阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

第15戦 vs巨人4回戦【2020.7.9】

阪神甲子園球場
巨人 000 000 001 1
阪神 000 000 20X 2
本 ボーア3号
○岩崎1勝1敗 ●メルセデス2敗 S藤川1敗2S
巨人 メルセデス、ビエイラ、高木
阪神 ガルシア、岩崎、スアレス、藤川

3試合連続で雨天中止となり、4日ぶりの試合となった。
そして、今季初の本拠地開催。ビジターでの辛苦をホームで晴らそう。
ここから5カード連続での甲子園決戦になる。雨で2試合流したが、一つでも勝って勢いに乗りたい。
この日の巨人戦はそういう位置づけだ。

まずは僥倖。
坂本が脇腹を痛めたらしく、試合に出ない。
嫌いだが、とてもいいバッターなのでオーダーにいるかいないかでは天と地ほどの差がある。
脇腹は痛めると長くかかることが多いので、もうこのままシーズン出なくていいと思っている。ゆっくり休みな、坂本。

先発のガルシアは毎回のようにランナーを出したが、ホームは踏ませない焦らし戦法で6回を零封。点が取れそうで取れないのは完璧に抑えられるよりもストレスになったことだろう。ガルシアの真骨頂。

そんなガルシアに白星を付けてあげたかったが、自軍投手が良いときは相手投手も良いのが世の常。メルセデスにしっかりと抑えられる打撃陣。
しょうがない。メルセデス、僕たち苦手だもん。
こういう試合は得てして一発勝負になるものだが、たいていそういうのは相手チームが持っていって我々が不貞腐れるのがお決まりのパターン。なのに―
俺たちのボーアがやってくれました。
苦手なはずの左投手(メルセデス)からバックスクリーン右横の最深部に値千金の2ランをぶちかます
いやあ、実に気持ちのいい滞空時間の長いホームランだった。
出迎えられる時には「ファイアーポーズ」を連発。ベンチの雰囲気も一層明るくなる。いい光景だな。ずっと見ていたい。
岡田(中日)に続き、左投手からはホームランしか打たないボーア。もう、苦手とは言わせない。

この大事な2点で勝ち切れたのは岩崎とスアレスが完璧なリリーフをしてくれたから。
岩崎は7回を7球で締め、スアレスは最速160キロの直球を繰り出しパーフェクトピッチング。球団史上3人目の100マイル投手となった。
あとは球児に頑張ってもらうだけ。2点あれば、何とかなるでしょう。
・・・亀井に1000安打目を打たれ、それがタイムリーになり、なおも二死1、2塁で同点覚悟だったけど、石川が初球の変化球をミスってライトフライにしてくれたので我々の勝ち。
久々の開幕からのクローザーだもの。まだまだエンジンかからないよね。
きっと、8月後半くらいから去年みたいになるんじゃないかな、と思って見守ります。

というわけで、3連勝。
やればできるじゃん。
明日からは客が甲子園に入るよ。その中には私もいるよ。
どんな形でも良いから勝ってくれ。
何よりも、雨天中止にならないでくれ。