阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

契約更改②

第2弾

江越 大賀

【1400万円(-100万円)】
49試合/0本/0打点/1盗塁/率.067
12球団随一のポテンシャルを秘めると首脳陣や評論家たちに言われ続け、開花させることができないままその月日は流れていく。来季こそ、という思いで見守るのもそろそろ限界。せめて一年くらい中谷のような確変を起こしてくれればと思う。

板山 祐太郎
【850万円(-100万円)】
★108試合/8本/40打点/7盗塁/率.240
一軍昇格がないシーズンになってしまった。だが、ファームでは主力として出続けた。内外野守れる器用さも身に付け、使い勝手は良くなりつつある。総合的にチームの外野手の年齢層は高く、何かのきっかけをつかめれば一軍定着はある。同期の髙山の復調も刺激になっているはず。レッズ秋山との自主トレを予定しているとのことなので、良いところを余すことなく学んでほしい。

長坂 拳弥
【750万円(±0万円)】
3試合/1本/1打点/0盗塁/率1.000
6月1日にプロ初本塁打を放ったが、原口昇格とともに一軍から姿を消してしまった。ファームでは新人片山との併用という憂き目にも遭い、悔しいシーズンだっただろう。現実的には第三の捕手を坂本、片山と争う形になる。打撃なのか、リードなのか、肩なのか、人柄なのか、何か突出したものを身に付け首脳陣にアピールしたい。

熊谷 敬宥
【900万円(-100万円)】
★114試合/2本/43打点/17盗塁/率.234
2年目のシーズンは一軍昇格無し。ファームの主力として汗を流した。似たタイプの内野手を獲得しまくったチーム方針のあおりを受けたともいえるが、競争に負けたと言えばそれまでのこと。足の速さは誰もが認めるところ。台湾ウインターリーグでの経験を糧に、鳥谷の抜けた枠に死ぬ気で挑み、そのキュートな笑顔を全国区にしたい。

小幡 竜平
【720万円(±0万円)】
★99試合/1本/14打点/9盗塁/率.225
ルーキーイヤーはファームで経験を積むシーズンとなった。だが、根尾や藤原も苦しんだ。プロの壁は厚いものなのだ。体格の良さは見ていて惚れ惚れする。ドラ4で高卒内野手の遠藤成が入り刺激にもなるはずだ。ポスト鳥谷は自分だという思いをもって2年目のシーズンに挑んでほしい。

片山 雄哉
【420万円(±0万円)】
★75試合/5本/17打点/1盗塁/率.202
育成契約からあっという間に支配下登録をもぎ取った。ルーキーイヤーとしては上出来だろう。ファームでは4番も任されることもあり、打てる捕手の道を着実に歩んでいる。だが、年齢的にそこまで余裕はない。来年は一軍昇格から、レギュラー獲りも視野に入れるシーズンになる。

藤谷 洸介
【630万円(±0万円)】
★65試合/5本/20打点/0盗塁/率.186
2018シーズン終盤に打者転向し、19年はファームでみっちりと野手としての基礎を学んだ。雄大な体格からは「右の大谷」を予感させる。サードの守備はまだまだ心もとないが、起用したいと思わせるものがある。来季も経験を積ませ、再来年に秘密兵器として球界をアッと言わせたい。チームに忍耐の心があればの話だが。

 才木 浩人
【1300万円(-200万円)】
3試合/2勝1敗/防4.70
昨季、快投を続けた若き右腕も今季はケガに泣いた。ちゃんと投げれば勝てるピッチャーだということは証明済み。ケガをしっかり治し、再びローテーションの一角として一軍に戻ってきてもらいたい。

 浜地 真澄
【850万円(+350万円)】
21試合/2勝1敗/防6.11
プロ初登板から、プロ初勝利と大きな飛躍となるシーズンを送った。それでも本人は「悔しい思いの方が強い」と全く満足していない。確かに敗戦処理の立場であった。スキルの高いリリーフ陣で突き抜けるのは難しいだろうが、その分、得られる経験はプライスレス。個人的にはいしいひさいちの初期作品の名もない選手で使われる顔に似ているのがツボなので、大いに頑張ってほしいと思っている。

福永 春吾
【680万円(±0万円)】
3試合/0勝0敗/防22.50
2017年の9点差逆転試合で先発をした男は、18年シーズンではファームのローテを守り、ファン感謝デーでそこそこ笑いを取れるキャラであることを披露し、徐々に存在感を示してきたが、19年も結局一軍定着できなかった。メッセから「自分の持っている力、実力は一軍で証明するべきだ」と金言を授けられ、秋季キャンプでは山本昌からの教えを一言一句逃さずメモするなど上昇する気持ちは高ぶっている。そろそろ結果を出さないと戦力外もちらつく頃。2020は正念場だ。

馬場 皐輔
【1400万円(-50万円)】
2試合/0勝0敗/防10.80
2018のドラ1は19年も期待外れに終わり悔しい思いをした。多彩な変化球を操る、というのが入団時の売りだったが、それを発揮できていない。本人はストレートの質を高めることが突破口だと考え、その練習に励んでいるとのこと。来季こそはドラ1の神髄を見せてほしい。

牧 丈一郎
【450万円(-30万円)】
★15試合/0勝1敗/防6.57
育成契約に降格してしまった。悔しかろう。だが、台湾ウインターリーグに齋藤の代わりとして派遣され、その経験値は上がっている。チーム内ではかわいい後輩としてみんなから愛されている存在みたいなので、活躍さえすればファンもたくさんつくはずだ。山本昌から腕の使い方を教わったそうなので、ちゃんとマスターして再び支配下登録を掴んでほしい。

横山 雄哉
【700万円(±0万円)】
★8試合/1勝1敗/防2.86
期待のドラ1もケガに泣かされまくっている。球団はその力を信じており、「早く支配下になってほしい」と契約の席でエールを送った。同期入団の石崎がトレードに出され、緊張感は一層増しているはずだ。かつての背番号15は西純矢が背負うことになった。様々な悔しい思いがきっと横山を一回り強くしてくれるはずだ。

石井 将希
【700万円(±0万円)】
★48試合/2勝2敗1S/防3.46
育成としてファームでしっかりと経験を積むシーズンとなった。残した数字は悪くない。育成新人も二人入ってくるので、一層競争する気持ちは高まるだろう。この一年間をしっかり投げたことを自信に、来季は支配下を掴んでほしい。

※金額は推定
★はファーム成績