阪神タイガース観戦記

このブログは阪神タイガースの試合を私見で振り返るものである。

第117戦 vs中日19回戦【2018.9.11】

阪神甲子園球場
中日 300 110 002 7
阪神 001 310 100 6
本 アルモンテ13号 ビシエド25号 大山4、5号
○岩瀬2勝2S ●ドリス1勝5敗29S S佐藤1勝2敗4S
中日 ガルシア、ロドリゲス、福谷、岩瀬、佐藤
阪神 メッセンジャー、岩崎、桑原、能見、藤川、ドリス

メッセンジャーが初回にアルモンテから3ランを喰らう。
ツーアウトまでこぎつけてからの大量失点は痛い。
相手はガルシア。12勝を挙げている投手から3点を返すのは並大抵のことではない。
重い雰囲気が甲子園を包む。
4表。1点を返し反撃ムードがわずかながらに灯った矢先、ビシエドにライトポール直撃のソロを浴びる。
切れそうで切れずにポールに当たるホームラン。嫌な失点である。
これでメッセの集中力は切れた。8番松井雅に頭部死球で危険球退場。
ここ8戦で勝ち星のないエース。これではチームも浮上しない。
ちなみに危険球退場はこれで今季球団5人目。ちょっと多すぎる。

この危機的状況に発奮したのは昨年のドラ1、大山悠輔。
2本のホームランを放ち、ゲームをひっくり返した。

が、この勝ち越しをフイにしたのは守護神ドリス。
9表にアルモンテに2点タイムリーを打たれる。
8月はそこそこ安定した投球を見せていたが、9月までは続かなかったようだ。
ドリスに限らずだが、我が投手陣はフォアボールで出したランナーを高確率で得点に結びつけられている。
粘りというものが乏しい。

負けそうな試合をひっくり返したのに、最後の最後で逆転負け。
観終わった後の虚無感たるや。
打てない。フォアボール連発。春先の課題は最後まで改善されることなくシーズンは終わろうとしている。
この先、クライマックスシリーズに進出しようがしまいが、首脳陣の指導力が問われるシーズンオフとなるだろう。