阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

第81戦 vs広島15回戦【2019.7.7】

阪神甲子園球場
広島 000 000 000 0
阪神 000 000 10X 1
○高橋遥2勝2敗 ●床田5勝5敗 Sドリス3勝3敗18S
広島 床田、レグナルト
阪神 高橋遥、ドリス

広島に3連勝。
素晴らしい。
その一番の殊勲は高橋遥。
前回の登板でも良いピッチングをしていたが、柳の前に屈した。
この日も広島床田を攻めあぐねた打撃陣だが、高橋遥が耐えた。
8回114球4安打無四球9奪三振無失点。
防御率は1.80。
もはやエース。
ヒーローインタビューの受け答えがしどろもどろになってしまうのが実にキュートで、女性ファンもこれから増えそう。
背番号29はかつてのエース、井川の番号。
前回、そして今回のような投球を続けてできれば、同じような存在になれるはずだ。
後半戦も期待している。

7裏の唯一の得点は大山から生み出された。
先頭の糸井がヒットを放ち、ここを勝負と見た矢野監督は大山にバントの指示を出すも2球続けて失敗。
ファンからため息が漏れる中で、フルカウントまでいった6球目の内角にきたボールを左中間に運ぶ技ありの二塁打。糸井が懸命に走り決勝点が入った。
ベンチの作戦を遂行できなかった塁上の大山に笑顔、ガッツポースはなし。
開幕から4番を任される若き主砲。ファンとして、まだまだ求めたいことはたくさんあるが、それなりに結果を出しているのも立派は立派。
人にはそれぞれ成長の速度がある。鈴木誠也山川穂高のように急にとんでもない成長を遂げることもあれば、徐々に結果が出てくるパターンもある。例はすぐには浮かばないが、きっとそういう打者はいたはずだ。
来年、もしくは再来年には手の付けられないバッターになっていることを夢見て、大山を焦ることなく我慢して見守っていきたい。