阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

第20戦 vsヤクルト5回戦【2020.7.15】

阪神甲子園球場
ヤク 200 002 203 9
阪神 001 003 100 5
本 糸原1号 エスコバー1号 ボーア5号
○マクガフ2勝 ●伊藤和1勝1敗
ヤク イノーア、長谷川、マクガフ、梅野、清水、石山
阪神 ガルシア、伊藤和、能見、望月、馬場

先発はガルシア。
毎度不安定なピッチングだが、去年の出だしのことを考えればマシだろう。まあ、ハードルが低すぎるが。
前日に続き、初回に2点取られるハンデを背負う。村上にやっぱり打たれる。
いきなり2点のビハインドは、大きいよ…

相手はイノーア。打てそうな気がして、打てない。
ただ、3裏に糸原がソロを放ち1点差に縮める。
この流れを大事にしたかったが、降雨一時中断後(32分間)の6表に落とし穴。
エスコバーに痛恨の2ランを打たれてしまう。
この場面、解説の野口寿浩は「ホームランの前にボークを取られた。あの時に誰かがマウンドに行って間を取ってあげれば防げたホームランだったように思う。結果論ですが」と言っていた。
そう。ガルシアはセットの静止を2回作ってしまいボークを取られたのだ。映像で観返すとガルシアは「なんだよ、それー、ちぇ、もうー」みたいなリアクションで明らかに緊張の糸が途切れていた。
そして、エスコバーに打ってくださいと言わんばかりの外角高めの打ちごろストレートを放ってしまうのである。
そもそもランナーも二死からフォアボールで出したものだけに実にもったいない失点だった。

それでも、その裏に長谷川を攻め立てて同点に追いつくのである。
しかし、この、「まだ、イケるかも」感を7表に伊藤和が台無しにする。先頭の代打川端に四球、坂口送りバントの後の荒木に四球、青木にヒットで一死満塁を作り出し降板。何しに来たのかな?
迎えるバッターは恐怖の村上。マウンドには能見。
5球目をセンター前にはじき返され2点取られる。
無念。

致命的な2点でほぼ観る価値のない試合になっていたが、その裏にボーアの一発が飛び出し、球場は盛り上がる。点差も1点に縮まり、何かが起きれば追いつける空気もあったが、9表にその空気は幻であったことを教えられる。

これまで好投を続けてきた馬場が二死1塁から山崎四球、エスコバーヒット、井野ヒット、宮本二塁打で3点を失う。なんでそんな奴らに、、、というバッターから次々と打ち込まれる姿は悲しかった。
馬場にはこれを糧に次回頑張ってもらおう。

というわけで敗戦。
まあ、でも5点取ったし、ボーアもホームラン打ったし、良しとしよう。