阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

第40戦 vs巨人7回戦【2019.5.14】

東京ドーム
阪神 010 000 300 4
巨人 200 000 000 2
本 マルテ3号
○青柳3勝3敗 ●アダメス1敗 Sドリス1勝1敗1S
阪神 青柳、ジョンソン、藤川、ドリス
巨人 高橋、アダメス、戸根、田原、高木

ここまで6連敗していた巨人に今季初勝利。
試合前の貯金が1。
ということは巨人に勝ちさえすれば上位進出できる構図になる。
そして、それは巨人を首位の座が降ろすことにもなる。
対巨人戦が今季前半の課題であろう。
そこで、勝てた。しかも相手の本拠地の東京ドームで。
苦手意識を作ってしまうとズルズルとやられてしまうのが我がチームの特徴。それを払拭するきっかけができた。

偉かったのは青柳とマルテ。
青柳は坂本が開幕から続けていた36試合連続出塁の記録を止めた。
実に小気味いい。
初回に2点先制されたが、それ以降得点を許さなかった。
バタバタと崩れない。今季の青柳は安定感という武器を手に入れた。
マルテは2表に高橋からソロを放った。
前回の対戦で高橋にいいようにやられてしまい、しかも先制された展開。早く1点でも返したい局面で見事な弾丸ライナーをレフト席へ叩き込んだ。
この一発で、チームも球場のファンも「イケる」という雰囲気になれた。
マルテは外の変化球を容易に振らない。シーズン前はオープン戦などで振り回していた印象があったが、どうやら思い違いだった。じっくりとボールを見ることができるから粘った末にフォアボールを選べる。スタートは出遅れたが、シーズン終盤にはなくてはならない選手になっている気がする。

坂本を止めたのは青柳だけではない。
ジョンソンとドリスもしっかりと抑えた。
この盤石のリリーフ陣がいるという安心感が味方の奮起につながる。
7表は二死からチャンスを広げて3点を取り勝ち越した。
代打でヒットを放ちチャンス拡大した北條の勝負強さを褒めたい。