阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

第120戦 vsヤクルト20回戦【2018.9.14】

阪神甲子園球場
ヤク 100 003 000 4
阪神 000 000 000 0
○原5勝7敗 ●小野7勝6敗
ヤク 原、石山
阪神 小野、能見、望月、伊藤和

この日も初回に先制点を取られた。
これで4試合連続である。
先発投手はいったいどのように調整して試合に臨んでいるのだろう。
打てない、と嘆いている状況なのにいきなりハンデを背負わせる展開を作り出す。
逆転勝ちはエンターテインメントとしては見応えがあるが、何もわざわざ初回にそのシチュエーションを作らなくてもいいじゃないか。
そして逆転できればこれに勝る喜びはないが、そのまま負ければ空しいだけである。
この試合、エンターテインメントは発動しなかった。
原のキレのある変化球に翻弄され、手も足も出なかった。
審判ですら、少しボール気味のコースをキレの良さに押されてストライクコールしていた。
どうして、タイガース戦でそういうピッチングをするのだろう。
広島相手にやれよと言いたい。

ただ負けただけならまた明日頑張ろうと言えるが、この試合には悲劇が待ち受けていた。
4表の守備で井野のショートゴロを横っ飛びした際に左肩を痛めた。
打球は見事に好捕したが、起き上がれない。表情も悲痛である。
亜脱臼。
後半戦は不動のショートとして出場し、3割をキープし続けていただけに悲しすぎる故障である。
これまでケガらしいケガをしたことがない選手。本人も辛かろう。
奇しくも、前日には

阪神・北條のメンタルを変えた一言 「前向きに考えるようになった」 - スポーツナビ

という記事が出て、今後の更なる躍進を期待されていた。
脱臼は癖になったりもするという厄介なケガである。
彼が身に付けた「前向きになれる」力を存分に発揮して焦らずにしっかり治して、来季に元気な、そして進化した姿を見せてもらいたい。