阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

第34戦 vsDeNA8回戦【2021.5.8】

横浜スタジアム
阪神 000 130 000 4
ベイ 000 100 000 1
本 牧7号
○伊藤将3勝 ●ロメロ1敗 Sスアレス1勝8S
阪神 伊藤将、スアレス
ベイ ロメロ、国吉、砂田、三上

◆この試合のメモ
・ファームで湯浅京己が2年ぶりに登板し1イニングを無失点。
・メル・ロハスJr. ついに一軍昇格!
・佐藤輝明が2打席連続タイムリー! 2打点で打点王ランキングトップに浮上。
・サンズがマルチ安打。
・近本が勝ち越しタイムリー!
・伊藤将が8回1失点のナイスピッチングで25歳の誕生日に3勝目を挙げた。おめでとう🎂
スアレスが161キロピッチングで8セーブ目。
能見篤史(オリックス)がレアードを三振に仕留め、1500奪三振を達成。(阪神で1496個!)
併殺打3つはいただけない。

湯浅はケガでずっと実戦から遠ざかっていたので、ファームとはいえ投げることが出来たのは大きな一歩。
まだまだ若いので、これからの成長も期待できる。焦らず頑張ってほしい。

前日の大敗を翌日に引きずらないのが今年のタイガース。
しっかりと勝ち切って、悪い流れを断ち切った。
その立役者は伊藤将。
8回101球6安打無四球5奪三振1失点。
6回まで毎回安打を許したが、連打はさせないピッチング。四球も無いからリズムも崩れない。失点は牧のソロホームランのみだった。
これで無償の3連勝。髙橋遥人が出遅れている中で、この新人左腕の活躍はありがたい。

ロハスJr.がついに一軍に昇格した。
結果は併殺、二飛、三振、三振と全く良いところなしだったが、韓国で二冠王を獲得した男である。日本の野球に慣れてくれば必ずや爆発するであろう。

佐藤輝明が2、3打席目にタイムリーを放ち試合の行方を決定的なものにした。
特に2打席目のセンター前ヒットはゴロだったが強烈な当たりで二遊間を抜けていった。ホームランでなくとも、観る者をワクワクさせる打者であることを再認識させられた。大山が不在でもこの男がこの調子で打ってくれるならば全然問題ない。

この佐藤の陰ではサンズ、近本がしっかり仕事をしている。それも今季のここまで首位に居続けられている要因だろう。
そして、9回のマウンドにはスアレスという絶対的な存在がある。
161キロピッチングでしっかりと試合を締めてくれた。

3つの併殺というちぐはぐさがありながらも、打つべき人が打って、抑える人がちゃんと抑えてくれる。
ミスをカバーしあえている野球がここにある。矢野野球の完成型だろう。

能見の1500奪三振はめでたい。できればタテジマ時代に達成してほしかったが。
ドーム球場が主戦場のパ・リーグならば、まだまだ活躍できるのかもしれない。頑張れ。