阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

第122戦 vs巨人21回戦【2019.8.31】

阪神甲子園球場
巨人 000 200 000 2
阪神 020 000 11X 4
本 中谷6号
○ドリス5勝3敗19S ●山口12勝4敗 S藤川4勝1敗10S
巨人 山口、高木、大竹
阪神 西、ドリス、岩崎、藤川

実は昨日からタマホームスタジアム筑後に来ている。ソフトバンクホークスの豪華二軍施設をチラ見してやろうという算段だ。
もちろん、タマスタ筑後でホークス対タイガース戦が開催されているから企画した旅行なので、しっかりとファーム戦力を目に焼き付けてきた。

【8/30】
タマスタ筑後
阪神 100 002 001 4
ソフ 000 000 000 0
本 陽川6号
○馬場5勝5敗 ●ミランダ2敗
阪神 馬場、尾仲、飯田
ソフ ミランダ、バンデンハーク、泉、田浦、岡本健、加治屋

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俺たちのソラーテ

ホークス伸び悩みの筆頭株、真砂が一番、なぜか二軍に居る長谷川勇が四番に座る強力ソフバン二軍打線を我らが若虎投手陣が完封リレー。気持ち良し。
この試合を目の前で観ながらスマホの虎テレで甲子園の試合を観ていたのである。

【8/31】
タマスタ筑後
阪神 005 000 320 10
ソフ 060 010 000 7
本 長谷川勇5号 板山8号
○谷川3勝1敗 ●田中2敗2S S高野1S
阪神 藤浪、谷川、石井、福永、飯田、高野
ソフ 中田、二保、渡辺健、田中、岩嵜、川原

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俺たちの晋太郎

この試合の先発は藤浪だった。投げたら嬉しいなとは思っていたが、ビンゴ。
が、投球内容は悲惨だった。5回7安打4四球1死球奪三振7失点。
球の勢いは素晴らしいのに、なぜこんなに打たれてしまうのだ。切ない。
が、試合は6点差をはねのけて大逆転する超いい試合だった。
藤浪が投げて、ナバーロとソラーテがヒットする試合を生で観たことは非常に貴重な経験である。

この試合を目の前で観ながら、虎テレで甲子園の試合を観ていた。
当日のメモ
神宮での意味深発言から慌ただしい鳥谷の周辺。
谷本球団本部長が会談の内幕をさらし、鳥谷自身も本意ではないなかファンに向けて発言することとなった。
球団随一の功労者にシーズン中にも関わらず、「引退してくれと言われた」と語らせる阪神球団。伝統の御家騒動体質は今も健在だった。
もはや、鳥谷自身に球団愛が残されているとは思い難い。こんな流れで引退試合をしたくもなかろう。
こういうときのファンほど歯がゆいものはない。だが、彼を応援することは出来る。彼がタイガースで成してきたことを知っているからだ。
あと21試合。いつも以上に盛大な声と熱いメッセージボードで鳥谷をサポートしてあげたい。

さて、試合。
西が相変わらずの、クオリティスタートだけど勝てないピッチングを披露。リードを守れないピッチャー。10勝10敗の投手。
まあ、贅沢言っちゃあいけない。規定投球回数を守れるのは立派なことだ。
7裏。二死。
代打の中谷が追い込まれてから甘く入ってきた山口俊のストレートをレフトスタンドに叩き込み勝ち越す。
良いピッチングをしていた山口俊が見いられたようにど真ん中のストレートを放ってきた。これも中谷の持つ不思議な力か。
このリードを岩崎、球児で守り勝利。
鳥谷さんと1つでも多く試合をしたい。そういう雰囲気がチーム内に生まれているのかもしれない。

鳥谷について、球団の対応を嘆いている。今でも、もう少し上手くできなかったのかと思う。
試合はメモの通り、中谷のホームランが見事だった。山口俊から打つホームランの快感は格別である。

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斜め前に座る人も甲子園の経過を気にしながら観ていた



第121戦 vs巨人20回戦【2019.8.30】

阪神甲子園球場
巨人 100 000 102 4
阪神 100 000 000 1
本 丸24号
○田口2勝3敗1S ●高橋遥3勝6敗 S中川4勝2敗16S
巨人 高橋、田口、マシソン、中川
阪神 高橋遥、ドリス、岩崎

当日のメモ
高橋遙人が粘りのピッチングも7表に勝ち越され、9表に岩崎が致命的な2点を追加されジ・エンド。
初回の失点はワイルドピッチからランナーが二つ進み三塁まで到達してしまったことがきっかけ。防げる失点だった。もったいない。
4失点中3点は丸から打たれたもの。つくづく良いバッターである。そして、巨人なんぞに入団したことを本当に恨めしく思う。ロッテ行けよ!

しかし、高橋だの田口だのをどうして打てないかね。
打てそうな気がするのに。なんだかんだ言っても、巨人の育成というのはしっかりしてるのだね。
悔しい。

ドリスは昇格後、初めて0点に抑えた。
これを唯一のプラスとして前を向いていこう。

第120戦 vs中日21回戦【2019.8.28】

阪神甲子園球場
中日 000 001 000 1
阪神 000 000 000 0
本 阿部6号
○小笠原1勝1敗 ●青柳6勝9敗 S岡田2勝2敗9S
中日 小笠原、藤嶋、ロドリゲス、岡田
阪神 青柳、島本、能見

当日のメモ
一番木浪、二番近本
4/2以来だそうな。
青柳、ランナーを出しまくるも抑える。が、阿部にソロを浴びて、それが決勝点。
ということは我が軍が得点を入れられなかったということ。
中日小笠原を打てず。
初回、木浪のヒットから近本のナイスバッティングもピッチャーライナーゲッツーで雰囲気しぼんじゃったな。
0-1のスコアも内容は弱いチーム同士の戦い。

前日の試合が雨天中止となり、スライドで青柳が登板。本塁打の1失点だけで見た目は良いが、7回8安打2四球2死球でリズムの良いピッチングがまるで出来ていない。この辺が課題だな。

7裏に二死2、3塁で代打鳥谷を起用もセカンドゴロに終わった。不穏発言から最初の打席だったが結果は出せなかった。いよいよ悲壮感が出てきた鳥谷に希望の光は射すのだろうか。

第119戦 vsヤクルト20回戦【2019.8.25】

明治神宮野球場
阪神 001 000 000 1
ヤク 000 020 21X 5
○ブキャナン4勝6敗 ●ガルシア2勝8敗
阪神 ガルシア、島本、ドリス、守屋
ヤク ブキャナン、坂本、平井、梅野、マクガフ

3タテならず。
3表に二死からチャンスを作り、福留のタイムリーで先制するも、得点はこの1点のみ。
その後はランナーは出すも、それを生かせずじまいだった。
相手の投げているピッチャーは昨日、一昨日と大差ないのに、なんで打てないかね。まあ、それも野球か。

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”証城寺の狸囃子″や”ゴンドラの唄”も中山晋平の作曲。偉大な音楽家なのに、野菜と果物に囲まれていて農家のおじさんにしか見えない。

先発のガルシアは4回まで何とか粘りのピッチングで0点に抑えていたが、5回に先頭の青木にデッドボールを与え、雲行きが怪しくなると、満塁までピンチを広げ、代打の中村悠平に逆転タイムリーを打たれてしまう。中村ごときに…あとアウト一つだっただけに悔やまれる失点だった。

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青木に死球を与え、反省のガルシア

7回にドリスが2点を取られ、意気消沈。ドリス、投げれば打たれるなぁ。こんなだったらソラーテをベンチに置いといた方が良くない? 陽気だし。

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ドリス、ピンチ!

8回には守屋もダメ押しの1点を取られ、負け確定。なんで二死から取られちゃうかねぇ。でも、守屋は一年通して投げるの、今季が初めてだから多少は温かい目で見てあげよう。来年、同じようなことしたら怒るよ。

この試合後に鳥谷が「自分もこれが最後になるかもしれないので」と衝撃発言。最後になるかもしれない神宮球場での打席はショートへの内野安打だった。

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神宮球場の電光掲示板に「鳥谷」の名が刻まれるのは、これが最後なのか…!?

第118戦 vsヤクルト19回戦【2019.8.24】

明治神宮野球場
阪神 200 410 000 7
ヤク 003 010 000 4
本 福留8号
○西6勝8敗 ●田川1敗 S藤川4勝1敗9S
阪神 西、能見、岩崎、ジョンソン、藤川
ヤク 田川、星、大下、坂本、梅野、近藤、平井

この日も初回に先制。福留のオジキがプロ初先発の田川賢吾に洗礼を浴びせる2ランをライトスタンドへ突き刺す。

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プロ初先発の田川

西を相手に田川をぶつけてくるとは、ヤクルトの台所事情いかばかりか。
気分良く♪フンフン鼻歌交じりで観ていたら、3裏に逆転される。7番中村からの下位打線相手だったのに、あれよあれよと3失点の西。リードを守り切れないピッチングはこの日も健在だった。
が、えらいのは打線。4表に福留、マルテ、糸原の3連打で満塁にすると、三振の大山はさておき、我らが天才バッターゴールデン髙山俊が2点タイムリーツーベースを放ち逆転。
田川はここで降板も、打線には関係なし。代わった星から梅野が追い打ちの2点タイムリーツーベース。試合の流れを完全にタイガースへと戻してくれた。

5回に表裏で1点ずつを取りあい、後半は投手戦。
ヤクルト投手陣に何となく抑えられてしまったが、リリーフ陣の力は我が方が上。
6回から能見、岩崎、ジョンソン、球児とつなぎ散発2安打で封じ、快勝。

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左足がキュッと内股になるのがカワイイ PJ

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奥村は見逃し三振でゲームセット

二日続けて、気持ちの良い試合を見届け、大満足。

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まあ、大したもんだね。でも、DV野郎だということは忘れないよ。

なるか、3タテ!?

第117戦 vsヤクルト18回戦【2019.8.23】

明治神宮野球場
阪神 301 000 031 8
ヤク 001 010 100 3
本 木浪4号
○高橋遥3勝5敗 ●山田大4勝2敗
阪神 高橋遥、ドリス、岩崎、島本
ヤク 山田大、平井、坂本、梅野、五十嵐

今季4度目の現地観戦。これまでの3戦は全勝。今年の私は相性抜群だ。
この日も負ける気なしの気持ちで神宮へ乗り込んだ。
初回、近本が内野安打で出塁も木浪がゲッツー。嫌な流れになるかと思いきや、福留のフォアボールからマルテ、糸原、大山の3連続ツーベースで一気に3点を先取。
何これ。強いチームの野球じゃん。

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しっかりボールを選ぶ福留

投げては高橋遥人が6回を2失点で何とか封じた。8安打2四球も9奪三振
5裏、木浪の悪送球で1点を返され、なおも一死2、3塁のピンチで雄平、村上を二者連続空振り三振に抑えたのはしびれた。
三振の取れるピッチャーは観ていて気持ちが良い。この才能をもっともっと伸ばしてほしい。

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力投する高橋遥

8回に二死3塁から再びマルテ、糸原、大山が火を吹き3点を追加。これで勝利を大きく手繰り寄せた。9回には鳥谷、梅野がダブルスチール。木浪の一ゴロで梅野が生還しダメ押し。終わってみれば完勝。気持ちの良い試合となった。

7裏にソラーテと入れ替わり昇格したドリスが投げたが、相変わらずドタバタしていた。きっと久々の一軍&ナイターで気持ちが落ち着かなかったのだろう。叩いた2戦目はきっと大丈夫。

この試合で大引が通算1000安打を記録。おめでとう。

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そして、山田哲人も33連続盗塁成功を記録。大したもんだ。

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24、25日も観戦予定。
3タテといきたい。

第116戦 vsDeNA21回戦【2019.8.22】

京セラドーム大阪
ベイ 000 000 000 0
阪神 003 000 05X 8
本 福留7号
○望月1勝 ●平良5勝3敗
ベイ 平良、笠井、武藤、斎藤
阪神 望月、能見、ジョンソン、守屋

当日のメモ。
快勝。福留の2ランが効いた。
望月惇志、プロ初勝利。
めでたい。

望月は大きな身体から強いボールを投げられるということで、虎党からは2年目から注目されていたがケガが多く、なかなか飛び出せないでいた。
それでもしっかりケガを治し、中継ぎや先発でそれなりの結果を出し、改めてチャンスをもらい、この日の勝利に結びつけた。
まだまだ、粗削り。無駄なボールも多い。それでも何かを期待させるピッチングをする。
この期待感が許される時期は来季までだろう。
望月の進化を楽しみにしたい。

3裏の福留の2ランはレフトへ流してスタンドインさせる技ありの一発だった。
望月を楽にさせるベテランの妙技にほれぼれする。

第115戦 vsDeNA20回戦【2019.8.21】

京セラドーム大阪
ベイ 000 010 000 1
阪神 001 101 00X 3
本 髙山2号
○秋山4勝3敗 ●上茶谷6勝5敗
ベイ 上茶谷、三嶋、エスコバー
阪神 秋山、岩崎、ドリス、ジョンソン、藤川

髙山があのサヨナラ満塁弾以来3ヶ月ぶりのソロを放ち先制。
4、6回は木浪とマルテのコンビで2点。
投げては秋山が5回1失点で試合を作り、鉄壁のリリーフ陣がリードを守った。
理想的な勝ちパターンの一つがこういう展開。
こういう試合がたくさんできると常勝チームになれる。若手が多く、地力もついていない今のチームではなかなか難しいだろうが、強い勝ち方を少しずつ覚えて上昇タイガースを築いてほしい。
この試合が一つのモデルケースだ。

第114戦 vsDeNA19回戦【2019.8.20】

京セラドーム大阪
ベイ 000 000 000 0
阪神 000 041 21X 8
本 糸原2号 マルテ11号 梅野8号
○青柳6勝8敗 ●濱口6勝5敗
ベイ 濱口、藤岡、赤間、笠井
阪神 青柳、岩崎、島本、ドリス、浜地

前日の19日にソラーテが抹消された。
来日してから準備もままならない中であらゆる打順、守備位置で起用されたが、ここ最近の不振ぶりに首脳陣の我慢も限界に来たようだ。
再び、一軍でその姿を見たいが、果たして…

試合は快勝。
連敗の嫌な空気を振り払った。
5裏、濱口が荒れてくれた。敬遠策で満塁にし木浪勝負を選択するも、ストレートの押し出し。最高の先制点をくれた。ラミレスの策はタイガース戦だと大体裏目に出る。
次打者の福留が一、二塁間を抜ける3点タイムリーツーベース。
あな、気持ち良し。
昇格したばかりの中谷がチャンスメイクしたのもGOOD。
6裏は糸原の高めのストレートを強振してソロ。
7裏は新4番マルテがど真ん中の変化球をレフトスタンドへ運ぶ2ラン。
8裏は僕たちの梅ちゃんが真ん中低めの直球をレフトスタンドへソロ。
実に気持ちの良い試合であった。

青柳は6表にピンチを作って降板したのが悔やまれるが、試合は作った。まずまず。
その後の投手陣も意気消沈したベイ打線を完璧に封じ完封リレー。
こういうゲーム、たくさん観たい。

第113戦 vs巨人19回戦【2019.8.18】

東京ドーム
阪神 000 001 200 3
巨人 000 310 20X 6
本 岡本23号
○山口12勝2敗 ●ガルシア2勝7敗
阪神 ガルシア、浜地、ジョンソン、守屋
巨人 山口、大竹、田口、沢村

当日のメモで振り返る。
ガルシア、またしても試合を形成できず。
いつも頑張ってるのは伝わるのだが、ピンチを堪えきれない。
今日も増田ごときにレフトオーバーの先制二点タイムリーを打たれ、挙げ句投手の山口にまでタイムリーを浴びた。
確かに、増田への三球目はなぜボールなのかわからないほど素晴らしいストレートで、佐藤球審の技量を疑うほどだったが、ストライクボール判定は覆ることはない。ここは切り替えて頑張ってほしかった。
常に追いかける展開で拙攻で負けムードだったが、それでも糸原のタイムリー、福留のタイムリーで追いすがる。
が、チャンスも簡単に潰す。
満塁機で代打北條ポップフライ、原口三振。これでは勝てない。
4番マルテに代打でソラーテ。結果ボテボテセカンドゴロ。PJも失点。暗黒感が漂う。
だが、それでもまだ借金7の4位。
ファームの藤浪も相変わらずの制球難で昇格未定だが、もはや優勝の目はないのだから、ひたすら上で投げさせまくった方が良い。
戦い方を切り替える時期が来ていると思う。

巨人に3タテを喰らう。
気分悪し。
これで今季4度目の巨人3連戦3連敗。これは56年ぶりの屈辱だそう。1963年以来のということになる。村山、小山がいてもそんなことになるのか。じゃあ、現有戦力じゃ仕方ないか。

4番マルテが胸の痛み(筋肉系)を訴え、代打でソラーテを出すという面白起用になったが、面白いだけで得点には全く結びつかなかった。ちなみに助っ人の4番打者の代打に助っ人が登場するのは球団史上初だそうな。

88年の開場以来、東京ドームでの8月の通算成績は32勝82敗6分だそう。
この32年間で、8月だけで、巨人だけが対象なのに借金50である。
ひどすぎる。