阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

第31戦 vsヤクルト6回戦【2021.5.4】

明治神宮野球場
阪神 001 012 124 11
ヤク 000 130 010 5
本 西浦1号 マルテ7号 中野1号 サンズ8号 佐藤輝9号
○岩貞2勝 ●近藤1敗
阪神 西勇、馬場、岩貞、岩崎、小林
ヤク 田口、近藤、坂本、杉山、梅野

いつの間にか一カ月以上も更新が遅れている。
このままでは、また来年の開幕前に薄れた記憶を呼び起こしながらのしんどい作業になってしまう。
五輪休みの間に追いつけばいいや、という甘い考えではいけない。五輪は五輪で忙しい。更新などしている暇はない。
今から、なるべく毎日複数本書いて6月中に追いつこう。

GWに行われたデーゲーム。
本来ならば5/3にも行われるはずだったが、東京都へ緊急事態宣言が発出されたことにより5/3の試合を延期としたのだ。開催したところで無観客では主催チームの売り上げは激減、ならば延期しようという判断である。
さすがに3連戦は延期できないから5/4、5は無観客での開催となった。

当ブログの更新は遅れているが、試合ごとのメモは残している。
・負け試合の展開だったのに、猛打爆発で4連勝! マジ強い。
・陽川が代打で同点に追い付く2点タイムリーヒットを放つ! ここのところ全然良いとこ無しだったから、とても嬉しい!
・マルテが打った瞬間のソレ! ラパンパラ!
・近本、糸原、サンズがマルチ安打!
・我らの佐藤輝明がホームラン。ついにレフトスタンドへ叩き込む逆方向弾!
・中野がプロ初ホームラン!
・イマイチな投球だったの西勇輝に負けがつかなかった。

このメモを基に振り返る。
5回終了時点で2-4とビハインドの展開だった。
西勇輝の投球がピリッとしないのだ。
5回96球6安打2四球5奪三振4失点(自責点2)。ここのところなかなかエースらしいピッチングが出来ていない。ずっとこのままだと困るので復調してほしいのだが。

6回以降毎回得点で9点取った。
マルテ、サンズ、佐藤輝、中野と4本ものホームランが飛び交ったのだ
新人選手のアベックアーチは49年ぶりのことだそう。
前回は72年5月30日の大洋戦で望月充と中村勝広だった。この試合も他に遠井、田淵がホームランを放ち7-5で勝っている。
佐藤輝明の一発は逆方向のレフトスタンドへ運んだものだった。


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キャンプやオープン戦で逆方向にも飛ばせるパワーを観てワクワクしていたが、ついに公式戦でも飛び出した。
これぞ佐藤輝明。この先がますます楽しみ。

7表のマルテの一発は勝ち越しホームランで価値があった。
このホームランでチームに勢いがついたと言える。
過去2年間、フルで戦うことのできなかったマルテを残留させたタイガースのフロントはえらい。

劣勢を一発攻勢を絡めてひっくり返して制す。
これは強いチームの野球で、タイガースではなかなかお目にかかれない戦法である。
それが出来ている。
今秋に期待を抱かせる試合であった。