東京ドーム
阪神 001 050 001 7
巨人 003 120 000 6
本 梅野１号 陽１号 岡本２号 大山１号
○藤川１勝 ●中川１敗
阪神 青柳、ガルシア、島本、ドリス、岩崎、藤川
巨人 戸郷、桜井、高木、沢村、大竹、中川
２連敗であとが無くなったタイガース。負け方も悪く、ファイナルステージ突破はほぼ消えたと確信。だから、せめていい試合を見せてほしい。
そういう思いで東京ドームへ足を運んだ。
この日も鳥谷はいつものようにクールに試合前の練習をこなしていた。
先発はタイガースが青柳、ジャイアンツが戸郷。
戸郷？ こんなシーズン最終盤に出てきた高卒ピッチャーにまで抑えられたら、さすがに悔しい。
その思いが通じたのか、３表に梅野が先制ソロをレフトスタンドに叩き込む。
よし、良い流れだ。これで青柳がまともに投げてくれれば。
残念ながら、青柳はちゃんと投げてくれなかった。
先制したその裏に四死球、安打と乱調し降板。そういうとこだよ青柳くん。リズムを作りきれないの、来季はちゃんと修正しようね。
ランナーを残されたままマウンドに送られたのはガルシア。
シーズン終盤をラッキーボーイっぷりで乗り切った男に、もう運は１ミリも残っていなかった。しっかり岡本と阿部に連打されて逆転を許した。
４裏には島本が若林の代走で途中出場した陽にソロを浴びる。このいかにもジャイアンツに向いてる流れに、敗戦を覚悟する。
ところが、５表に奇跡が起きる。
桜井が３者連続四死球で勝手に崩れる。ここで賭博男高木が登場。散々野次り倒して髙山の打席を見守る。
そしたら髙山がタイムリー。２－４。
次の大山は三振したけれど梅野もタイムリー。３－４。
なおも満塁。次の原口は三振したけれど近本がライト線を破る走者一掃のタイムリー！
６－４。
一挙５点。
高木を打ち崩すこの快感たるや。
が、このまま行かないのがタイガース。
マウンドに上がったドリスが岡本に２ランを浴びて同点。ああ、ＰＪがいれば。。。
ちなみにＰＪはこの日に再来日しているのだが、ベンチ入りしていない。
６～８回はお互い０点。
岩崎は６裏途中から７裏をよく投げた。今季はインフルエンザで途中離脱もあったけど、本当によく頑張った。
そして、８裏から球児が登場。
ＰＪがいないから仕方がない。頑張れ球児。
すると、ファーストステージからフル回転の球児の頑張りが俺たちの大山に力をもたらす。
９表。
中川の外角に逃げていくスライダーにタイミングを合わせてバットを振りぬくと、その打球はライトスタンド最前席に飛び込んだ。
バンザーイ
やっぱり、大山は持ってるね。えらいよ。４番を任され、そして外された悔しさを来季に活かしてくれ。そこがきっと君の野球人生の分岐点だ。
この大山の一振りに球児が応えないわけがない。
三者凡退で９裏を締めた。
良かった。
勝ちゲームを観ることができた。
悔いなし。
