阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

第13戦 vsDeNA1回戦【2021.4.9】

横浜スタジアム
阪神 300 006 000 9
ベイ 000 000 200 2
本 佐藤輝3号 関根1号
○藤浪1勝 ●濱口1敗
阪神 藤浪、加治屋、桑原
ベイ 濱口、国吉、池谷、石田、三上

藤浪が今季初勝利。去年の8月21日に神宮球場で勝って以来の白星。
藤浪に勝ちがつき始めれば、タイガースはもっと強くなる。
7回121球4安打5四球7奪三振2失点。
今季はキャッチャーが捕れないくらいボールがすっぽ抜けても、平然としながら投げているように見え、動揺するような素振りを全く見せない。
自分自身の投法、ボールに確固たる自信が芽生えたのだろう。
そうなれば、こっちのもの。あんなに速いボールを投げるピッチャーが、苦労を乗り越えて自信をつけたのだ。もう、明るい未来しか見えない。
藤浪伝説の始まりである。

そんな藤浪を後押ししたのは14安打を放った打線。
マルテと大山が今季初の猛打賞。近本がマルチ安打&盗塁。そして、佐藤輝明の場外アーチ。
テレビ画面で観ていても驚愕の右中間場外弾は啞然茫然の一撃だった。
これが佐藤輝明の魅力。
試合前に矢野監督から5分間、井上ヘッドコーチから10分間の指導を受け、ホームラン後に「指導を頂いたおかげ」としっかりコメントするところが殊勝である。

藤浪が勝ち、佐藤輝明がホームランを打つ。
観ていて実に気持ちの良い試合であった。
だが、反省も忘れてはいけない。
8裏、ショートの木浪が内野手なら捕ってくれないと困っちゃうゴロを2つもエラー。
去年は向上したと思った守備なのに、なぜ後退してしまうのだろう。勝ちゲームの展開だったからやけどしないで済んだが、緊迫した展開ならば致命傷になる。猛省して欲しい。