阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

第6戦 vs巨人3回戦【2019.4.4】

東京ドーム
阪神 000 010 000 1
巨人 300 321 01X 10
本 岡本2、3号 坂本勇1号 亀井1号 坂本1号
○高橋優1勝 ●浜地1敗
阪神 浜地、望月、島本
巨人 高橋、桜井、大江

4連敗。借金2。
ここまで良い所が全くない試合も珍しい。
何が良くなかったかを書いていくとキリがないので、絞る。
上本を断罪しよう。
巨人の先発は新人の高橋。緊張の初登板。プレッシャーをかけて試合のペースを握っていきたい。その中で一番打者に起用されたのが上本博紀
事もあろうに初球を打ち、ピッチャーゴロ。止めたバットに当たってしまった感があり、不運と言えば不運だが結果が全て。いきなり最初のアウトを取らせ、かなり高橋の心を和らげてしまった。初球に手を出すなら出塁しなきゃダメ。一番に起用された意味を分かってない。いや、わかっているだろうが実践できてない。矢野監督もガッカリしたことだろう。
そして望月。
飯田に代わって昇格してきたが、3回4安打2四球2死球3失点。
何しに来たんだろう。平田2軍監督、他にいなかったんですかね?
9失点だろうが6失点だろうが負け試合だが、観ているファンの心情としては負けていても良い投球は観たいし、何か光るものを見つけたい。が、良いところまるで無し。
打たれた2本のホームランはそこまで甘い球でもないので、完全に力負け。ということは単なる実力不足。時期尚早の昇格だったことは否めない。
陽へのデッドボールはかなり痛そうだった。陽も打ちにいって当たっているので望月が悪いわけではないが、坂口に続き主力を故障させるヒットマン投法はいつか報いを受ける気がする。すでに梅野が喰らっているが。。
ちなみに左腕ロングリリーフの島本は押し出しで1点取られた。こういう勝負弱いところ、投手陣全般で去年から改善されてない気がする。
ついでに浜地。
2本打たれたホームランはいずれも変化球。直球はやたらと評価されているので、変化球を狙い打ちされた感がある。坂本のリード、相手スコアラーから完全に見透かされているのではないか。
その坂本、初回のゲレーロ、亀井の重盗で防げる点を与えてしまった。
二死1、3塁での重盗。単純にゲレーロだけ刺せば何のことはない状況だった。相手の奇襲に呑まれ、セカンドへの送球が乱れ刺せず、送球を受け取った北條も悪送球で本塁タッチプレーにもならなかった。
原因を探るならば、若いコーチ陣の経験値の浅さと選手たちの準備不足であろう。

こういう時はオリックスのことを考えて、心を和らげる。
未だ勝利無しのオリックスファンの辛さを思えば、我々は2勝している。
が、吉田正尚の打率(.083)と大山の打率(.095)は肉薄している。

翌日先発予定のメッセンジャー
「ここのところちょっとチームがなかなかいい野球ができていない。個人個人がしっかり仕事をして。自分としては長いイニングを投げるだけ」
とコメント。
もうここはエースの魂のピッチングに託すしかない。
そして、骨折の梅野も治療しながら治す、という強行策に出るとのこと。
シーズン7戦目にして悲壮感が漂うが、我々に出来ることは信じることのみ。