阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

第119戦 vs中日21回戦【2018.9.13】

阪神甲子園球場
中日 103 110 000 6
阪神 000 101 000 2
○松坂6勝4敗 ●才木5勝8敗
中日 松坂、ロドリゲス、岩瀬、佐藤
阪神 才木、岩崎、望月、伊藤和

阪神タイガースというチームはお人好しなチームである。
松坂の今季6勝のうち3勝をプレゼントしている。
怪物の復活に大いに貢献。プロ野球界の至宝が再び輝ける舞台を3度も用意してあげた。
しかも、この日はここ最近引退発表をするいわゆる松坂世代に捧げる記念の白星となった。
村田修一杉内俊哉後藤武敏
ヒーローインタビューでは「彼らの分も気持ち込め、僕は頑張るという決意表明」なんて語ってた。
新聞紙面も作りやすく、実に世間の動向に忖度している球団だと思うのである。

金本監督は「なんでかな。うちだけじゃないかな、松坂を打てないの。なんでかな」とコメント。
我々もテレビ画面越しに観ていて、同じ感想を持つ。
全盛期ならいざ知らず、球速も球威も衰えたロートルピッチャーを打ち崩せないのは謎である。
その謎を、悔しいので「お人好し」の一言で片づけようとしているのである。

こちらが打てないのであれば、抑えればいいのだが、才木は前日の岩貞と同じように二死から先制点を奪われる最低の立ち上がり。
粘る力。頑張って養ってほしい。