阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

第90戦 vs巨人19回戦【2020.10.4】

阪神甲子園球場
巨人 011 000 302 7
阪神 001 000 000 1
本 丸18号 若林2号 
○大江3勝 ●秋山6勝3敗
巨人 戸郷、大江、鍵谷、高梨、ビエイラ、中川、田中豊
阪神 秋山、藤浪、谷川、齋藤、横山

今季一番不快な試合だった。
さもありなん。残塁13は今季ワースト。
7回以降に5失点し、スコアは惨敗であるが、勝てる試合だった。
1裏、3裏、5裏と3度の満塁機で得た点は押し出しの1点のみ。
怒るなという方が無理な話である。
1裏は二死満塁でボーアのファーストゴロ。
3裏は無死満塁でボーアの三振、原口のファールフライ、小幡の三振。
5裏は一死満塁で原口のファールフライ、小幡のファーストゴロ。
ボーアの不振ぶりもひどいが、原口のファールフライ2連発ははらわたが煮えくり返る思いだった。君はそんなバッターじゃなかったはずだ。
きっと本人が一番悔しいだろうから、これ以上愚痴を言うのはやめる。必ずやその不屈の精神でこの悔しさを晴らしてくれるはずだ。

サンズとボーアが極度の不振に陥っている。
ボーアに打てない期間が発生するのは証明済みだが、サンズはシーズン始まってから初めての絶不調。練習試合でいかなる球にもタイミングが合わず「こりゃ、使いもんになんねえや」と早々に見切った時と同じ感覚がある。
きっと疲れているのだろう。少し休ませてあげよう。手にデッドボールも当てられて痛そうだったし。
一軍昇格直後に山崎康から決勝3ランを放ち、まったく期待していなかった私をこれ以上ない形で裏切ってくれたのだから、必ずや再び得点圏の神として戻ってこられるはずだ。

秋山は5回を2失点。
後を継いだ藤浪が1回1/3を3失点。
秋山は87球での降板。もう1イニングいけたような気がするな。今の藤浪に2イニングは厳しいよ。
コロナ騒動で投手がいないのはわかるが、無理使いはしちゃいけない。
育成から昇格後の横山は若林に2ランを浴びた。まだまだこれから。頑張ってほしい。

守備でもほころびがあった。
7表の松原のセンター前タイムリーでの2塁ベースに小幡が入っていなかった。中継プレーに参加しようとしてのことだった。が、中継プレーにはセカンドの北條が待機している。三枚も中継が必要な局面はプロのおいてはほぼない。小幡の役目は塁を守ることだった。これでガラ空きの2塁に松原が悠々進塁。
細かいが大事な連係プレー。
北條、小幡のコンビでどこまで練習できているかはわからないが、誰と組んでもしっかりプレーできるようにしなくてはいけない。選手たちの練習も不可欠だが、守備コーチの腕も試されている。2年連続で失策ナンバー1。久慈、藤本体制では改善できないということが明白になりつつある。これで今オフにテコ入れが無かったら怒るよ。

解説の岡田彰布は言うことがいちいち的を射ていて楽しかった。
もう一度、監督やってほしいな。