阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

第4戦 vsヤクルト1回戦【2020.6.23】

明治神宮野球場
阪神 300 001 000 4
ヤク 000 000 001 1
本 マルテ1号
○青柳1勝 ●イノーア1敗
阪神 青柳、岩崎、スアレス、藤川
ヤク イノーア、中澤、寺島、長谷川

今季初勝利。
めでたい。

ヒーローインタビューはマルテ。初回の2ランホームランは開幕3連敗で沈むチームを勇気づけ、勢いをつけてくれた。
早くも今季2度目の猛打賞で、頼れる男になっている。このまま良い調子が出来るだけ長く継続してくれることを願う。
先制打を放ったのは糸井。先頭の近本が二塁打、糸原が進塁打、糸井が前進守備の一塁線を抜くタイムリーツーベース。極めて良い流れで先制できた。来日初先発のイノーアは、これで浮足立ちマルテにホームランを浴びるのだ。

先発の青柳が60/3を77球1安打1四球1死球奪三振無失点のナイスピッチング。
今季は西と青柳の二人が柱になってほしいというローテーションの組み方になっている。その首脳陣の期待に応えた。この日のようなピッチングを今後どれだけ続けられるかが大事。基本的には打てない打線なので、投手陣の頑張りにすがるしかない。青柳、頼んだよ。

6表の追加点が良かった。
無死からマルテ、福留が連打で出塁もボーア、木浪が倒れ、これで得点できなかったら流れがヤクルト側に行ってしまう恐れがあった。そこを梅野がきれいな流し打ちでライト前に運び貴重な追加点を得ることができた。開幕3連戦は初戦以外はスタメンから外れ、悔しい思いもしたことだろう。正捕手の意地を見た。

7裏を岩崎が投げ、11球2三振で見事な投球を披露。開幕戦の無念を晴らした。これが岩崎の実力。もう大丈夫だろう。
8裏はスアレス。直球は常に150㌔オーバーで観ていて気持ちが良い。8回の男として今後も期待大。
9裏は球児。二死から青木、村上に連打を浴び1点与えてしまったが、毎年シーズンの序盤は安定感が無い。なぜならば、ピークを日本シリーズに合わせているから。なので、心配なし。これから、徐々にエンジンがかかってくる。

さて、ボーア。
ここまで打てていないと、練習試合でよくホームランを打てたなと思ってしまう。あれは幻だったのだろうか。
Twitterではダルビッシュが「開幕3連戦で判断するのは酷」と擁護し、上原も「もっとフルスイングすれば相手投手には脅威」と気にかけてくれている。
この試合も4タコでバース来日1年目の15打席連続無安打を更新し、16打席連続無安打となった。早くもバース超え。縁起が良いじゃないか。
打球は上がるようになってきたし、ゴロの速度も上がってきた。そろそろなんじゃないか、という気配を、私は感じ取っている。
カタカナで「ボーア」とプリントされたリストバンドを着用しているキュートな一面もある。しかも、色違いの物を用意しているオシャレさも併せ持つ。この日本文化に溶け込もうとする姿勢を見るに絶対に良いヤツだ。
実力が無ければメジャーで92発も打てない。明日こそ…