阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

第62戦 vsソフトバンク1回戦【2019.6.11】

ヤフオクドーム
阪神 000 200 000 000 2
ソフ 000 100 001 000 2
本 福田3号
阪神 メッセンジャー、藤川、小野、能見、ドリス
ソフ ミランダ、甲斐野、椎野、松田遼、森、モイネロ、武田

非常に価値ある引き分け。
9裏二死まで勝っていただけにもったいなかった、という見方もあるだろうが、ここはポジティブにこの試合の結果を受け止めたい。

・ポジティブポイントその1
最終回、絶体絶命のところまで追い込まれながら、それをしのいで引き分けに持ち込んだ。
明日の試合に臨むにあたって、負けか引き分けかではその心持ちは全く異なる。
※12裏、ドリスは先頭のグラシアルを内野安打で出塁させ、自らの牽制悪送球とワイルドピッチで無死3塁というファン心理的に95%サヨナラ負け覚悟の状況を作り出すも、その後の真砂を三振、松田をショートゴロ、明石をレフトライナーに打ち取る劇場型ピッチングを披露
・その2
ソフバン中継ぎ投手陣の球筋を見ることができた。
今後の2試合にこの体験が生きる。9回で終わっていたら、森以降の投手は見られなかった。きっと、明日明後日にこれがつながってくる。
・その3
広島、巨人がともに負けたので引き分けであってもゲーム差が縮まった。この0.5差を詰めておいたことが、シーズン終盤にものをいう。
・その4
そもそも超強いソフトバンクと対等に戦えた。「俺たちはやれる!」という自信が確信に変わったはず。
・その5
故障明けの福留が復帰即激走で先制点を演出。足のケガだっただけに心配だったが、全く問題なさそう。
・その6
そもそも指揮官が勝ちゲームだと言っている。
結果勝ちや、もう。そう思うわ。そう思うことにする! ノーアウト三塁でミス、ミスでしょ? あそこから引き分けになったんだから
とコメント。
監督がこの気持ちならば、ナインも気持ちよく明日の試合に挑める。
・その7
4表の攻撃が見事だった。
一死2塁から高山のライト前タイムリー。ミランダのストレートをキレイにはじき返した。天才バッターが確実にその能力を発揮し始めている。
なおも1、3塁で北條。
3球目でスクイズを敢行。決めた北條のバント技術も良かったし、3塁走者の梅野のスタートも見事だった。
欲しかった先制点、追加点をとてもキレイな形でとれた。
・その8
メッセンジャーが本当に素晴らしかった。
9回114球4安打1四球6三振2失点。エースのピッチングだった。ソフトバンク相手にこのピッチングができたのだから、今後の試合も心配しなくてすみそう。
因縁の原審判もいたが、この日は3塁塁審。これが球審だったらひと悶着あったかもしれない。この巡り会わせも吉。
・その9
ファームでは藤浪が好投。

www.nikkansports.com復帰間近とみていいだろう。
優勝には欠かせないピース。
今年の阪神のキーワードは「復活」。

●おまけ