第16戦 vsDeNA4回戦【2020.7.10】
阪神甲子園球場
ベイ 100 01 2
阪神 300 0X 3
※降雨コールド
本 梶谷3号 近本2号 大山3号
○青柳2勝1敗 ●大貫2敗
ベイ 大貫、桜井
阪神 青柳
祝 有観客試合!
2020年7月10日はコロナ禍にめげずに一歩ずつ前進していくプロ野球界の記念すべき日だ。
甲子園以外の他球場もすべて1点差ゲームとなり、そのうち3つはサヨナラホームランで決着した。観客あってのプロ野球。いつ、元通りになるかは全く見通せないが、少しずつ進んでいることを喜びたい。
そして、我らがタイガースも勝利を収めることができた。実にめでたい。
これで4連勝。
この勝利を目前で見届けられたの一生の思い出となろう。
タイガースの先発は青柳。
いきなり先頭の梶谷にホームランを打たれた。
あ、これは良くない青柳なのかな?
と嫌な予感が頭に中によぎる。が、そのあとのソト、オースティン、佐野を難なく抑えたので一安心。
その裏。近本がお返しとばかりに先頭打者ホームランを放つ。
両軍の先頭打者がホームランを打つというのはプロ野球史上15回目のことらしい。貴重な瞬間に立ち会えたことを喜びたい。
続く糸原が、あと少しでホームランというライトフェンス直撃のスリーベースヒットを放ち、3番糸井のショートゴロの間にホームインし逆転、そして4番の大山に打席が回る。
大山、やってくれました。
レフトスタンドへ点差を2点に広げる貴重な発を叩き込み、チームに勢いをもたらす。
空模様がくずついている中、リードを奪えば、あとは5回表までちゃっちゃと試合を進めるのみ。
とにかく、雨が降る。
銀傘に覆われている一部を除けば、観客はずぶ濡れ状態。
5回表は、本当に雨がよく降り「お願いだから試合を成立させてください」と祈りながら戦況を見つめる。
なぜか梶谷だけは青柳とタイミングが合い、タイムリーを放ち虎党をビクつかせる。5回コールドの試合なのに猛打賞を記録する大活躍だった。
1点差に迫られたが、梶谷以外には打たれない青柳は後続のソトを打ち取りスリーアウト。試合成立。そして、一時中断のアナウンス。
雨足はどんどん強まる。もう試合なんて出来るわけない、というグラウンド状況になっている。
もはや、審判団のコールドゲームの合図を待つのみ。
試合中断から24分後、佐々木球審が出てきてコールドゲームを宣告した。
勝利。
お隣のほっともっと神戸での巨人-ヤクルトが雨天中止になったことを考えれば、試合が成立したことはとても幸運だったと言えるだろう。
その試合に勝つことができた。
ああ、嬉しい。
このラッキーな勝ちでさらに勢いにのっていきたい。