阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

第14戦 vs広島2回戦【2020.7.5】

マツダスタジアム
阪神 005 030 000 8
広島 010 101 000 3
本 ボーア2号 鈴木6号 大山2号 サンズ2号
○西勇1勝1敗 ●遠藤1敗
阪神 西勇、伊藤和
広島 遠藤、ケムナ、高橋樹、フランスア

祝 今季初連勝!
エースが投げて、主砲が打つ。
こんな試合ができるんですね。

2裏に無死1、3塁のピンチを1点でしのげたのが良かった。
直後の3表に4番大山の押し出しデッドボールで同点に追いつくラッキーな展開。
マルテの左足ふくらはぎの状態が思わしくない、ということで久々に4番に座った大山。この男にはチャンスで巡ってくる宿命がある。その「さだめ」に打ち勝てるかどうかが勝負。死球とはいえ、打点を稼いだ。大山は大きくならんとしている。
なおも満塁のチャンスで俺たちのボーアが火を噴いた。
追い込まれてからの3球目、ど真ん中に入ってきたチェンジアップを一振り。ライトの鈴木誠也が一歩も動かないド迫力のグランドスラムを放った。
これを待ってたのよ。
これがチームとしての満塁機今季初ヒット。ボーアは開幕シリーズで3度の満塁機で凡退した悔しさを最高の形で晴らした。
ボーアが打ち始めれば(2割5分くらいで良い)、その警戒心からマルテ、大山、サンズへの勝負がおろそかになり、打線がつながる(はず)。これが首脳陣の思い描く理想だろう。いま、それが形になりかけている。大事にしたい。

マウンドにはエースの西勇輝。5点の援護点があれば大丈夫。
8回122球6安打1四球7奪三振3失点でキッチリ試合を作った。3試合続けて良い投球が出来ることが偉い。

5表には大山、サンズがホームランで強力な追加点を挙げる。
ボーア、大山、サンズが打ち始めたら、強くなっちゃうじゃん。いやあ、困っちゃうね♪
あとは二遊間がしっかりしてくれれば。
糸原、上本、木浪、北條。
鳥谷まで追い出しといて、何たる体たらく。
ホントにちゃんとしてほしい。

とにかく、連勝したことで前日の勝ちが意味のあるものとなった。
借金があるうちは連勝を重ねて返してくしかない。ヌケヌケでは減らないのだ。
この勢いを大事にしていこう。
翌日は雨で中止だろう。ということはその翌日は甲子園。相手は首位巨人。
あちらはドームで中日に負けてからの試合、こちらは連勝の勢いを駆っての本拠地開幕戦。
開幕シリーズの無念を晴らす絶好の舞台が整った。

ファームでは高橋遥人が試合で投げ始め、藤浪が好投した。
出だしこそ躓いたが、徐々に反攻体制は出来上がりつつある。
巨人に勝って、その流れを確かなものにしていこう!