阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

阪神タイガース キャンプ総括 ~2019~

キャンプは27日まで行われるが、23日からオープン戦も始まるという事で、ちょっと早めに総括。
猛虎キャンプリポートは毎日欠かさずチェックしたし、何といっても2月5日~7日に宜野座にも観に行った。これまで以上に私とチームとの一体感は高まっている。
ただダラダラとまとめてもつまらないので、現時点での開幕一軍メンバーを予想し、その選手ごとに寸評し、それをもって総括としよう。

【開幕オーダー】
1 上本(セカンド)
・キャンプを通して順調さをアピールしている。昨季のケガの悔しさと就任早々FA引き留めをしてくれた矢野監督の熱意に応えようとしている姿勢が画面越しにも伝わってくる。小柄な体にはパンチ力も備わっており、一発のある切込み隊長として期待できる。
2 近本(センター)
・矢野監督の掲げる積極野球に欠かせない走力が大きな魅力。キャンプではシュアな打撃に加え、確実に決めるバントも披露した。現段階では他の外野手よりも試したみたくなる存在。肩がそこまで強くないようにも見えるが、自慢の脚でカバーできる。
3 糸井(ライト)
・キャンプでは完全に独自の調整。実戦にもまだ出ていないが、超人にそんなことは関係ない。昨季の故障離脱は悔しかったはずで、今季の目標は全試合出場と聞いている。その意気込みは結果となって表れるはずだ。
4 大山(サード)
・紅白戦、練習試合と常に4番で起用された。それが意味するところは本人もわかっているだろう。金本チルドレンの意地もある。信じたい。
5 マルテ(ファースト)
・実戦初戦で初打席本塁打、次の打席タイムリーは昨季のロサリオの出だしと似通っており、期待よりも不安が頭をよぎるが、ここは対応力を信じるしかない。ダメならすぐにナバーロが上がってくるという競争意識が良い方に向いてくれれば。
6 福留(レフト)
・キャンプでは同い年の藤本コーチと選手たちを見つめる姿をよく見かけた。積極的に若手選手に助言する場面も見られ、もはやコーチ。だが、結果が伴わなければその指導も意味を持たない。今年も勝負強い打撃を発揮してくれるはず。6番福留、相手にとってこれほどの脅威はない。
7 北條(ショート)
・熾烈なショート争いだが、守備の安定度、打撃力の向上、チームのムード作りなど鳥谷、植田、木浪と比べて一歩抜けている。昨季は不運な故障で戦線離脱したが、その打棒は安定していた。何かを掴んだ感がある。
8 梅野(キャッチャー)
・昨季のゴールデングラブ賞選手。よほどのことがなければ外す理由が見当たらない。
メッセンジャー(ピッチャー)
・キャンプでは独自の調整。実戦はこれからだが、これまでの経験から最良の方法を選んで開幕に照準を合わせているのだろう。どこからどう見ても虎のエース。昨年の実績からしてもオープニングゲームを任せるにふさわしいのはこの男。その勝利が日米通算100勝、そして日本人扱いでの初勝利となる。このメモリアルゲームがチームを更に乗せていくことだろう。

【投手】
西
・期待のFA戦士。キャンプで順調な調整をしている感じが表情からは読み取れる。他の選手とも仲良さげで何より。猛打揃いのパ・リーグで実績があるノーヒッター投手の実力は疑うべくもない。故障せずシーズン通して活躍することを願うのみ。
藤浪
・ここ3年の悩める表情とは違い、何か吹っ切れたような表情に見えた。もう才能があることはわかっている。信じる。
ガルシア
・キャンプリポートでは陽気な性格であることがよく分かった。去年の実績からある程度の成績を残せると思っている。現在、アメリカ国籍取得のために渡米中。なぜだろう、何か不安。ちゃんと帰ってくるよね?
岩貞
・明確にテーマを持ってキャンプに臨んでいるように見えた。棚ぼたで出場できた日米野球できっと何かを掴んだはずだ。なんだかんだで昨季のチーム内日本人最多勝利投手(7勝)。貴重な左腕先発投手として欠かせない。
秋山
・安芸で調整。ゆえにキャンプリポートでも観られなかったが、Instagramで順調な仕上がりを報告してくれている。才木や望月、浜地など若手がアピールしているが、一昨年の投球が復活すれば一気にエース格。もう鳴尾浜には戻りたくないはずだ。
能見
・マイペースかつ着実にキャンプをこなしているように見受けられた。初の実戦登板も三者凡退で万全の調整が出来ている。昨季のリリーフ防御率は0点台。今季も期待したい。
ジョンソン
・150キロの直球と大きなカーブが武器になりそうな新助っ人。風邪で2日ほどキャンプを休んだが、全く問題なさそう。実戦登板でも今のところ大きな欠点が見当たらない。頼りになるメッセ先輩から色んな事を吸収し、勝利の方程式を担ってもらいたい。
桑原
・突然変異に等しい一昨年の活躍から、昨年の安定感を経ての今季。実績のある選手として落ち着きのあるキャンプ生活を送れているように見えた。3年前のクビ覚悟の緊張感がいまだに彼を奮い立たせているように感じる。今年もそれを維持したままカットボールを投げまくってもらいたい。
ドリス
・虎のプレデターブルペンでバシバシ高速球を投げ込んでいた。投げなきゃわからないドキドキ感はあるが、抑える時の無双ぶりは他の追随を許さない。
藤川
・風邪で離脱したこともあったが、全く影響なさそう。抑えを目指す、と宣言しただけのことはあり、多くの評論家が衰え知らずのストレートを絶賛していた。その評価を鵜呑みにしたい。助っ人たちともよくコミュニケーションをとっている場面がみられ、そういった面でも欠かせない。
高橋聡
・安芸での調整。昨季はケガもあり、思うような成績を残せなかったが、チームの左腕としての実績、経験値は随一。島本、飯田ではまだ不安。開幕にはキッチリと間に合わせてくるだろう。
岩崎
・先発挑戦をしているとも聞くが、なかなか層は厚い。ここは先発も中継ぎも出来るユーティリティピッチャーとして存在感を示すのが良いのではないか。2年連続で中継ぎとしてフル回転したことも矢野監督には確実に評価されているはずだ。
齋藤
・新人投手。投げっぷりが良く、観ていて気持ち良い。データが揃わない序盤はリリーフとしてかなり抑えてくれるのではないかと期待している。

【捕手】
坂本
・梅野との差は昨シーズンでだいぶ開いてしまった。だが、紅白戦ではホームランを放つなどアピールできている。ベンチ入りは間違いないだろう。
岡崎
・長坂との第3捕手争いだが、ここは岡崎を推したい。小雨の中、サインを求めるファンを見てわざわざ車を降りてきてサインに応じてくれた人柄の良さ。素敵である。この優しさがベンチに好影響をもたらすのである。

内野手
鳥谷
・若手と同じメニューをすべてこなし、若々しい動きを見せる鉄人。本当は開幕スタメンで起用したいが、ここで鳥谷が名を連ねるようではチームに未来はない。苦渋の決断でベンチスタートである。それでも腐らず頑張ってほしい。
糸原
・キャプテンだが、今のところのアピールでは上本の方が上。セカンドはシーズンを通して競争させるような気がしている。
木浪
・キャンプを通して、ずっとアピールし続けている。首脳陣はもちろん、評論家たちの評判も良く開幕一軍はほぼ当確。21日の広島との練習試合ではファーストの守備にも就いた。これが大きい。関本がそうであったように、内野全ポジションをしっかり守れる選手は貴重である。

【外野手】
高山
・いまだに迷い続けているように見えるかつてのゴールデンルーキー。レガースも金色にあしらわれていた。身体が去年よりも大きくなったように見え、オフに相当トレーニングを積んだことがうかがえる。まだ本調子には見えないが、時折見せる天才的な打撃が見る者に開幕一軍を訴えるのである。
江越
・広島の水本二軍監督がいま最も欲しい選手がこの男らしい。掛布がそう言っていた。広島の育成力なら一流に育てられるという自信もあるのだろう。そう、この男の潜在能力は首脳陣も敵チームも評論家たちも認めているのである。だが、理解力が足りないのだ(金村義明談)。今季、その能力を発揮できないと戦力外通告もある。本人もそれがわかっているのだろう。打撃、守備、走塁で猛アピールしている。相変わらず理解不能な三振も多いが。。。大穴大爆発枠で開幕の切符を手に入れる。

以上、29人。
投手陣では小野、才木、望月、青柳、馬場、伊藤和が入っていない。
野手でも中谷、植田、陽川、島田、板山、俊介、伊藤隼が漏れた。
何と激しい競争なのだろう。
ファームは今年も強かろう。そして、代わりの選手がいくらでもいるという一軍へのプレッシャーにもなろう。

開幕一ヶ月前の開幕一軍メンバー予想という不毛な内容ではあるが、オープン戦を経てどのようにチームが形作られ、メンバーが決まるのかを見る分には楽しい予想である。
果たして、結果はどうなっているだろうか。
開幕がますます楽しみになってきた。