阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

第38戦 vs巨人6回戦【2020.8.5】

阪神甲子園球場
巨人 001 003 000 4
阪神 000 000 010 1
○戸郷4勝2敗 ●藤浪3敗 S中川1敗5S
巨人 戸郷、高梨、大竹、中川
阪神 藤浪、小川、能見

藤浪晋太郎の3度目の登板も黒星に終わった。
だが、その内容は登板回数を重ねるごとに良くなっている。
彼の復活には「勝ち」が最大の良薬な気もするが、下手に良薬を打ち続けると感覚がマヒしてバカになってしまうこともある。このくらいが良いのかもしれない。藤浪本人もファンもまだ我慢の時期だ。
8回113球4安打1四球7奪三振4失点(自責点1)。
6表の3失点は自らの失策をきっかけに奪われたもの。悔やまれる場面だったが、これも野球。ミスをしないチームが勝つのだ。地道に守備力向上に向けて練習をするしかない。
イムリーとなった岡本の飛球を糸井がキャッチできなかったのも、本当はとても悔しいが、身体を万全の状態にしておくのもプロの務め。ケガしがちな糸井を使わざるを得ない状況もチームの総合力なのだ。

8裏に最大のチャンスを作ったが、二死満塁で4番大山はショートゴロ。
真の4番、ミスタータイガースにならんとして進みゆく大山の成長の過程を忍耐強く、辛抱強く私は見守っていくのだ。そう決めたのだ。
きっとこの悔しさが大山を大きくし、この悔しさがいずれ何倍もの大きな喜びとなってファンに還元される日が来る。そう信じている。

この試合前の巨人の円陣で北村が「相手ピッチャー藤浪さんですけど、当てられる前にしっかりバットに当てて、初回からエンジン全開でいきましょう!」と声出したことが球団の公式ツイッターで動画配信され、巨人が阪神に「失礼でした」と謝ったという出来事があった。
藤浪が死球を提供するピッチャーであることは間違いではないし、恐らく他球団でもこの手の冗談は言い合っていると思うが、今の世の中は必要以上に不謹慎を狩る傾向にあるので公式ツイッターに配信してしまったのはうかつだった。
これで藤浪が勝っていれば気持ちよかったのだが、そうならないのが悔しいところである。
とにかく、あらゆることで話題になるのが藤浪晋太郎
これも笑い話にできるよう、復活し更なる飛躍を遂げてほしい。