阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

沖縄キャンプの旅①

去年の11月から計画していた人生初のタイガースの春季キャンプを観に行く旅。
ついにその日が訪れた!

2月4日。
タイガースは休養日。こればっかりは11月にはわからないので仕方ない。ここは中日の注目ルーキー根尾くんを観に行こう。
那覇市内からレンタカーを走らせること45分。読谷平和の森球場に到着。平日のファームのキャンプ地なのに人が多いように思うのは根尾くん効果以外何物でもないだろう。
サブグラウンドに人だかりを発見。
もしや、
やはり、
根尾くんだ!
ランニングをしていた。
その姿を見つめるファンと報道陣。
普段、タイガースの服ばかり着ている私は無地の黒いウインドブレーカーで阪神ファンであることを隠し、メッセンジャースマホカバーも外して写メを撮るのだった。

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一年先輩の高松とランニングする根尾くん


右ふくらはぎを痛め2軍スタートになってしまったが、普通に走れていたように見えるので近いうちに1軍に呼ばれるだろう。
読谷から1軍キャンプ地の北谷は車で20分。
1、2軍の施設が近いとその行き来は労なくできる。平田や大島といった自分のペースで調整したい実績のある選手が読谷で始動しているのもこの利点からだろう。また、簡単に入れ替えられてしまう緊張感も若手にはきっとあるだろう。

昼休みが終わるとメイングラウンドに根尾くんが登場。
高松、溝脇とともに守備の練習。指導経験豊富な立石コーチが基礎的な動きを教えているように見えた。

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立石コーチは阪神でもコーチを務めた(05~12)。台湾でも韓国でも指導経験がある国際派。

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荒木コーチは溝脇にノック。去年まで現役だけあって、選手との距離感はとても近いように見えた。

脚を故障中とは思えないバネの強さが垣間見え、素人目にも活躍できそうな気がしてしまう。実にうらやましい。
立石コーチの指導にその都度キッチリと返事をする真面目な根尾くんだが、たまに見せる笑顔が愛くるしくアイドル性も抜群だ。
根尾くんのポテンシャルの高さにおののきながら、北谷へ移動。
中日ファンの友人のために、グッズを買いに行くためだ。
1軍は紅白戦を組んでいたとのことで、駐車場が満杯。もう枠とか関係なしに駐車されていた。平田も大島も根尾くんもいないのに、なぜこんなに…松坂人気は未だ衰えずなのか?
友人が所望していた沖縄限定の選手別ユニフォーム型キーホルダーなどを購入し、少しだけメイングラウンドをのぞく。

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木下と加藤のバッティング練習

ここ数年、正捕手を固定できない中日だが、バッティングケージでは木下と加藤匠馬が黙々とバットを振っていた。
友人曰く、加藤が結構イイらしい。今年からヘッドコーチに就任した伊東勤も一押しだとか。
中日の捕手事情にそこまで興味は無いので、今度は浦添へ移動。

浦添と言えばヤクルト。
那覇からも比較的近く、通いやすい。
そして、ここにも脅威的な選手がいた。
村上宗隆。
去年、初打席初ホームランと鮮烈なデビューを飾ったヤクルトファンが最も期待しているであろう若手選手。

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西浦、藤井らとバッティング練習をしていたが、一番目立っていたのは村上

去年、96敗したチームが立ち直り躍進できたのは宮本ヘッド、石井琢朗河田雄祐コーチの指導があったからだろう。
その石井コーチの手ほどきを受けた村上はポンポンとスタンドインさせていた。驚くべきはその打球の鋭さ。観ていてほれぼれしてしまった。
やっぱり大きいのを打てる若手がいるのっていいな。うらやましい。
ウチにはそういう選手、いないんだよなあ。一昨年、清宮、安田を獲れず、昨年、藤原を獲れなかった無念さを村上の打球を見つめながら想うのである。

これにてキャンプ旅初日は終了。
午後から始動した割に、3つのキャンプ地を巡れた。なんという効率の良さ。そして沖縄キャンプ地の立地の良さよ。
さあ、明日からは宜野座。今旅の最大の目的である。
しかし、天気予報は雨。はたしてどうなることやら。