阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

第1戦 vsヤクルト1回戦【2019.3.29】

 京セラドーム大阪
ヤク 000 100 000 00 1
阪神 000 001 000 01 2
○桑原1勝 ●石山1敗
ヤク 小川、近藤、ハフ、梅野、石山
阪神 メッセンジャー、ジョンソン、ドリス、能見、桑原

記念すべき矢野阪神の船出はサヨナラ勝利!
プロ野球が開幕したことが嬉しいし、そしてタイガースが勝利する。やっぱり野球は最高だ。
開幕投手メッセンジャー。日米100勝を決めたいところ。
が、いきなり坂口、青木に連打され雲行きは怪しい。そして山田にセンター前に運ばれ、早くも先制点献上かと思いきや、近本のバックホーム送球が抜群だった。プロ最初の守備機会でエースを救うスーパー捕殺。さすがドラ1。
これで本来の勘を取り戻したメッセは安定のピッチングに。4表に1死満塁から村上に犠牲フライを打たれ先制点を与えてしまったが最少失点で切り抜けた。結局、7回112球6安打1失点で今季初登板を終えた。さすがはエース。試合を見事に作ってくれた。
打線は小川の勢いのある速球とキレのある変化球になかなかバットが芯を捉えられない。だが、6裏に木浪がショート強襲の当たり(記録は廣岡のエラー)で塁に出ると、続く近本が右中間を真っ二つに破るスタンディングスリーベースで同点に追いついた。これには矢野監督も大喜び。監督がベンチで分かりやすく喜んでいる様子は観ているこちらも嬉しくなる。矢野阪神の売りが早速機能し、なんだかこの先も期待できそうだ。
7裏にパワーアップしたナバーロのあともう少しでホームランというフェンス直撃2塁打でチャンスを作ったが、続く糸原が初球をひっかけショートゴロ。もう少し慎重に勝負しても良かったのに。。8表から継投策に入り、メッセの勝利は次回へ持ち越し。去年から通算100勝が遠い。
両チームともリリーフ陣が出てくる展開になったが、PJ、ドリス、能見、桑原が盤石過ぎてニヤニヤが止まらない。みんなケガなくシーズン通して頑張ってね。
11裏は代打鳥谷があと50センチでサヨナラホームランというフェンス直撃の三塁打。いやー、ホントに惜しかった。入ってほしかったなー。
タイガース1の人気者がこんなチャンスを演出したら、勝つに決まってる。球場の雰囲気はもう最高潮。木浪は三振してしまったが、続く近本の初球で石山がワイルドピッチ。サヨナラ暴投で今季1勝目を手にすることができた。
近本の捕殺、メッセの好投、リリーフ陣の盤石リレー、鳥谷の三塁打とスコア以上に見どころの多い試合だったが、陰の功労者は梅野。近本の捕殺は梅野のポジショニングとフットワークの良さがあったからこそ。7表に中村悠平を牽制で刺したのも梅野の肩の良さの賜物。8表には1死一塁で山田のファールフライを好捕。打撃でも今季初安打を記録しており、攻守で躍動している。さすがは日本一のキャッチャーになれる素質を持っている男。稲葉よ、よく見ておけ!

素晴らしいスタートを切ったが、明日の試合に勝ちカード勝ち越してこそ、この勝利の意味が出てくる。
岩貞、頼んだぞ!