クライマックスシリーズ・ファーストステージ 第1戦 vsDeNA【2019.10.5】
横浜スタジアム
阪神 000 100 430 8
ベイ 300 040 000 7
本 筒香1号 北條1号
○ドリス1勝 ●エスコバー1敗 S藤川1S
阪神 西、守屋、ガルシア、島本、能見、ドリス、岩崎、藤川
ベイ 石田、今永、バリオス、エスコバー、国吉
大逆転勝利で先勝。
6連勝でシーズンを終えた勢いそのままに試合をひっくり返して逃げ切った。
この勝ち方ができるならば、東京ドームへ行ける! そう思わせてくれる試合だった。
先発の西が5連打を浴び、しかも足に打球を当ててまさかの0/3で降板。
すでに筒香3ランを喰らい、なおも無死1、2塁の状況で緊急登板の守屋。
ここで踏ん張った。追加点を許さなかった。
凄く攻められたようで、結果的にはホームランだけの3失点。本拠地ともいえるハマスタで3点ビハインドなら、まだわからない。
しっかり後続を断ち切った守屋を褒めてあげたい。
4表に梅野の犠牲フライで1点返す。2点差。
このイケそうな雰囲気を島本が崩してしまう。二死から4連打され無念の4失点。
1-7
万事休す。
さすがに6点差を跳ね返すのは厳しい。
そう思った。
そんなファンの心理とは裏腹にベンチはあきらめていなかった。
7表。
髙山の二塁打を木浪が返し
2-7
二人とも途中出場での活躍。チーム内での競争が良い形で表れている。
なおもチャンスを作り、一死1、2塁で北條が3ラン!
5-7
これはまだわからない。やってしまうかも。
そんな雰囲気が画面越しに伝わってくる。
そして8表。
先頭の糸原はセカンドゴロも梅野がヒット。髙山のピッチャーゴロでランナー入れ替わり、二死1塁。
髙山が盗塁し、二死2塁。バッターボックスは木浪。
1、2塁間を抜けるしぶといタイムリーで1点差。
6-7
続く近本もヒットでつなぎ、なおかつ盗塁も決め2、3塁の大チャンス。
打席には再び北條。
エスコバーの投じた3球目をセンターへ運ぶ。打球は前進守備の神里の頭の上を越えていく。
8-7
逆転!
8裏を岩崎、9裏を球児が締めてゲームセット。
先発がワンアウトも取れずに降板しても勝つ。今季、しっかりと整備された投手陣の力があってこその勝利。北條ももちろんえらいが、投げ切ったリリーフ陣を褒めたい。
唯一打たれてしまった島本だが、後半戦の安定感は抜群だった。必ずやリベンジの機会が訪れる。その時に真の力を見せつけてやろう。
この日はラグビーワールドカップの日本vsサモア戦も行われた。
しっかりと4トライを取っての勝利に、喜びも倍増。
良き1日となった。