阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

第76戦 vsDeNA13回戦【2019.7.2】

横浜スタジアム
阪神 000 000 000 0
ベイ 001 010 02X 4
本 佐野3号
○上茶谷5勝3敗 ●西3勝7敗
阪神 西、岩崎、小野、島本
ベイ 上茶谷、石田、三嶋、エスコバー、パットン、山崎

7月の初戦は相性の良い球場で相性の良いベイスターズ
3連敗の嫌な空気を吹き飛ばしてほしかったが、無風のまま試合は終わった。
4連敗。
借金2。
4位転落。
これは凋落の始まりかもしれない。

西は6回79球8安打1四球1四球2奪三振2失点。
クオリティスタートは達成しているが、負け投手。
援護点が無い気の毒な投手という見方もできるが、すでに7敗している。一方の勝ち星は3。西一人で借金4だ。
エースという立場で移籍してきた以上、勝ってもらわなければ困る。
これまで「我慢して頑張って」「西は悪くない」と書いてきたが、手の平返しの批判をするのには訳がある。
佐野なんかに打たれたからだ。
ホームランにタイムリーと大活躍された。
レギュラーではない佐野を2番に起用したラミレスの采配がピタリと的中した形だ。
打った手がこんなに気持ちよくハマったら盛り上がらないわけがない。西はベイベンチをノせてしまった。
3裏のホームランはゲッツーを取った後に喰らっており、実にもったいない。
初球が外角に外れ、安易にストライクを取りに行った内角の変化球が真ん中に入り特大アーチをかけられた。
奇策を多用するラミレス采配はわかりやすい。その策を封じさえすれば、押し黙る。この試合の奇策は「2番佐野」。ここを抑えておけば何でもなかった。が、打たれた。
ホームランのみならずタイムリーまで。
一視聴者が怒りを覚えているのだから、打たれたバッテリーは余計に悔しい思いをしているだろう。
次回登板で必ずや挽回してくれるものと信じている。

打線は22イニング連続無得点。なおも継続中。
5、6表と立て続けに満塁のチャンスを作ったが得点に結びつかなかった。
6表に至っては無死1、2塁からチャンスを拡大させての満塁機だった。空しい。
なんの、これしきのことで心挫いてどうする。
貧打はお家芸。今に始まったことではない。伝統なのだ。
太陽が東から昇り西に沈むように、太古の昔より必然としてタイガースに根付いているものなのだ。
だから、85年や2003年のように、時たま狂ったように爆発するのだ。あれは異常気象。異常気象を常に求めてはいけないのだ。
そんなことになったら地球に住めなくなってしまう。
タイガースが打てないこと。それは今日も一日が平和だったということ。

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木浪。。。

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大山。。。

木浪、大山が好捕のあと、いずれもファーストへ悪送球。もう何度この光景を目にしただろう。すぐに上手くなるとは思ってないが、同じミスを何回も見せられると本当に悲しくなる。