阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

第41戦 vs巨人8回戦【2019.5.15】

東京ドーム
阪神 320 014 120 13
巨人 011 200 310 8
本 糸井2号 石川2号 福留4号 木浪2号 大山7号 梅野2号 丸7号
○守屋1勝 ●菅野5勝3敗
阪神 岩田、守屋、藤川、能見、ジョンソン、ドリス
巨人 菅野、田口、野上、アダメス

これほど気持ちの良い勝利が果たしてあるだろうか。
巨人のエースをコテンパンにして、しかも5本のホームランが飛び出す。
菅野を52/3回10失点(自責点7)という無惨な形で引きずりおろす。
打たれまくっているのになかなか投手交代をしなかった原の意図は全く持って理解不能だが、他球団の采配なのでどうでもよし。
滅多打ちに遭った菅野が、そのショックでこのまま不調続きでシーズンを終えてくれることを秘かに願う。

初回の糸井のホームランが良かった。打った瞬間それとわかる当たり。「打てないかもしれない」という投手をいきなり粉砕する一発は、次に打つバッターに安心感をもたらす。
実際、その後の福留、梅野、マルテが3連打で更なる追加点をあげる。
とにかく、打った。
それが心地良い。

一方の我らが岩田もパッとしない。
なかなか制球が定まらず、3回1/3で4失点。
いくら打っても、こちらも打たれたのでは勝てない。岩田を諦め、守屋を投入。
今季、矢野監督が期待を持って投げさせている守屋。
その期待に応え、よく投げている。
桑原が不調で二軍落ちし、どうなる事かと思ったが守屋の活躍がその穴を見事に埋めている。
その守屋。イニングまたぎで5裏をピシャリと抑えた。この時点では6-4。何かしらのきっかけですぐにひっくり返される点差。坂本、丸、岡本を完璧に封じた。
これで流れが完全にタイガースのものとなった。
たくさん打った野手陣も偉いが、この試合はこの守屋を褒めたい。
そして、この試合の勝ち投手は守屋。
めでたいプロ初勝利。
3年前にヤクルト戦でプロ初先発したことを覚えている。奈良の山奥で仕事をしているときにラジオで聴いていた。だが、ノックアウトされた。
それから、ファームで頑張った。その頑張りが矢野監督に認められ、今の位置にいる。
守屋、えらい。
これからも頑張れ!