阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

第53戦 vs広島10回戦【2019.5.31】

マツダスタジアム
阪神 000 000 001 00 1
広島 000 010 000 01 2
○レグナルト4勝 ●能見1敗
阪神 西、守屋、島本、藤川、ジョンソン、能見
広島 床田、フランスア、中崎、一岡、レグナルト

西と床田。
二人とも良かった。
床田。オープン戦の時からカープの新たな戦力として期待大、という評判だった。期待外れに終われば良いなあ、と思っていたが期待通りの活躍をしている。
どうしてカープには毎年飛躍する投手が出てくるんだ。ずるい。
良いピッチャーは打てない。もうこれは仕方ない。ただでさえ打てるチームではないのだから、相手が良い時は無理。あきらめるしかない。
結局、床田は7回を散発5安打に抑えた。
一方の西も7回6安打2四球6奪三振。さすがのピッチング。だが、5裏に菊池から甘く入ったボールをセンター前に運ばれるタイムリーを浴びて1失点してしまった。
菊池、去年は打棒がふるわなかったのに今年はしっかり打てるようになっている。ちゃんと修正してくるのね。
このまま0-1で試合が終わるかと思ったが、9表に梅野が同点タイムリーで試合を終わらせない。
こういう粘りはファンの気持ちを熱くさせる。
中崎は今一つ安定感に欠ける時がある。それがこの日だったのだろう。よくそこを突いて打った。
二死から梅野につないだ高山のヒットも良かった。高めのボール球をライト前に運んだ一打は高山の天才的打撃センスの賜物だろう。

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天才・高山。

だが、この粘りも空しく11裏にサヨナラ負け。
能見は1、2塁にランナーは出したが、二死まで抑えていた。野間にも2ストライクと追い込んでいた。
が、空振りを狙ったであろうスライダーが真ん中に入り、打球はレフトへ上がり、前進守備の糸井の上を行った。
無念。
しかし、粘った。
漫然と負けるよりも、最後まで抵抗して負ける方が良い。
シーズン前に矢野監督が言っていた「良い60敗をしたい」という方針に則った戦い方であったと思う。