阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

第94戦 vs巨人15回戦【2019.7.27】

東京ドーム
阪神 000 010 100 01 3
巨人 110 000 000 00 2
本 マルテ9号
○飯田1勝 ●田口3敗1S S藤川4勝1敗2S
阪神 西、浜地、ジョンソン、岩崎、守屋、高野、飯田、藤川
巨人 今村、大竹、沢村、高木、デラロサ、中川、田口

先発の西が1裏、2裏に1点ずつ与える不安定ピッチング。
ローテを守るのは立派だが、粘りのきかない投球は褒められたものではない。
もともとオリックスでも貯金を作れなかった投手。我々の期待が大きすぎたのだろう。
五分五分のピッチャーという認識を頭に刻み込もうと思う。

7表、1点を追いかける展開で偉かったのは7表のマルテのソロ。
負けたくない、という気持ちが具現化したホームランにナインも活気づいた。
これも新加入のソラーテ効果と無理やりこじつけたい。野手に助っ人仲間が増えればマルテも嬉しいのは間違いないのだから。
5表に二死からタイムリーを放った北條の勝負強さも立派だった。
北條は、なぜか一つ一つのプレーが昨年より雑になっている気がするので、もう少し落ち着いてプレーすることを薦めたい。

3裏以降は西から7人のリリーフ陣を投入し、ジャイアンツを0点に封じた。
昇格してきたばかりの飯田と高野はそろってピンチを作り出したが、何とか無失点で切り抜けた。高野は移籍してきたばかりだが、飯田はそろそろ安定感を手にしないと厳しい立場である。能見の後を継ぐようなサウスポーリリーフに成長してほしいのだが。
10裏には髙山の背面キャッチでサヨナラ負けを阻止した。
春季キャンプで筒井コーチから外野フライノックの嵐を目の当たりにしてきただけに、こういうプレーを目にすると感慨深いものがある。

11表に大山のタイムリーで勝ち越して勝利。
いろいろ言われているが、頑張っていると思う。
大らかな気持ちで見守ってあげたい。

この日、メッセンジャーが右肩の治療で帰国している。
昨年の後半から精彩を欠く球団史上最高の助っ人右腕にかつてない試練が訪れている。
よもや、今季の不振で解雇ということは無いと信じたいが、とても心配である。