阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

第9戦 vs巨人1回戦【2023.4.11】

東京ドーム
阪神 000 000 010 1
読売 100 000 24x 7
本 中田4号 大城1号
○戸郷2勝 ●西勇1敗
阪神 西勇、富田、浜地、ビーズリー
読売 戸郷、高梨、田中豊、鍬原

この日はGW明けにカナダへ留学しにいくKが同行者。
昨年の9月にハマスタへもKは同行してくれたが、その時は藤浪が乱調して敗戦。藤浪、アメリカでも同じようなことをしているな。アメリカ人にいじめられてないかな。心配。
で、この日も敗戦。
「この人と行くと負ける」
そういうの、あるよね。そんなものは払拭したいのだけど、Kは少なくとも1年間はカナダから帰ってこないので、このジンクスを破るのはしばらく先になりそうだ。

打てんなあ。差し込まれるばっかり、ポップフライばっかりやもんな

打ち上げちゃうと明るい未来が見えないからため息が深くなる。
チャンスを作っても打たないのは見慣れているけど、慣れているだけで楽しいわけではない。あまりの貧打に色んな評論家や記者が打順の組み換えがあるのかないのかを書きたてている。
さて、岡田監督はどうするか。

★ピックアップ
西勇輝
なんだかんだ試合を作ったのはその経験値の高さがあってこそ。
なかなか評価すべき選手が見当たらないので消去法でピックアップ。

《試合メモ》
・ファーム。井坪陽生(ドラ3)が止まらない。打率は驚異の.415。もちろんリーグトップ。安打数もトップ。
中野、マルチ。昨季はチャンスに弱かったが、今日はタイムリーを打った。それにより最もつまらない負け方である完封負けを防ぐことができた。
木浪、マルチ。ショートレギュラーの座を渡すものか、という意志が伝わってくる。良きかな。
近本、ヒット。それ以外の打席も良い当たりが出ているので、いずれ手が付けられなくなるはず。
・4裏。森下が補殺で2塁からタッチアップした中田翔を刺す。見事な中継プレー。爽快。人を殴るやつにのうのうと野球をさせてはいけない。今からでも無期限謹慎にすべき。

西勇輝、6.2回97球6安打2四球1死球奪三振3失点。初回に先制された時は滅多打ちされるかと思ったが、7回途中まで投げたことは評価できる。が、君に求めるものはもっと上。オコエなんぞにポカスカ打たれたのは反省だ。
・7裏。西勇の後を受けた富田が2球でブリンソンを打ち取り無失点ピッチ。
・8裏。浜地の後を受けたビーズリー無失点ピッチ。ピンチは作ったけど。

《ちょっと反省》
・1裏。オコエのレフト前ヒットをノイジーファンブル。無駄に塁を進ませる結果となり、先制点を与えるきっかけを作ってしまった。まあ、外野経験少ないからな。筒井コーチも「ノイジーの外野は伸びしろしかない」って言ってたし。
・3~7番が無安打では勝てない。今岡&水口コーチ、何とかして。
・8裏。浜地1アウトも取れず4失点。試合を決めてしまった。いま、浜地は苦難の時を迎えている。乗り越えてほしい。

●指揮官コメント全文

-打線がまず…
「(苦笑しながら)打てんなあ。差し込まれるばっかり、ポップフライばっかりやもんな、フライが」

-戸郷も状態は良いほうだったと思うが?
「思ったよりもストレートが多かったよなあ、きょうは。うーん、前半からなあ。そら多いのはわかるわけやからなあ」

-なかなか佐藤輝の兆しがみえない
「そら見えへん。見ての通りやんか。そんなん、お前。そういう質問はわかってることやから、あんまり…。結果論を言うてもしゃあないやん」

-クリーンアップが無安打
「ぉん。もうだから差し込まれのフライばっかりやからなあ」

-森下も3試合ぶりにスタメンに出たが
「いや~ちょっとまたおかしなってんもんな。バット出えへんもんな。なぁ」   

-巨人打線は状態上がってきた
「いや、状態上がってるいうか、今日はオコエなぁ。ほとんど勝負ではオコエにやられたような(もの)みたいやけど。だから、状態上げるようなんやったらあかんわな。最後、浜地にしてもな。ほんま、何とか立ち直るそういうアレをやったけど、しんどいよな。ボールが飛ぶよな、なぁ。ホームラン3本か。ヤクルトからな」

-1点返したあとだけに
「いやいや、2点なあ。1点取って分からへんし、ちょうどな、いい展開いうたらおかしいけど、浜地も立ち直るにはええ点差いうたらおかしいけどな、ぉん、そう思たけどな」

-下(二軍)も考える
「そら考えなあかんやろな、こんだけそらお前、えー、結果、投げて打たれとったらな。そらしょうがないわ」

-西勇は
「そうやなあ、だからオコエの相性もな、オコエが一番タイミング合うとったけどな、そこ何とかのー、長野のゲッツーもあったけどな、もう1人な、頑張ってくれとったら分からんかったけどな」

-守備は中継プレーだったり、いいプレーが出たが
「まあでも、お前点取れん…お前1点じゃ、ずっと4試合1点かいな。4試合1点じゃそりゃな、なかなか勝てんわな、うん」

-もう少し辛抱っていうイメージ?
「いや、それはわからん。いや、変えたくないとは言うてないよ」

-久々に出たタイムリーっていうのを今後にどうつなげていくか
「まあタイムリーっていうか、まあそらチャンスもな、ほとんどなかったし。まあな、あそこでまあ残ってクリーンアップやからな。2人ランナー残ってクリーンアップで。まあなんとかな、ピッチャー代わったから。そりゃピッチャーは代わるわな。次、右が続くんやから、そんなん代わるのはもう予定してることやけど、そこでな。やっぱりな、なんとかこうな、もうちょっとええ内容で対応せんとあかんわな。まあ打ち取られ方が悪い。はっきり言うて」