいてもそんなことになるのか。じゃあ、現有戦力じゃ仕方ないか。

4番マルテが胸の痛み(筋肉系)を訴え、代打でソラーテを出すという面白起用になったが、面白いだけで得点には全く結びつかなかった。ちなみに助っ人の4番打者の代打に助っ人が登場するのは球団史上初だそうな。

88年の開場以来、東京ドームでの8月の通算成績は32勝82敗6分だそう。
この32年間で、8月だけで、巨人だけが対象なのに借金50である。
ひどすぎる。

第112戦 vs巨人18回戦【2019.8.17】

東京ドーム
阪神 000 000 020 2
巨人 100 000 30X 4
本 坂本勇32号 北條4号 福留6号
○高橋5勝4敗 ●西5勝8敗 Sデラロサ1勝4S
阪神 西、能見、守屋、島本
巨人 高橋、沢村、高木、鍵谷、デラロサ

当日のメモで振り返ろう。
初回の満塁機を逃したことに、そのさきの暗い未来を予感する。
案の定、その裏に坂本にソロを浴び早くも追いかける展開。西の不用意失点癖は治りそうにない。
しばらく最少失点差で粘るも、7裏に替わった能見が致命的な3失点。9割5分で負けを確信。
そして、やはり敗戦。
8表に北條、福留のソロ連発で虎党をささやかに盛り上げたのが救い。
とにかく打てなさすぎる。
桜井、高橋優と一流投手とは言いがたいところにも押さえられてしまう。
昨年までは片岡コーチの所為だと思っていたが、どうやら原因は違うようだ。
強いチームよりもたくさん厳しい練習をする。
そういう基本的なことが欠けていることが、15年間優勝できていない理由なのではなかろうか。

首脳陣に矛先が向かってしまった。
まあ、同じパターンで負け続けているので仕方ない。
しかし、ほんとになんで桜井とか高橋とかを打てないかね。この二人に抑えられてるのタイガースだけじゃない? と思ってしまう。実際はそんなことないが。
選手自身の研鑽はもちろんだが、スコアラーや打撃コーチの取り組み方も問題な気がする。同じ投手にやられすぎだよ。

第111戦 vs巨人17回戦【2019.8.16】

東京ドーム
阪神 100 000 000 1
巨人 000 200 00X 2
本 岡本22号
○桜井7勝2敗 ●高橋遥2勝5敗 Sデラロサ1勝3S
阪神 高橋遥、岩崎
巨人 桜井、高木、大竹、デラロサ

当日のメモで振り返る。
初回に満塁機でソラーテ犠牲フライで先制するも、その後は拙攻の連続。
マルテ併殺、大山併殺。
好機を中軸の打者が潰せば流れは相手に向かう。
高橋遙人はよく投げていたが、岡本へ投げたストレートが唯一の失投。2ランを浴び逆転された。
結局、1-2。
安打数は我が軍の方が上。悔しさは募る。
ここぞで打てないのは慣れっこだが、決して嬉しいわけでも楽しいわけでもない。
不愉快なことに変わりはない。
だが、すぐに良くなるわけでもない。ただ、耐えるのみ。
どめさんはよく打ったが一人だけではどうにもならない。
好投を続ける高橋遙人を勝たせてあげられないのはツラかろう。
とにかく頑張ってくれ。

ちなみにこの日のTwitterで私は
「大山。。。好調期間が短すぎる。。」
とつぶやいていた。
そりゃね、8/10,11にミスタータイガースだと信じていた人が、好機であっけなく併殺に倒れれば言いたくなるさ。

福留は猛打賞で頑張っていた。が、あとが続かない。
続いたとしても単打だから点が入らない。
長打を打てる人がいない。
悲しい。