阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

第32戦 vsヤクルト7回戦【2021.5.5】

明治神宮野球場
阪神 002 000 000 2
ヤク 000 010 010 2
阪神 青柳、岩貞、岩崎、スアレス
ヤク 奥川、今野、清水、石山

◆この試合のメモ
・マルテが先制2点タイムリー! 下位打線から作ったチャンスを二死までいきながら得点できたのは大きい。
・負けなかった。

得点の少ない試合のメモは少なくなりがちだ。
仕事でチラ見観戦しかできていないときはなおさらだ。

開幕から不動の3番打者として打線を支えてくれているマルテ。
二死満塁のチャンスで奥川のストレートが甘く入ったところを逃さなかった。逆らわずにライト前へ運ぶクリーンヒット。こういう打撃ができる極めてクレバーな打者、それがマルテである。

このあと、奥川を打ち崩せなかったのが引き分けになってしまった原因だが、負けなかったことを喜ぼう。32試合目にして初の引き分け。リーグでは最遅。
ところで、奥川は前回の対戦よりも確実に良くなっていた。これから先、どんどん成長して打てなくなっちゃうピッチャーになるんだろうな。今のうちにコテンパンにして苦手意識を植え付けたいのだが、この試合ですでに6回3安打に抑えられてしまっている。もはやこちらが苦手意識を植え付けられそうな勢いだ。

大山が試合途中でベンチに下がった。
試合翌日に抹消が発表される。
背中が張っているとのこと。
今季は初球から積極的に打ちいく姿勢が好印象で、ここ最近は打撃の調子も上向いてきたところだっただけにいなくなってしまうのは悲しいが、チームは無理をさせなくても良い環境にある。何と余裕のある布陣。
早く治してほしいことに変わりはないが、万全な状態になるまで焦らなくても良い。
私たちには佐藤輝明がいる。

先発の青柳は6回94球6安打1四球4奪三振1失点。試合を作った。
全然悪くないが、私は青柳には最低限常に7回まで投げ切ってほしい、という高いハードルを設定しながら観ているので(知らねえよ、と思うだろうけど)、やや不満である。
でも、本人も13勝したいと公言しているので、こちらもそれを達成したいならヌルい気持ちで観てはいけないと思っているだけのことである。
まだ2勝。
このままでは13勝なんて夢のまた夢。この日のような試合を勝ち取ってこその数字だ。厳しくも温かい目で見守りたい。