阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

第142戦 vs中日24回戦【2019.9.29】

阪神甲子園球場
中日 000 000 003 3
阪神 000 013 20X 6
本 陽川3号 大山14号
○ガルシア6勝8敗 ●柳11勝7敗
中日 柳、福、三ツ間、又吉、木下雄
阪神 メッセンジャー、高橋遥、ガルシア、岩崎、ドリス、ジョンソン、藤川

ランディ・メッセンジャーラストゲーム
一戦も落とせない状況で引退を発表した選手を先発登板させることに大きな違和感を感じながらも、背番号54がマウンドに立つと涙が止まらない。
この試合を最後に、メッセがタイガースの為に投げることはもう無いのだ。

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ラストファイト。

大島は三振。助っ人奪三振記録を樹立したメッセに相応しい幕引きだった。
気を遣ってくれたであろう大島。ありがとう。

その後を継いだのは高橋遥人。利き腕こそ違うが、奪三振能力はメッセと同等のものを持っている若武者。1回2/3をしっかりと抑えた。メッセの後に投げさせた首脳陣の意図は、きっと次期エースは君だ、というメッセージだろう。

3番手はガルシア。
中継ぎに転換してから、チームに勝利を呼び込むラッキーマンになっている。
そして、この試合でもその強運を発揮。
3~5回の3イニングを0を並べると、5裏に陽川がソロを放つ。

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陽気なラッキーマン

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6年間背番号がお隣同士だったメッセへの惜別弾。

ここで陽川が打つとは思いもよらなかったが、ファームで2年連続二冠王を獲った男。本気になれば、これくらいはやれるのだ。
良い試合で良い活躍をした。頑張れ陽川尚将。

6裏には髙山、梅野のタイムリーで3点を追加。
絶対に負けられない試合で効果的に点を取り、中日の戦意をそいでいく。

投手陣は岩崎、ドリス、ジョンソンと盤石のリレーでドラゴンズ打線を封じる。
そこへ大山がダメ押しの2ランを放つ。

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大きく育て、俺たちの大山!

強いぞタイガース。
この試合はもう、もらった。
最後は球児が出てきて、花を添える。
と、思いきやポカスカ打たれて3点取られちゃう。
あれ、球児どうしたの??
まあ、いっか。これもご愛嬌。

メッセのラストゲームは快勝だった。
余裕の試合展開だったので、根尾くんのデビューもしっかりと観ることができた。

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無難にゲッツー処理。

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初打席は三振。

試合後はメッセの引退セレモニー。
首脳陣やファンへの感謝を述べるとともに、家族、妻への心からの愛にあふれたメッセージに涙腺が緩む。

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Best Family!!

メッセ、本当にありがとう。
君と一緒に優勝したかったよ。
いつか、また、タイガースに戻ってきてね。
しばらくはアメリカでゆっくりと家族とともに楽しい日々を送ってください。

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また、会う日まで…