阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

第5戦 vs巨人2回戦【2019.4.3】

東京ドーム
阪神 000 000 030 3
巨人 004 000 20X 6
本 丸2号 岡本1号
メルセデス1勝 ●青柳1敗    Sクック3S
阪神 青柳、飯田、藤川
巨人 メルセデス、クック

3連敗。試合前に梅野が「骨折の疑いで帰阪」という一報が飛び込み、その衝撃に呑まれたように負けた。
青柳は一番打たれてはいけない人に立て続けにホームランを浴び、悪い流れを止めるどころか、相手をさらにのせてしまった。確かに丸のホームランはうまく打たれた感じもするが、その前の坂本をフォアボールで出塁させてわざわざ丸の前にランナーをためている。ツーアウトからピンチを広げるピッチング、改善してほしい。そして、岡本に続けて被弾。ホントに余計。
今の打線に4点のビハインドはキツい。それでも抑えて行けば光明が差すこともあるかもしれない。6回から投げた飯田にはそういう想いがこめられている。だのに、7裏にツーアウトから3連続フォアボールで岡本に致命的な2点タイムリーを浴びた。なんか、ホントにガッカリする。オープン戦でもそこまで良く見えなかったのに開幕一軍なのは、私には感じることの出来ない素敵要素があるからなのだろうと思っていたが、そんなことは無かった。やっぱり謎の開幕一軍だった。もう中継ぎ左腕ロングリリーフは島本一人で頑張ってもらおう。
だいたい3連続フォアボールの時点で替えなきゃダメ。飯田を信頼しすぎ。4点ならば奇跡が起これば取り返せるけど、6点は奇跡が起きても取れない。そういう局面だった。仮に替えた投手が打たれてしまうのは仕方がない。要はベンチが勝ちに行く姿勢を見せてるか否かの問題。際どいボールを見逃されてのフォアボールではなく、打者への気迫負けで出してるフォアボールなのだから、そこで4番打者と対峙させても勝つ可能性は低い。
あまりベンチワークに文句をつけることはしないのだけど、この場面は気になった。

打撃は相変わらず湿っていた。
大山は深刻。4表の一死1、3塁での犠牲フライにもならないライトフライとか、8表の二死1、3塁で初球の甘いスライダーを見逃して、結局高めの釣り球に手を出し3球三振とか、かなりイラつかせてくれている。だが、本人も「流れを止めてしまっているのは分かっている。結果が勝敗に直結するので、明日やり返せるように頑張ります」と言っているので、明日やり返せるように頑張ってもらおう。
それでもイライラが収まらなければオリックスファンの気持ちを考えよう。4番の吉田正尚はいまだ1安打で.050という悲しい数字だし、チームもいまだ勝ち星なし。まだ、我々の方がマシだ。このくらいで怒ってはいけない。
江越がやっぱり打てない。8表に飯田の代打で出てきたけど、これまでと何も変わっていなくて、もはや愛おしい。甘い球見逃して1ストライク、高めの直球にタイミング合わず空振りで2ストライク、落ちるボールに空振りで3ストライク。素敵なテンプレート。
中谷も8表こそヒットでチャンスを作ったが、9表は直球に空振り三振でゲームセット。ネクストには鳥谷がいたのにな。こんな試合でも応援してくれているファンに鳥谷を見せてほしかったな。いつになったら直球克服できるのかな。たぶん出来ないんだろうな。
ちなみに9表で無死1、2塁でクック危うしの状況だったのに、ゲッツーで一気にファンを興醒めさせた糸原の罪も重いことを忘れないように書いておく。

今日の一番打者は北條だった。木浪、ついにスタメン落ち。まあ、仕方ない。1本出れば変わると思うが、チームに出し続ける余裕がない。幸い二軍に上げたい野手も見当たらないので、しばらくはベンチからチャンスをうかがうことになるだろう。

貯金2だったのがあっという間に借金1。でも、明日勝てばトントン。明後日から開幕の心持ちで戦える。そんな大事な試合の先発はプロ発登板の浜地。3/28のファームでは6回3安打2失点(自責0)の好内容。初物に弱いジャイアンツなので、大丈夫。たぶん。きっと。