阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

第36戦 vs中日9回戦【2021.5.11】

阪神甲子園球場
中日 020 200 000 4
阪神 100 200 100 4
本 高橋周1号 木下拓3号
中日 小笠原、祖父江、福、谷元、又吉、R・マルティネス
阪神 西勇、岩崎、スアレス

◆この試合のメモ
・中日とは通算2000試合目。プロ野球発足からともに歴史を歩んできたチームは我々と巨人だけ。これからも消滅することなく進んでいきたい。
・先頭打者の近本が9球粘ってツーベース。こういうの好き。
・マルテが11球粘ってタイムリー。近本を還す。ステキ。
・メル・ロハスJr.がセカンドゴロで来日初打点を記録。
・二死3塁で梅野がタイムリー! さすが得点圏打率王。
・中野がセンターへ抜けようかという打球を横っ飛びでナイスキャッチ! プレイオブザデイ!
・代打で原口がヒット。
・糸原が同点タイムリー! 追い込まれてから変化球を巧みに拾ってライト前に落とす技ありのヒットだった。
・9裏、バンバン走った。その積極性は讃えよう。
・3点ビハインドからよく追いついた。そして、負けなかった。それが大事。
本塁打欠乏症のドラゴンズ相手にホームラン2発で得点を許すのは良くない。不用意な一発は避けよう。

5月3日にハル・ブリーデンが亡くなった。
タイガース助っ人史を彩る素晴らしい選手である。
3年間で79発。いや、2年間で77発と記した方がその破壊力が伝わる。
だが、吉田義男も掛布も追悼コメントで一塁手としての守備の上手さを語っている。守乱に頭を悩ませる今のタイガースに最も欲しい人材である。

中日との2000試合目は引き分けに終わった。
今季の中日はとにかく点が取れない。ホームランなんて滅多に打たない(この試合前まで36試合で14本)。なのに2被弾してのドローはもったいなかった。
西勇輝は7回まで投げたが、この2ラン2本で勝てなかった。勝てない投手になりつつある。こらえてほしい。

まあ、負けなかったとポジティブに捉えよう。