阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

第67戦 vsオリックス3回戦【2019.6.16】

京セラドーム大阪
阪神 000 000 302 000 5
オリ 000 140 000 000 5
阪神 ガルシア、小野、島本、守屋、能見、ドリス、藤川、浜地
オリ 田嶋、ディクソン、海田、増井、近藤、山崎福、比嘉

オリックスに3連敗を喰らう。
ここまでパの球団とそれなりに戦えてきただけに、そんな想定外の悪夢を覚悟したが、土俵際でこらえた。

ガルシアは悪くなかった。
直球も変化球も低めに集まっていたし、ランナーこそ出していたが試合を作っていた。
それだけに3裏に二死から大城なんぞに打たれたタイムリーは痛かった。本人も悔しかろう。
4裏の4失点は95%北條史也のエラーに責任を負わせていい。
二死1、3塁で吉田正に初球を狙い打たれたのは、昨日までの傾向を考えれば防げた気もするが、この失点はまだ許せる。
なおも1、2塁でロメロ。何でもないショートゴロ。北條はこれをエラー。多少強い当たりではあったが、正面の打球。言い訳のしようのないプレーだった。
3アウトチェンジから一転、満塁になり、更なる追加点を許した。後続を抑えられなかったガルシアにも責任はあるが、「あのエラーが無ければ」の思いは拭えない。
出番のない日もベンチでは大きな声を出し続け、ムードメーカーとしても一生懸命頑張っている姿を見てはいるが、肝心のプレーでこのミスはいただけない。
思えば4月の巨人戦でも1イニングで2失策し、その試合以降スタメンを外されている。厳しいことを言うようだが、その反省が生かされていない。
昨季こそバッティングで貢献したが、今季は奮わない。そうなれば、一つ一つのプレーの堅実さが首脳陣の信頼を勝ち取る唯一の道だが、それすらできないのであれば一軍ベンチに居場所はなくなる。
ここで提案だが、疲れの見えている木浪、攻守に奮わない北條に代わって鳥谷をスタメン起用することを選択肢に加えてもらいたい。今まで連続出場してきた鳥谷に代打はタイプ的に合わないのではないか。4打席立ってこそ結果の出る選手だと思うのだが。

試合は何とか引き分けで粘った。
田嶋に6回までノーヒットピッチングされたことを考えれば、上出来だろう。
7表に3点返せたことで、流れが傾いた。
9表。
二死1、2塁からセンターフェンス直撃の同点タイムリーを放った代打福留に最大級の賛辞を贈りたい。
その後はリリーフ陣が頑張った。特に11裏の球児はピンチを招きながらも、小島相手に抜群の内角ストレートを投げ込み窮地を切り抜けた。
いまだ衰え知らずの球威、ここ一番のコントロールに脱帽。

オリックスに勝てないという結末は考えていなかったので、かなりショッキングな3連戦だった。
明後日からはなぜか好調を維持し続けている楽天
勝ち越してほしい。