阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

クライマックスシリーズ・ファイナルステージ 第4戦 vs巨人【2019.10.13】

東京ドーム
阪神 010 000 000 1
巨人 000 011 20X 4
本 岡本3号 ゲレーロ2号
○大竹1勝 ●西1敗
阪神 西、岩崎、藤川
巨人 高橋、大竹、田口、中川、デラロサ

台風19号の接近に伴い、12日に予定されていた第4戦は11日には順延が発表されていた。
1日置いて行われる4戦目の試合時刻は15時30分。
この試合のチケットも手元にあったが、この試合よりもさらに重要な戦いのチケットが私の手元にはあった。
ラグビーワールドカップ2019・日本vsスコットランド
日本が史上初めて決勝トーナメントに進出できるか否かが決まる大一番だ。
この試合の開始時刻は19時45分。
13日はもともと5戦目が行われる予定だったが、その試合開始時刻は14時だった。その時間であれば、試合展開にもよるが試合終了後に東京ドームから日産スタジアムへと移動してもギリギリ間に合う計算でいたが、15時30分試合開始では試合途中で席を立たねばならない。そんな中途半端な観戦をするくらいなら、日本代表の雄姿だけに心血を注ぐ方が潔い。
そんなわけで、4戦目のチケットは兄に譲った。

結果、兄には申し訳ないがその判断は正解だった。

2表の先制点は、大山の左中間2塁打を梅野が送り、糸原の犠牲フライで返すという手堅い形。
結果、この1点しか取れなかった。巨人先発の高橋はそこまで良いとは言えず5四死球を出していたのだが、我が軍はヒットが打てなかった。この試合のヒットは大山の2本だけ。これでは勝てない。おまけに盗塁死も2つ。高橋に対しての攻撃のリズムは終始悪かった。

一方の我らが先発西は4回までを0点に抑えるも、5裏に岡本にバックスクリーンへのソロを浴びる。ノってる打者に打たれる嫌な展開。
そして6裏。
先頭の山本に二塁打を打たれる。亀井に送られ、ランナーは3塁へ。次の坂本を三振に抑えたが、その次の丸にやられた。セーフティスクイズ。全く予期していなかったバントの打球は投三間を絶妙に転がり、山本はホームイン。勝ち越された。
処理をした西が思わず膝座りでへたり込んでしまうほど嫌な形での失点だった。

7裏には岩崎がゲレーロにダメ押しの2ランを浴びジ・エンド。
9表二死、文字通り最後の打者となったのは鳥谷敬。セカンドゴロで縦ジマに別れを告げた。

絶体絶命のペナント終盤から奇跡の6連勝でCSの切符を手にし、横浜を倒して東京ドームまで僕たちを連れていってくれた矢野タイガース。
前年の最下位を思えば、相当上出来。
仮にジャイアンツを倒したとて、日本シリーズではホークスになす術もなく敗れていただろう。
来季、守備力、打力を向上させまた同じ舞台に帰ってこようではないか。

2019年、お疲れ様でした。

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歓喜日産スタジアム