阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

第57戦 vsロッテ2回戦【2019.6.5】

ZOZOマリンスタジアム
阪神 010 201 000 4
ロテ 022 010 00X 5
本 井上11号
○岩下2勝1敗 ●青柳4勝4敗
阪神 青柳、能見
ロテ 岩下、チェン、東條、唐川、酒居、益田

あと少しで勝てそうだったのに、負けた。
11安打。12残塁
打てなくて負けるパターンではなく、打てているのにチャンスを生かせずに負けるパターン。
あまり、今季の戦いでは見ない形だった。
あと一本、の重み。
まあ、これはお馴染みの課題なので、ゆっくり改善されていくのを見守る。

残念だったのは守備。
2裏、木浪がミスを連発。これが失点につながってしまった。ルーキーがキャンプからオープン戦を経て、ここまでずっと一軍で起用されている。きっとこれまでにない疲労を感じていると思う。だが、ここを乗り越えてこそ。頑張れ聖也。
5裏、レフトの江越がレアードの大飛球の目測を誤り、追加点を許す。結果的にこれが決勝点。2年に一度しか来ない風が強く吹く球場なのでかばってあげたい気もするが、一度フェンスをよじ登る仕草までしておいて、5mくらい離れた場所にボールが落ちるのを見てしまうと、さすがに「なんじゃそりゃ」と思ってしまう。首脳陣もそう思ったのだろう。翌日、抹消された。頑張れ江越。潜在能力は12球団ナンバーワンなのだから。

9表の攻撃は悔しかった。
先頭のマルテがヒット。代走に植田。
植田は二盗を成功させる。
続く梅野のファーストゴロで植田は3塁に進み、一死3塁の同点機。
バッターは高山。4球目をレフトへライナー性の当たり。同点かと思ったが、これを清田が好捕。そして、3塁走者の植田は飛び出していてすでにホームまで到達。清田はゆっくり三塁へボールを送りゲッツー成立。ゲームセット。

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高山が打った瞬間に走り出す植田

試合終了直後は飛び出した植田に憤った。犠牲フライで同点になったのに、と。だが、どうやらベンチの指示だったとのこと。
「そういうサイン。俺の責任」と矢野監督は植田をかばった。
超積極野球が矢野野球。この野球で上位争いができている。
ちゃんと監督が責任を感じているのだから、選手たちとのわだかまりは生まれないだろう。
こういうこともある。
青柳もよく投げていたし、明日へつながる試合をした。