阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

第35戦 vsヤクルト8回戦【2019.5.7】

明治神宮野球場
阪神 000 200 001 3
ヤク 010 000 000 1
○秋山2勝1敗 ●原2勝2敗 Sドリス1勝1敗7S
阪神 秋山、島本、藤川、ジョンソン、ドリス
ヤク 原、マクガフ、五十嵐、近藤

今季初のタイガース生観戦!

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固定されてきたスタメン

ラグビーワールドカップ東京五輪に備えて購入したカメラを片手に、後輩を連れて仕事終わりに神宮へ駆け込んだ。
大型連休終わりとあって、客席はいつもより少なくかなり観やすい。
若干の肌寒ささえ我慢すれば最高のナイター観戦環境だ。

1表、二死から糸井、大山の連続フォアボールでチャンスを作るも福留が三振。
もらったチャンスを生かせず嫌な感じ。

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三振してしまったどめさん

我らの先発は秋山。
一昨年の勝ち頭がローテーションに戻りつつある。だが、右ひざの手術明けのシーズンでもある。無理せず、それでありながらも勝つ投球を求めたい。ファンは欲張りだ。

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かっこいい投球フォーム。奥は土橋勝征内野守備走塁コーチ。

1裏、青木にこそヒットを打たれたが、安定した投球でヤクルト打線を抑えた。
いい感じ。そう思った。
だのに、2裏。
雄平に初球をライト前に運ばれ、村上の2球目にワイルドピッチでランナーを2塁に進めてしまい、その村上にセンター前タイムリーを打たれる。
次の大引にもヒットを打たれ、続く中村にフォアボール。
無死満塁。初回に「良さそう」と思ったあの印象は何だったんだ。
大量失点を覚悟しながら戦況を見守る。
原樹理は三振。これは順当。投手に打たれて戦意喪失、という悲劇は免れた。
次打者の荒木。ショートゴロゲッツー。
大ピンチに至ったが最少失点で切り抜けた。
ツいているのかもしれない。
4表。
大山ライト前ヒット、福留2塁打で無死2、3塁の大チャンスを作る。
続く梅野はショートゴロ。だが、この間に1点入り同点に追いつく。
そして、マルテ。
期待の助っ人。私にとっては沖縄キャンプ以来の再会。
親しみを込めて「マルちゃん」と声援を送る。
そのマルちゃんは粘ってフォアボール。えらい。打ち気にはやらずつなぐ意識があってこそのフォアボール。

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外角スライダーを我慢して四球を選ぶマルテ。えらい。

さあ、一死1、2塁のチャンス。
バッターは木浪。
もはや虎ファンの中では「せいや」といえば木浪。
そのイメージを全国区にするためにもハッスルしなくてはならない。
そして、、
ライト前勝ち越しタイムリー!

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ライト前に鋭い打球を放つ木浪

キャンプからオープン戦を絶好調のまま駆け抜け、シーズンに入ってからぱったりと打てなくなり、同じ新人の近本に注目が集まるようになり、なかなかジェットコースターなプロ生活を送っている木浪。
それでも試合に起用されている。北條や鳥谷という選択肢もある中でだ。
矢野監督の新たなチームを作っていこうという意志を感じる。

この得点以降、両チームとも0行進。
我が方はチャンスこそ作るが、あと1本が出ない。
まあ、これは毎度のこと。嘆いても仕方ない。
素晴らしかったのはリリーフ陣。
6回途中から投げた島本、球児、ジョンソン、ドリスの4人はヤクルト打線にヒットを1本も許さなかった。
まあ、7裏の球児はフォアボールを3つ与えかなりヒヤヒヤさせたが。

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ヒヤヒヤピッチングの球児

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今季来日助っ人No.1のPJ

9表に木浪のヒットから、代打北條フォアボール(北條はなかなかチャンスをもらえない中での代打で犠打を決めたり四球選んだり結果を出している)でチャンスを得る。
続く近本はもちろんバント。そのバントがサード方向の絶妙の位置に転がる。捕球した近藤は近本の俊足に焦ったか1塁へ悪送球。セカンドランナーの木浪は一気にホームイン。
貴重な追加点となった。
速いは正義。
近本最高。

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虎のプレデターは完ぺきな内容でヤクルト打線を狩る

というわけで、今季初観戦は快勝で幕を閉じた。

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スコアのわりに長い試合だった

ヒーローインタビューは木浪聖也。
プロ初のお立ち台にレフトスタンドも大歓声。

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がんばれ、せいや

翌日は4時30分起きだったが、この試合のおかげで頑張れた。