阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

第60戦 vs日本ハム2回戦【2019.6.8】

阪神甲子園球場
ハム 000 200 710 10
阪神 000 000 023 5
本 渡辺5号 横尾1号 北條1号
○金子3勝3敗 ●岩田1勝2敗
ハム 金子、ロドリゲス、堀、鍵谷、公文
阪神 岩田、馬場、守屋

岩田は粘りの投球を続け、何とか試合を形成していたが7表にあと一人でチェンジというところから、連打を喰らい、その後を継いだ馬場も勢いを止められず結局この回7失点。
代打中田の二塁打で本塁に突入する清水を、高山~北條の見事な中継プレーで二死までこぎつけたのに、そこからやられてしまうのだから切ない。
馬場が渡辺に満塁弾を浴びたところでため息とともにジェット風船が放たれた。馬場はファームでは良いボールを投げるのに、一軍では通用するところまで至っていない。
本人も歯がゆかろう。しかし、まだ2年目。かつての秋山がそうだった。鳴尾浜で無敵の投球をしながらも一軍で返り討ちに遭っていた。だが、秋山は一昨年覚醒。立派な戦力になった。馬場もきっとそうなれる。信じている。
さて、満塁弾の時点で実質試合は終了。
長いシーズン、こんな試合もある。
こういう試合は、良いところを見つけて心を和らげるのが肝要。

北條がホームランを含む3安打。今季初の猛打賞。
8表のレフトポール際への弾丸ライナー2ランは彼の思い切りの良いバッティングが出ていた。
9表のセンターへの二塁打も素晴らしかった。
去年はこういうバッティングで好調を維持していた。
元々、バッティングの良さを買われてのドラフト2位入団。昨季のような安定感が出せれば木浪を押しのけられるだろう。
守備の粗さが目立つようになってしまったのは残念だが、守備はめちゃくちゃ練習すればうまくなるはず。そこは久慈、藤本両コーチに何とかしてもらおう。
ベンチで常に大声を出して盛り上げていたり、平野コーチと仲良くしている姿も嫌いではないが、やはりフィールドで活躍する姿を観たい。頑張れ。

福留が抹消されたことで、髙山がスタメン起用され調子を上げている。
あのルーキーイヤーの天才的なバッティングが復活してきている。
更に守備力はルーキーイヤーより間違いなく向上しており、その穴をしっかり埋めている。福留の勝負強さも魅力だが、髙山の芸術的なバッティングも観る者の心を捉えるものがある。
髙山の力はこんなものではない。
必ずやタイガースを、そして球界を代表する打者になる。

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同期の絆

10-0から5点返したことを良しとしよう。
この反発力があるということが明日へとつながる。