阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

第77戦 vsDeNA14回戦【2019.7.3】

横浜スタジアム
阪神 100 000 020 01 4
ベイ 011 001 000 00 3
本 糸井5号 ソト24号
○島本1勝1S ●武藤1敗 Sドリス3勝3敗15S
阪神 ガルシア、守屋、能見、ジョンソン、藤川、島本
ベイ 濱口、国吉、三嶋、パットン、エスコバー、山崎、武藤

連敗ストップ。
再びベイと同率3位で並んだ。めでたい。

近本、糸原をスタメンから外し、上本、北條を1、2番で起用。何かを変えて嫌な流れを変えたい、という思いが伝わってくる。
その思いが野球の神様に届いたのか、初回に糸井が先制ソロ。23イニングぶりの得点をスコアに刻んだ。打った瞬間はライトフライに思えたが、風に乗ってのスタンドイン。神様ありがとう。
だが、神様は平等で、その裏にソトに同点ソロを浴びる。
それどころか、2裏には大和に勝ち越しタイムリーも浴びる。
おーい、神様。。。
6裏には北條の悪送球から更に追加点を取られる。
好捕してから一塁に悪送球するの、チーム内で流行ってるのかな?
評判悪いからやめた方が良いと思うよ。
というわけで、神様は今日もベイの味方かと確信し始めた8表。
7裏から途中出場の髙山がフォアボールで出塁すると、上本がヒットでつなぎ一死1、2塁のチャンスを作る。
だが、昨日は二度の満塁機をつぶしている打撃陣。期待はしない。期待した分だけ叶えられなかった時の悲しみが深くなるから。
バッター北條、インフィールドフライ宣告のショートフライ。
ほらね。
さあ、糸井。打てるものなら打ってごらん。
150キロオーバーの直球をバシバシ投げるエスコバーをなかなか捉えられない。
が、6球目の変化球をしぶとくセンター前に転がす。
1点返す。
わーい。ナイス糸井!
ここで大山。
最近はチャンスで凡退する姿ばかり見る。どうせ、ダメだろう。
が、セカンドに強烈な当たりを飛ばし、その勢いに押された二塁手柴田がボールを弾く。ライト前に転々とボールは転がり上本がホームイン。
やったー。同点に追いつく!
大山、えらい。さすが4番。攻守に粗さが目立つが、こういう殊勲打が成長の糧になる。目指せミスタータイガース
続くマルテで勝ち越せないのはご愛嬌。
神様はそこまで甘くない。
ほぼ負けを覚悟したところから、同点に追いつく僥倖。
神様ステキ。
ここまで来たら勝ちたい。せめて引き分けたい。
8裏から10裏までスコアボードに0が並ぶ。
リリーフ陣の我慢比べなら我が軍の方が一枚上。
11表。ベイは抑えの山崎を10表に出している。果たしてマウンドに上がったのは武藤。明らかに格落ち。
勝ち越しを狙うはココしかない。
先頭は8裏からセンターの守備に入った近本。スタメンを外され期すものがあっただろう。2球目を左中間に運び三塁まで進出(記録はツーベースとセンター桑原のエラー)。俊足をいかんなく発揮した。
無死3塁。
これは、イケる。
さあ、糸原キャプテン。
これまたスタメンを外れての途中出場。悔しさをバットに込めろ!
平行カウントになってからの5球目、鋭いライナーをライトに運ぶ。だが、伸びすぎた。前進守備も相まって浅めのライトライナーに。
だが、近本はタッチアップのスタートを切る。
韋駄天近本vs強肩乙坂。

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速いは正義! [TBSチャンネル2より]

正義は勝つ!
速さでもぎ取った勝ち越し点。
4-3。
あとはドリスに11裏を託すのみ。
が、、、
先頭は自らのエラーで勝ち越し点きっかけを作ってしまった桑原。何とかするという強い気持ちがあったのだろう。初球をレフト前に運び、いきなりランナーを背負う展開に。こういう時の初球の入り方、気を付けないといけない。。
続く嶺井は送りバントの構え。
初球をピッチャー前に転がす。梅野を制して打球をさばくドリス。ファーストへ投げる。
嫌な予感。
高めに浮いて悪送球。。。やっぱし。。。
植田の背が2m50cmあれば難なく取れた送球だったが、悲しいかな植田の身長は1m75cm。
無死1、3塁という絶望的な状況になってしまった。
うーむ。同点は覚悟しよう。引き分けで良しとしよう。そもそも負け試合だったし。
そんな思考整理をしていたら、大和がセーフティスクイズを敢行。
またもやピッチャー前に転がる打球。
・・・ドリス、お願い!
今度は梅野にしっかりトスされサードランナー桑原はタッチアウト。
大ピンチは小ピンチに縮小された。
一死1、2塁。
バッター柴田。セカンドゴロ。ゲッツー崩れで二死1、3塁。
バッター代打佐野。昨日のヒーロー。
4球目で一塁ランナーが走り、2、3塁。
打球が頭を超えられたら、サヨナラ負けの局面に。
ドリス、頑張れ!
フルカウントからの7球目。
佐野は内角ストレートを強振。左中間に上がる飛球。前進守備から必死で追いかける髙山。
キャッチ!
最後は大事にボールをおなかに抱え込むようにスライディングしながらの捕球。
ゲームセット!

負けを覚悟したところからの同点、そして勝ち越し、最後は大ピンチを切り抜けての勝利。
神様はヒヤヒヤの接戦が好み。
だが、勝たせてくれたので文句なし。
連敗は4で止まり、順位も再び同率3位に。
カード勝ち越しをかけた明日の先発はメッセンジャー
今回の審判陣にはストライクボール判定で因縁のある原、石山がいる。石山は昨日の球審だったので明日対峙することはないが、原の可能性はある。
再び対峙することになれば、これも見どころの一つ。
虎のエースがベイ打線も原球審も黙らせる投球をしてくれることを期待したい。