阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

2021年最終成績

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2021年はなぜ優勝できなかったのか。
最終的にはヤクルトと0.0ゲーム差で幕を閉じたのだから悔しさは募る。
あと一本が出なかった、とはよく言われるが、どんなシーズンでもそれはある。結局はチーム力の差で優勝を逃したのだろう。
具体的な敗因を求めるとするならば、8月末、9月末のカープ3連戦をいずれも3連敗したことだろうと思っている。下位相手に負け続けたことは大きなダメージだった。1つでも勝てていれば結果は違っていたはずだ。まあ、たらればの話はキリがないし無意味なのでもうしない。

矢野監督はウエスタン日本一から急転直下で一軍監督に就任し3位→2位→2位と油断すればすぐに下位に沈みかねないチームを優勝争いの出来る集団に仕立てた。球団史に残る名将と言って良い。あとは栄光を勝ち取り、その名を永遠のものとするだけである。

キャンプイン直前の今季限りでの退任発表は「退路を断ち身命を賭として戦う」という覚悟の表れだろう。我々ファンはその覚悟に乗っかり、共に命懸けで戦うのだ。

コロナ罹患で変更したとはいえ、青柳が開幕投手を務めるところまで成長し、秋山も目処が立つ選手になり、これまで柱としていた西勇輝を頼らずとも耐えうるチームになった。
そこに藤浪晋太郎の復活が加われば、何も言うことはない。
スアレスが抜けたのは痛いが、伝統的に中継ぎ陣を育てることに定評のあるチーム。大きな心配はしていない。

打撃陣はケガなどでの長期離脱さえなければ、例年と同じくらいは活躍ができるだろう。サトテル、ロハスJr.が2年目のシーズンで伸びてくれれば去年以上の順位は間違いないだろう。そして、低評価されがちな大山だが、常にチャンスで回ってくる宿命と、勝負強さは球界随一である。大山はやる男だ。今季の活躍に私はむせび泣くはずだ。
さらに、髙山俊がいる。天才的な打撃を披露する彼がこのまま終わって良いはずがない。開幕こそ二軍スタートだが、外野手全員がこのままずっと好調を維持するなんてことは有り得ない。その時にこそ、天才ゴールデンルーキーの名をほしいままにしたこの男が帰ってくるのだ。私は待っている。

さて、大事な試合を取りこぼさない為に必要なのは、基礎鍛練と強い気持ち。すなわち失策の数を減らすこと、負けない気持ちを強く持ち続けること。

この2つに注視しながら2022年を見守りたい。