契約更改⑤
第5弾
岩崎 優
【8000万円(+5000万円)】
48試合/3勝0敗/防1.01
毎年、春季キャンプで先発か中継ぎかを問われる立場だったが、もうそんなことはない。19年はインフルエンザで離脱もあったが、強力リリーフ陣の一翼を形成し、チームに貢献した。PJがいなくなる20年は更なる飛躍が期待される。19年のCSでは岡本に被弾し、それがシーズン最後の登板となった。その悔しさをぶつけてもらいたい。
原口 文仁
【2800万円(-200万円)】
43試合/1本/11打点/0盗塁/率.276
大腸がんからのカムバックには涙した。本当に、戻ってきてくれてありがとう。ロッテ戦での代打ツーベース、ハム戦でのサヨナラタイムリー、オールスターでの2試合連続弾と病み上がりとは思えない活躍を見せてくれた。しかし、本人の目指すところはレギュラー捕手。梅野、坂本とライバルは強力だが、不屈の男に不可能はない。
藤浪 晋太郎
【6300万円(-1100万円)】
1試合/0勝0敗/防2.08
こんなはずじゃない。本人も首脳陣もファンも、みんながそう思っている。私は信じている。君は出来る子だ。タイガースファンだけでなく野球に関わる誰もが、その復活を望んでいる稀有な選手。20年、進化を遂げた姿を見せてくれるものだと思っている。
コロナが何だ!
近本 光司
【4500万円(+3000万円)】
142試合/9本/42打点/36盗塁/率.271
ドラフト1位の期待の星は、超積極野球を掲げる矢野阪神に相応しい選手だった。新人セ最多安打記録を更新し、盗塁王を獲得。しかも盗塁のタイトルは狙って獲った、と言うから恐れ入る。20年は不動のセンターとして、引っ張ってもらいたい。願わくば3割50盗塁。
藤川 球児
【20000万円(+6000万円)】
56試合/4勝1敗16S/防1.77
シーズン序盤は不安定な面をのぞかせたが、クローザーを任されるようになると本来の力が発揮され、終わってみれば39歳にして驚異の成績でシーズンを終えた。また、CSで見せたイニングをまたいでの力投は胸を打った。あと7セーブで名球会入りとなる20年は不動の抑えとして、19年以上の活躍を望んでいる。
秋山 拓巳
【3200万円(-800万円)】
10試合/4勝3敗/防4.26
手術明けだった19年は平成最後の勝ち投手にもなったが、本来の力を出し切れたとは到底言えない。皆が求めるのは17年シーズンの安定感のあるピッチング。きちんとしたコメントを残すことができる選手なので、お立ち台に立つ姿をたくさん見せてほしい。
北條 史也
【2800万円(+200万円)】
82試合/5本/20打点/2盗塁/率.247
伸び悩んでいる。守備に関しては退化している。木浪というライバルが現れ、植田も成長しその立場は危ういものとなっている。チームが大量助っ人補強に出た20年は、出場チャンスもより少なくなってくるだろう。すべての項目において向上が求められるシーズンになる。結婚もし、発奮材料は増えた。意地を見せてくれ。
能見 篤史
【9500万円(-1500万円)】
51試合/1勝2敗/防4.30
初めてのシーズン開始とともに中継ぎとして起用された。強力リリーフ陣を支えてくれたが、もう少し安定感が欲しかった。41歳で迎える20年シーズンは、ベテランの調整力、経験が大きな武器になるだろう。球界一の上品フェイスがほころぶシーンを何度でも見たい。
糸井 嘉男
【40000万円(±0万円)】
103試合/5本/42打点/9盗塁/率.314
ケガ多き超人。3割をキープしていただけに故障離脱は痛かった。面白コメントで紙面をにぎわせている場合ではない。守備でのケアレスミスも目立ち、年俸に見合っているかと言われれば首をかしげざるを得ない。契約最終年となる20年はフルシーズンの活躍で真の超人たる姿を見せてもらいたい。
福留 孝介
【13000万円(-2000万円)】
104試合/10本/47打点/0盗塁/率.256
虎の若頭。ここぞで見せるバッティングにはほれぼれする。が、成績は落ちている。故障離脱もあり、本人も納得のいくシーズンではなかったはずだ。情けないことに若手たちがまだ頼りないので、福留にはまだまだ引っ張って行ってもらいたい。オジキ、頼みます。
西 勇輝
【20000万円【±0万円)】
26試合/10勝8敗/防2.92
移籍初年度はローテの中心としてシーズンを全うしてくれた。だが、ここぞの場面で抑えられず、勝ちきれないこともあった。オリックス時代からの悪い癖である。メッセの抜けた20年は不動のエースとして、その責任は更に大きなものとなる。10勝では物足りない。15勝を!
梅野 隆太郎
【10000万円(+5000万円)】
129試合/9本/59打点/14盗塁/率.266
1億円プレーヤーの仲間入り。2年連続ゴールデングラブ賞は称賛に値する。シーズン序盤で足の小指を骨折するも、不屈の魂で出場し続けサイクル安打を達成するなど、ハイアベレージを残し続けた。後半は疲れも見え始め打率は2割6分台に終わったが、捕手としては立派な成績だ。二桁本塁打、2割8分ならばベストナインもあっただろう。打倒会澤翼。きちんと喋れる選手会長は、20年も扇の要としてチームを引っ張る。