阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

第75戦 vs中日11回戦【2019.6.30】

ナゴヤドーム
阪神 000 000 000 00 0
中日 000 000 000 01 1
○福1勝 ●ドリス3勝3敗14S
阪神 高橋遥、藤川、ジョンソン、小野、岩崎、ドリス
中日 柳、ロドリゲス、R・マルティネス、福

無念のサヨナラ負け。
交流戦明け2連敗。交流戦の最終戦も負けているのでつごう3連敗。
2ヶ月ぶりの借金生活に突入することになった。
交流戦中の6連敗も耐え忍びどころだったが、今もまさに堪えどころ。
何とか踏ん張ってもらいたい。

戦い方は間違っていなかった。
ドラゴンズの先発は柳。今年の柳は自らのプロ野球人生で絶頂期にあると言っていいほど調子が良く、簡単に打ち崩せるとは思えない。
ならば、持久戦。辛抱強く戦い、一瞬のスキを突いて勝ち星をもぎ取る。その戦法こそが最良。
その作戦に高橋遥も応える。
柳に負けず劣らずの投球で6回92球2安打3四球4奪三振の無失点。
6裏にやや疲れを見せたので、7裏からは自慢のリリーフ陣で中日打線を抑える。復帰登板となったジョンソンも全く危なげなく、スコアに0を並べる。
一方の好調柳は8回を投げてマウンドを降りた。
そこから、ロドリゲス、マルティネスとつないでくる中日。この二人は打てない。あんな球の速いピッチャーが左右で出てきたらお手上げ。ここはリリーフ陣に耐え忍んでもらうしかない。
10裏まで耐えた。
小野、岩崎、守屋もよく頑張った。
11表。
中日が送り込んだのは福。柳、ロドリゲス、マルティネスに比べれば格落ち。やっと打てるかもしれない投手が出てきた。が、打てず。無死からランナーを出したのに、生かせず。まあ、これは今に始まったことではない。ここまで来たら負けなことが大事だ。
そして、11裏。
我らがドリスがマウンドに上がる。
先頭打者の平田。
初球、内角低めの直球。とても良いボールだった。が、判定ボール。
2球目、同じく内角低めの直球。これまた良いボール。が、判定ボール。
球審は橋本信治。これまで、この日の試合の同じようなコースはストライクコールしていたのに、いきなりゾーンが厳しくなった。
橋本、なぜだ。
良いボールを2球続けてボールとコールされれば、ドリスのやる気ゲージも下がっていく。平田にストレートのフォアボール。
京田に送られ、一死2塁。
大島をセカンドゴロに抑え二死3塁。
怖いビシエドをむかえるが、初球の内角がすっぽ抜けてデッドボール。
二死1、3塁。
バッター高橋周平。
2球で追い込む。3球目は決め球のフォーク。
が、ベースの手前でバウンドし、ワイルドピッチに。
梅野も必死で止めたが、ボールはファールゾーンへ転々と転がる。
その間にサードランナー平田がホームイン。
サヨナラ負け。
高橋を追い込んでいただけに悔しい幕切れ。
投手陣は頑張った。ドリスを責めるのはたやすいが、橋本球審の辛辣判定が無ければ、こんなことにはなっていなかった。
ドリスよ悔しかろう。だが、今度は橋本が同じボールをストライクと手を上げるようになるまで、ドリスは果敢に投げ続け審判への信頼度を高めていくのだ。

というわけで、6月終了。
7勝13敗2分。
ここまで
75試合35勝36敗4分
ベイと並んで同率3位。
ここからが長い正念場。
【逆襲の7月】を期待したい。