阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

第87戦 vs中日15回戦【2022.7.15】

阪神甲子園球場
中日 100 000 000 1
阪神 020 000 00x 2
本 北條1号
○青柳10勝1敗 ●上田3敗
中日 上田、根尾、森、福
阪神 青柳、アルカンタラ、湯浅、岩崎

7月13日に昇格したジェフリー・マルテが、7月14日に降格してしまった。
再び右足を痛めたらしい。
完封負けをした翌日にチームの大黒柱たる大山を失い、それに伴い緊急昇格した日にタイムリー2本を放ち、翌日に姿を消す。
まるでスーパーヒーローだ。MCUにラインナップさせたい。

13日の試合後は指揮官も「う~ん、よう分からん、オレも。本人の状態なのか。やっぱり打つだけじゃないのでね、野球は。最低限走るってこともできないと試合の中で使うことはできないという判断の中で代えました」と途中交代の理由を語ったが、もう本人の足は限界だったのだ。
一軍の試合、ましてや最も盛り上がる巨人戦。鳴尾浜とは身体にかかる負担が違うのだろう。それでも2本のタイムリーを打った。褒めてあげたい。

14日に井上ヘッドコーチが「(抹消は)痛いに決まってるよ。こちらとしてはファームと慎重に連携を重ねてきたつもりだけど、昨日走れなかったというのは見ても分かると思う。(1軍の)アドレナリンだったり、緊張感だったり、負担をかけてギューってなってしまったのかなと。かわいそうなことをしてしまった」と話した。
このコメントはマルテにも伝わるだろう。首脳陣は急かしてしまったことを悔いている。
マルテにはどうか腐らずにいてほしい。

球団の故障の状態の見極め方が甘いと言ってしまえばそれまでだが、起きてしまったことは仕方がない。今後の糧にしてもらおう。

マルテは出場すれば打つ。
今年はもう厳しいかもしれないが、その分じっくりと治療に専念できる。世界中のふくらはぎの権威をマルテのもとへ集結させよう。
トミー・ジョン手術を受けた、というくらいの気持ちで気長に待って来年に備えるのもいいじゃないか。球団には大きな心の広さを持っていてほしい。
これでラパンパラが見納めなのは悲しいもの。
まして、他球団のユニフォームでのラパンパラなんて絶対に見たくない。

ステキなニュースだったので載せておく。

《試合メモ》
・ファームでA.ロッドが第1打席の初球をライト前にヒット。さすが。その名に違わぬ実力。
・ファームで江越がマルチ。守備でも大活躍。名将平田いわく「3打数10安打」級の活躍! そろそろ上げてもいいんじゃない?
・3裏。7番北條が逆転2ラン! 内角球を見事にさばいた。これぞ史也の真骨頂!
・6裏。近本17盗塁目。
・7表。先頭の加藤翔平のセコンドゴロを山本が好捕。良いプレーだった。
・アルカンタラ無失点ピッチ。
・湯浅無失点ピッチ。
・8裏。無死1塁でピンチバンター長坂が初球で決める。少ないチャンスで仕事をする姿は立派。
・9表。岩崎、ランナー出すも無失点ピッチ。さすが金メダリスト🥇
・青柳10勝目。球団としては93年湯舟以来の両リーグ10勝一番乗り!
・3連勝! 3位浮上!
・満ち潮。ビッグウェーーーブ🌊

・ケラーがコロナ陽性判定。無念。
・濃厚接。触者だった坂本も陽性判定。
・サトテルが下降気味。ちょっと心配。